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サポートトピックス / UC-win/Road |
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UC-win/Road Ver.9における
ファイル読み込みとデータ変換 |
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UC-win/Roadでは、外部ファイルを読み込んで変換し、地形や道路の生成、あるいは3Dモデルとして利用することができます。また、「UC-win/Roadデータ変換ツール」(別売オプション)を利用すると、DXF地形の変換、3Dモデルの生成・変換などが可能となります。ここでは、主な読み込み可能なファイルと変換ツールについて紹介いたします。 |
UC-win/Roadで地形や道路情報の読み込みが可能なデータとして、標準でShapefile、LandXMLに対応しています。また、プラグインの利用により、インポートとエクスポートが可能なデータとして、IFCファイル、InRoads、12d Modelデータがあります。これらは、既存のUC-win/Roadのデータに対して合成する形でインポートするほか、新規データとしてもインポートすることが可能です。地形は、読み込み後にUC-win/Road内で編集可能な地形パッチに変換されます。IFCファイルを除いて道路情報の読み込みも可能で、エクスポートにも対応しています。PARAMICSデータリンクでは道路ネットワークの交換が可能です。そのほか、読み込み可能なデータとして、GDAL Raster Formatsがサポートする地形データ(SRTM,ASTER,BMNG等)に対応しています。OSCADY PROやSidra、TRACKSなどの交通情報、xpswmmの氾濫解析、EXODUSの避難解析、OpenFOAMによる流体解析結果(VTK形式)の可視化も可能です。マイクロシミュレーションプレーヤーを利用して、VISSIMの交通解析(*.ani.txt)、Legionの群集解析(Legion XML)の可視化にも対応しています。
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UC-win/Roadへの
インポート |
UC-win/Roadから
エクスポート |
ファイル
形式 |
地形 |
道路 |
モデル |
地形 |
道路 |
モデル |
Shapefile |
○ |
○ |
○ |
− |
− |
− |
shp |
LandXML |
○ |
○ |
− |
○ |
○ |
− |
xml |
IFC |
○ |
− |
− |
○ |
− |
○ |
ifc |
InRoads |
○ |
○ |
− |
○ |
○ |
− |
xml |
12d Model |
○ |
○ |
− |
○ |
○ |
− |
12da |
PARAMICS |
標高 |
○ |
− |
− |
○ |
− |
フォルダ単位 |
■表1 UC-win/Roadの外部データ入出力対応
また、Autodesk® Civil3D®とはLandXMLによるデータ交換のほか、さらに、Civil3D®の「COMAPI」を使用したシームレスなデータ連携も可能で、外部のデータファイルを介することなく直接地形や道路情報の受け渡しを行うことができます。 |
UC-win/Roadで読み込み可能な3Dモデルの形式として、3DS,FBX,DXF,COLLADA,OBJ,MD3があります。3DSモデル(拡張子.3ds)は、多くのモデリングソフトが汎用的に対応しており、UC-win/Roadでも、建物、構造物、車両、コックピットなど様々な立体表現に使用できます。FBXモデル(拡張子.fbx)は、環境光や反射光など材質の特性の表現や、テクスチャの照明効果など詳細な表現が可能です。また、モデルに設定されたアニメーションをそのまま読み込むことができ、VRデータ上で歩行者キャラクタや動きのあるモデルとして利用することができます。このほか、DXF、COLLADA(拡張子.dae)、OBJのモデルファイルをFBXモデルファイルと同様に読み込み、使用することができます。なお、現時点のUC-win/Roadでは3DS以外のファイルフォーマットから読み込んだモデルは運転車両としては対応していません。
3DS形式など多くの場合、3Dモデリングソフトから出力する際に、面に貼り付けた画像ファイルも同時に出力されるため、モデルファイルと画像ファイルを1つのフォルダ内にセットで取り扱う必要があります。UC-win/Roadでモデルを読み込む際に、モデルファイルと同じフォルダに画像ファイルが無い場合、テクスチャが読み込まれないので注意が必要です。
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■図1 モデルパネルでのモデル読込メニュー
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■図2 キャラクタモデル読込例(MD3、FBX) |
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3Dモデル出力プラグイン(有償オプション)の利用により、UC-win/Roadから地形や道路、モデルを3DS形式で出力することが可能です。出力した3Dモデルは各種モデリングソフトを使用して編集を行うことができ、それをUC-win/Roadに読み込むことでUC-win/Roadでは対応できない形状の再現などを行えるほか、3Dプリンターなどで出力するためのベースとしても利用することができます。現在は3DS形式のみの対応ですが、今後他の汎用フォーマットにも順次対応いたします。 |
10種類のデータ作成支援ツールを1つにまとめたUC-win/Roadデータ変換ツールのうち、下記ツールによるデータ変換が可能です。
GeoMap3Dデータ変換ツール:GeoMap3Dで出力した地層データをUC-win/Roadで読込可能な形式に変換
SIMAデータ変換ツール:測量データ共通フォーマット(SIMA共通フォーマット)をUC-win/Roadで読込可能な形式に変換
3Dモデル変換ツール:dxf形式や3ds形式などのモデルを読み込み、3ds形式に変換
DXFデータ変換ツール:地形等のdxfファイルを読み込み、UC-win/Road用の地形パッチファイルに変換
各ツールでは表2のように、各種の形式を読み込み、UC-win/Roadで利用可能な形式で出力します。
ツール名 |
対応入力形式 |
対応出力形式 |
備考 |
地形 |
3Dモデル |
道路断面 |
GeoMap3Dデータ
変換ツール |
GeoMap3D出力データ |
xml,dem |
3ds |
− |
地層データを地形パッチや3Dモデルに変換 |
SIMAデータ
変換ツール |
sim
(SIMA共通フォーマット) |
rd,xml |
− |
rs |
測量データ共通フォーマットを地形や
道路断面データに変換 |
3Dモデル
変換ツール |
rm,xml,dxf,3ds |
− |
3ds |
− |
DXFモデルやrmモデルを3DSモデルに変換 |
DXFデータ
変換ツール |
dxf |
xml |
− |
− |
DXF地形データをUC-win/Road用地形パッチに変換 |
*.rd:UC-win/Road データ *.xml:UC-win/Roadで使用する地形パッチファイル
*.rs:UC-win/Roadで使用する道路断面データ形式
■表2 UC-win/Roadデータ変換ツールの対応入出力形式
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■図3 土木3Dモデル作成ツールとUC-win/Roadでの読込 |
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点群モデリングプラグインを利用することで、3Dレーザスキャナで計測した何万点もの点群データの情報をUC-win/Roadにインポートし、利用することができます。
読込可能なファイル形式としては、*.dat, *.csv, *.xyz, *.txt, *.asc, *.f8datを準備していますが、その他の形式でも、テキストファイルであれば、読込が可能です。読込時にX、Y、Z座標及び、RGBの値が何列目の数値であるかを指定することで、計測データの数値の並びが異なる場合でも読込むことができます。
また、地形だけを計測したような場合であれば、読み込んだ点群を地形に変換し、UC-win/Roadの地形データとして使用することができます。道路を計測した場合は、点群の列を指定することで、平面線形・縦断線形、横断面を作成することができます。
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■図4 点群データ編集画面と読み込み例 |
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津波解析結果を取り込み、可視化を行うことが可能です。読込が可能な形式は次の3種類になります。
- 津波プラグイン標準形式
- 外部津波データフォーマット1(DEP形式、SUP形式)
- 外部津波データフォーマット2(DEP形式、Z形式)
このうち、津波プラグイン標準形式は、フォーラムエイト独自フォーマットとして公開しており、どのデータでも同じ形式に合わせていただくことで、読込が可能となります。
UC-win/Roadでは読み込まれた解析結果に基づき、色による水位コンター表現や、リアルな水面表現を行うことができます。 |
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(Up&Coming '13 秋の号掲載) |
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