Engineer's Studio®の断面照査は、着目点・示方書条項・照査用詳細入力・照査用荷重定義から構成されます(図2)。つまり、断面照査とは、断面計算に必要な複数の設定項目をまとめて1つの名前を付けたような概念です。
断面照査=着目点+示方書条項+照査用詳細入力+照査用荷重定義
■図2 「断面照査」画面
<示方書条項>
断面照査をどのような規定に準拠して行うかを表すものです(図3)。原則として、道路橋示方書等の規定番号で表しています。完全に規定どおりではない部分もあります。
■図3 「示方書条項」画面
<照査用詳細入力>
断面計算を行うために必要な具体的な入力データです(図4)。たとえば、許容応力度、有効高さ、有効幅、コンクリートの応力ひずみ曲線の設定、等をここで行います。示方書条項に応じて最低限必要な入力データだけを設定するようになっています。
■図4 「照査用照査入力」画面
<照査用荷重定義>
既存の荷重ケース(基本荷重ケース、組合せ荷重ケース、ラン、平均荷重ケース)に対する断面計算の設定です(図5)。各荷重ケースに対して断面計算をする・しないの設定や、許容割増係数等の入力を行います。
■図5 「照査用荷重定義」画面 |