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震度算出(支承設計)のなぜ? 解決フォーラム |
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下部工プロダクトと連動して、下部構造の耐震設計を行うにはどうすればよいか? |
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●下部工プロダクトとの連動イメージ
下部構造の耐震設計を静的照査法により行うには、構造物の固有周期から決まる水平設計震度と下部構造が支持している上部構造部分の重量を知る必要があり、「震度算出(支承設計)」では、静的フレーム法によりその水平設計震度と分担重量を求めています。また、固有周期を算出するために必要な「剛性モデル、基礎バネ、塑性率」は、「RC下部工、橋脚の設計、橋台の設計」といった「下部工プロダクト」より得られます。本機能は、それらの製品間のデータ連携を橋梁プロジェクトデータファイル「*.F8W」を介して行うもので、下部構造の照査などの耐震設計が効率良く行えます。
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▲下部工プロダクト連動イメージ |
●下部工プロダクトとの連動手順
1)下部工データの作成:下部工プロダクトを起動して、通常通り下部工データの作成(入力・修正)を行い、そのデータを橋梁プロジェクトデータファイル「*.F8W」へ保存します。
2)橋梁データの作成:「震度算出」にて橋梁プロジェクトデータファイル「*.F8W」を開き、下部工を配置した後、計算を実行します。なお、下部工プロダクトのデータは、「震度算出」では編集することができません。
3)下部工データの検証と修正:下部工プロダクトにて橋梁プロジェクトデータファイル「*.F8W」を読み込んで震度算出の設定や計算結果を取り込み、照査結果を検証します。なお、「震度算出」と「下部工プロダクト」双方でデータの比較表を出力できますので、整合性の取れた正しい状態での計算であるか、またその結果は安全性を満足しているか等が確認できます。
●下部工プロダクトとの連動時の注意事項
「震度算出」の橋梁プロジェクトデータファイルは複数プロダクトで使用されます。そのため、下部工プロダクトのいずれかの製品で編集を行った場合は「計算実行」した後プロジェクトデータファイルを更新し、そのファイルを読み込み直して最新の状態を保つ必要がありますのでご注意ください。
●下部工プロダクトとの連動時の特記事項
下部工プロダクトとの連動時には、下部工の諸条件と基礎条件も連動します。但し、震度算出の解析に必要なデータのみを剛性モデルとして生成し、連動しています。なお、下部工プロダクトが基礎製品と連動している場合、固有周期算定用の基礎バネ値は、基礎製品で算定された値となります。橋台との連動時には、地盤の設計水平震度が自動で取り込まれます。また、橋脚との連動時には、塑性化の判定なども反映されます。その他、「震度算出」の保持しているデータは、「UC-win/FRAME(3D)」のf3dファイルへエクスポートされ、動的解析にも使用できます。
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(Up&Coming '08 新春特別号掲載) |
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