Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais


Vol.
 2




本連載では、2018年8月にフォーラムエイトと事業統合を行ったShade3D社スタッフの執筆により、国産3DCGソフトShade3Dシリーズの機能や関連情報を紹介していきます。
Shade3D 製品プロフィール   https://shade3d.jp/
1986年リリースの国産統合型3DCGソフト「Shade3Dシリーズ」は、累計販売数50万本を超えるロングセラーソフト。モデリングからCADまで幅広く対応しており、今後はフォーラムエイトの開発技術と連携し、3D配筋やクラウド活用などの展開を図っていく予定。
1. Shade3Dのモデリング手法

Shade3Dでは主に3つのモデリング手法で形状を作成していきます。今回はそのうちの1つ「自由曲面」モデリングについてご紹介いたします。



2. ベジェ曲線と自由曲面

Shade3Dで特徴的なモデリング手法としてベジェ曲線と自由曲面によるものがあります。

ベジェ曲線は「線形状」として表記され、末端が閉じて輪になっているものを「閉じた線形状」末端が繋がっておらず端点を持つものを「開いた線形状」としています。「閉じた線形状」と「開いた線形状」は相互に切り替えることができます。

自由曲面は「パート」の一種で、この中にはベジェ曲線のみ収納でき、そのベジェ曲線によって立体を生成するパートとなります。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


3. ベジェ曲線

「コントロールポイント」と呼ばれる制御点とその間の線の曲率を制御する「接線ハンドル」から構成されます。非常に滑らかな曲線と鋭角が描け、自由度が高いのが特徴です。「3DCG」モードの「作成」から「一般」または「自由曲面」タブで作成します。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


4. 接線ハンドルで変化するベジェ曲線

ベジェ曲線の最小構成はコントロールポイント2つ+接線ハンドル2つとなります。接線ハンドルの座標とコントロールポイントの座標が同じ場合は「直線」となります。

接線ハンドルには「イン接線ハンドル」と「アウト接線ハンドル」があり、この接線ハンドルを操作することでコントロールポイント間の線の曲率を調整します。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


5. 自由曲面

お祭りなどで見かける提灯のような竹細工に似た仕組みで立体物を作成するモデリング手法です。

竹ひごの代わりにベジェ曲線を、貼る紙の代わりに面を使います。「3DCG」モードの「パート」タブで作成します。「自由曲面」パートは「ブラウザ」の中にパートとして作成されます。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


6. 提灯の作成

先にあげた提灯を例に説明します。自由曲面を使うとまさに竹ひごと紙で作成するように提灯をモデリングすることができます。

  1. 1.竹ひごの代わりにベジェ曲線の「閉じた線形状」で骨組みを描きます。
  2. この複数の「閉じた線形状」を「自由曲面」パート内に移動すると骨組みに面が貼られて立体になります。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


7. 自由曲面内で交差するベジェ曲線

「自由曲面」パートに入れられるのはベジェ曲線のみですが、さらにルールが1つあります。それは「中に入れるベジェ曲線のコントロールポイントの数が同数」であることです。

●数が同じ場合はすべてに面が張られます

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

●数が違う場合は不正な形状となり面が張られません

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

「自由曲面」は内包する線形状の「コントロールポイント」同士を連結して格子状の骨組みを作成し、そこにできた「長方形」に「面」を張ります。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

ベジェ曲線の特性そのままに、コントロールポイントの数で曲面の滑らかさを調整できます。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


8. 複雑な曲面

ポリゴンメッシュの「面」は「平面」ですが自由曲面の「面」は「曲面」または「平面」となります。ベジェ曲線は数値で曲線を表現しているので、見た目はシンブルなワイヤフレームでも複雑な曲面を保持しています。

同様の曲面を持つ形状をポリゴンメッシュで表現しようとすると、相当数の面が必要となります。

この複雑な面を持ちながら、形状、ならびに曲面の編集が容易なのが自由曲面の最大の特徴であり、利点となります。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


9. ポリゴンメッシュやNURBSへ変換

自由曲面からポリゴンメッシュ、NURBSへの変換は「ツールパラメータ」より行うことができます。ポリゴンメッシュの場合は縦方向、横方向の分割数を任意に設定することができます。

●自由曲面

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

●NURBSへはダイアログ無しに変換されます。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

●ポリゴンメッシュと変換ダイアログ

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。


前ページ
    
インデックス
      
次ページ
(Up&Coming '19 新年号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
12/26  ジュニア・プログラミング
1/6  ジュニア・ソフトウェア
1/15  建設DX/Web4.0入門
1/16  熱応力・ソリッド
  FEM解析

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション