地震波形の場所
道路橋示方書の地震波形は、デフォルトのインストール状態では、C:\Program Files (x86)\FORUM 8\Engineers Studio 9.0.0\Samples\Waves配下の各フォルダにあります。
- 「L2-H08Dosi」フォルダにあるaccファイルは、平成8年道路橋示方書X耐震設計編に示される地震波形です。平成14/24/29年道路橋示方書X耐震設計編でも同じ地震波形とされています。
- 「L2-H24Dosi」フォルダにあるaccファイルは、平成24/29年道路橋示方書X耐震設計編に示される地震波形です。
道路橋示方書が平成14年版から平成24年版へ改定された際にレベル2地震動の地震波形はタイプT地震動の波形が変更されています。タイプU地震動の波形は変更されていません。
新しいタイプT地震動の波形は、地盤種別毎に以下のような違いがあります。
- T種地盤は、最大700galから最大1400galへ(2倍)
- U種地盤は、最大850galから最大1300galへ(1.5倍)
- V種地盤は、最大1000galから最大1200galへ(1.2倍)
以下、各フォルダの波形についてご案内いたします。
1. L1フォルダ
ここに含まれている加速度波形(*.acc)は「日本道路協会:道路橋示方書耐震設計編、平成24年3月」に記載されている地震波です。
2. L2-H08Dosiフォルダ
ここに含まれている加速度波形(*.acc)は「日本道路協会:道路橋の耐震設計に関する資料、平成9年3月、時刻歴標準入力例」に示されている地震波です。
3. L2-H24Dosi フォルダ
ここに含まれている加速度波形(*.acc)は「日本道路協会:道路橋示方書耐震設計編、平成24年3月」に記載されている地震波です。
4. Observed フォルダ
ここに含まれている加速度波形(*.acc)は「平成7年(1995年)兵庫県南部地震の気象庁87型電磁式強震計の記録」です。
5. BridgeDesign-H08 フォルダ
ここに含まれている加速度波形(*.esx)は「日本道路協会:道路橋の耐震設計に関する資料、平成9年3月、時刻歴標準入力例」に示されている地震波を元に加工した波形です。
6. BridgeDesign-H24 フォルダ
ここに含まれている加速度波形(*.esx)は「日本道路協会:道路橋示方書耐震設計編、平成24年3月」に記載されている地震波を元に加工した波形です。
取り込み方
「1、2、3、4」はテキスト形式の加速度ファイル(*.acc)です。「5、6」はバイナリ形式の地震波ファイル(*.esx)です。*.esxファイルは、動的解析用波形として3波形が1つのファイルにまとめられています。その際に各波形の最大振幅は正側にくるように調整されています。通常は、*.esxファイルを使用することを推奨します。
図1 「ファイル」メニューの「インポート」を指定します。
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図3 「貼り付けオプション」画面では何も設定する必要が
ありませんので、そのままOKボタンを押します。
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