前号(106号)では、Maxsurf上における風圧面積グループ定義の紹介を行ないましたが、今回は、Maxsuf Stabilityにおける同機能を詳しく説明します。
風圧面積グループ定義
風圧面積及び水面下の投影面積の定義と計算法について、一連の機能強化がMaxsurfグループに加えられました。これらのデータは、Maxsurf ModelerとMaxsurf Stabilityに備わるWindage Surfaceダイアログによって定義、編集が可能です。
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■図1. Windage Surfaceダイアログ |
風圧面積グループ
風圧面積グループのコンセプトは、一つのオブジェクトとして取り扱うべきサーフェイスをグループ化するものです。少なくとも2つの風圧面積グループが常に存在し、一つは水面下の横投影面積として計算されます。個々のサーフェイスは、複数の風圧面積グループに加えることができ、水面下グループ以外の風圧面積グループは、それぞれに、摩擦、シールド、ユーザー指定の係数を設定することができます。
風圧面積グループは、ダイアログにあるボタンにより、追加、削除が行なえます。各グループに加えられるサーフェイスは、表中のSurfaceセルをダブルクリックすることにより選択できます。
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■図2. 風圧面積グループの定義とサーフェイス選択 |
風圧面形状の色は、カラーダイアログにより変更できます。水面下プロファイルの色は、Immersed Sectionsで設定します。
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■図3. 色の選択 |
風向
風圧面の方向は、サーフェイスの投影方向で決まります。90°の場合は、真横方向に投影されます。0°の場合は、ロンジ方向の面に投影されます。
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■図4. 90°(上)と70°(下)の風圧面投影 |
ヒールの影響
Maxsurf Stabilityには、正立(0ヒール)状態での投影面積を使うか、ヒールした船舶の実際の投影面積を使うか選択できる機能があります。オプションは、Edit|Preferencesダイアログで選択します。
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■図5. 正立もしくはヒール状態での風圧面積を選択 |
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■図6. 正立状態の風圧面積を全てのヒール角度で使う |
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■図7. ヒール状態の風圧面積を使う |
Multiframe・Maxsurf 製品価格体系変更のご案内 |
下記価格体系は、いずれのソフトについても最新版所有者が対象となります。
Pricing Group |
Software |
SELECT |
SBA |
適用開始日 |
2014年7月 |
2014年10月 |
Multiframe |
\649,000 |
\104,000 |
\105,500 |
Multiframe Advanced |
\1,020,000 |
\164,000 |
\60,250 |
Maxsurf |
\779,000 |
\125,000 |
\126,750 |
Maxsurf Advanced |
\2,781,000 |
\445,000 |
\289,000 |
Maxsurf Enterprise |
\4,635,000 |
\742,000 |
\301,250 |
Maxsurf Modeler Advanced |
\761,000 |
\122,000 |
\18,000 |
Maxsurf Stability Advanced |
\1,001,000 |
\161,000 |
\18,000 |
Maxsurf Stability Enterprise |
\1,391,000 |
\223,000 |
\222,750 |
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Software |
アプリケーション1ライセンスの価格 |
SELECT |
1ライセンスあたりの年間保守契約費用 |
SBA(SELECT Basic Access) |
1ライセンスあたりの3ヶ月間ライセンス使用費用 (超過使用分) |
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