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サポートトピックス・FEM / FEMLEEG |
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ブロックの生成方法(写像法)について |
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ブロックを生成するコマンドには、写像法、移動法、結合法、コピー法の4つがあります。前号でブロックの概要を説明いたしましたが、今号より4つあるブロックの生成方法を、具体的な操作を示して、順番に説明していく予定です。また、同じブロックを生成するコマンドでも、パラメータの指定によって、生成されるブロックの種類(単純ブロックまたは写像ブロック)が異なります。このような対応関係も併せて説明します。
今号では、1つ目の生成方法である写像法を説明します。 |
コーナー点とサイド上生成節点数(分割数+1)を指定してメッシュを生成するコマンドです。このコマンドで生成するブロックは必ず写像ブロックになります。1次元ブロックと2次元ブロックの生成例と、生成されたブロックの種類の見分け方を紹介します。
例1:1次元ブロック(直線)の生成
ブロックの生成には、あらかじめ節点を生成してからその節点を参照して生成する方法の他に、ブロック生成時に直接、座標値を指定して生成する方法もあります。シート入力で直線の端点の座標値を入力して、節点列からなる1次元ブロックを生成します。
1次元ブロックを生成します
【生成】メニューから【ブロック】‐【直線/スプライン】を選択して、1次元ブロックを生成します。
画面とリストによる、ブロックの種類の見分け方を紹介します。
画面で確認
線画描画で、ツールバーの描画ボタンメニューから「ブロック図」を選択します。
図より1本のサイド(実線箇所)が生成されていることがわかります。(B.1はブロック番号、*印は端点以外の節点を表しています。)
リストで確認
【情報】メニューから−【リスト】を選択して、ブロックの情報(サイド・面データ有り)をリストで出力します。リストより、このブロックはサイド情報を持つので写像ブロックであるとわかります。
例2:2次元ブロック(4角形)の生成
シート入力でコーナー4点の座標値を入力して、2次元要素からなる2次元ブロック(4角形)を生成します。
2次元ブロック(4角形)を生成します
【生成】メニューから【ブロック】‐【4角形】を選択して、2次元ブロックを生成します。
画面で確認
1次元ブロックと同様に「ブロック図」を描画します。
図より、4本のサイドと、そのサイドに囲まれたブロック面が生成されていることがわかります。(S.1〜S.4はサイド番号1〜4を表しています。)リストより、このブロックはサイド・ブロック面情報を持つので写像ブロックであるとわかります。
画面上ではブロック図を描画することで、リストではサイド・ブロック面データを出力することで、写像法で生成されるブロックは必ず写像ブロックであることが確認できました。(3次元ブロックにつきましてはユーザーご自身で操作、確認をしてみてはいかがでしょうか。)
次回は、2つ目の生成方法である移動法の説明をします。 |
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(Up&Coming '17 新年号掲載) |
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