「携帯端末による運転シミュレーション装置・プログラム」の特許取得
2015年2月27日、携帯端末を用いた運転シミュレーション装置及び同プログラムにについて基本的な特許を取得しました。本特許は、サーバと接続したクラウド環境におけるドライビングシミュレーションにおいて、ジャイロセンサーや加速度センサーを利用したタブレット等のモバイル端末でのシミュレーション実行時、センサーの検出値からドライバーの意図、心理、行動を予測し、ステアリング操作をアシストする技術です。2012年12月7日に取得済みの「運転シミュレーションにおいてキーボードによるマニュアル操作を実現する技術」に続いて、「VR-Cloud®」におけるシミュレーションの操作方法について取得したものです。
■特許の概要
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特願 |
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2013-145512 |
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特許出願日 |
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2015年2月27日 |
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発明の名称 |
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携帯端末を用いた運転シミュレーション装置及び運転シミュレーションプログラム |
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▲VR-Cloud®の運転シミュレーション機能 |
▲VR-Cloud® |
国際特許出願中Organic Parkingの日本国内独占開発権を取得
米国ハーバード大学コスタス・テルジディス准教授発案
2015年3月、国際特許出願中のOrganic Parkingについて、日本版開発権利を取得しました。これは、モバイル端末とGPS(位置情報システム)を利用して個人間で公共の駐車場などの駐車スペースの利用時間を取り引きするためのソーシャル・ネットワーキング・システムです。ハーバード大学のコスタス・テルジディス准教授がオーガニック・パーキング社(Organic Parking Inc.)の最高経営責任者を務め、本システムを構築運営しています。
具体的には、スマホ用のアプリにクレジットカードやビットコインなどでお金をチャージしておき、駐車スペースが入れ替わると売り手と買い手の間で自動的にお金が移動する仕組み。買い手が販売したい駐車スペースの情報が、GPS機能付きモバイルで取得した位置情報と一緒に売り手との間でやり取りされるという位置情報の交換技術について、国際特許が出願されています。
フォーラムエイトでは、このOrganic Parkingの日本版を独占的に開発する権利をテルジディス教授より取得。将来的には、3DVRをクラウドで利用可能なVR-Cloud®など自社開発ソリューションとの連携を視野に入れており、クラウド型駐車場予約システムやナビゲーションシステムの構築・提供などが計画されています。
■国際特許出願内容
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特許番号 |
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WO 2014/204483 A1 |
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特許出願日 |
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2014年12月24日 |
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発明者 |
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TERZIDIS, Constantinos, Antonios |
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発明の名称 |
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Exchange of Information About Geographical Locations |
NHKゆうどき「どう防ぐ?高齢ドライバー事故」が高齢者運転シミュレータを取材
2015年2月24日に放映の、NHK「ゆうどき」にて、高齢者運転シミュレータが実験に使用されました。このシミュレータは、フォーラムエイトと名城大学中野研究室との共同開発により、認知機能低下の検出、運転能力の評価、運転能力の訓練が可能となっています。当社は「運転能力測定」の問い合わせ先として、番組ホームページでも紹介されています。
■UC-win/Road 高齢者運転シミュレータ(名城大学理工学部情報工学科) 運転能力測定シミュレータ
- 実際の運転場面に近い運転模擬状態で運転行動を測定
- 運転行動の測定により,運転能力(視覚・認知機能)を定量的に評価
■NHKゆうどきホームページ
http://www.nhk.or.jp/you-doki/archive/20150224.html#02
■UC-win/Road 高齢者運転シミュレータ
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/road/road-kourei.htm
家入龍太氏公式サイト建設ITワールド掲載
「価格は18万円!国産エンジンで作ったフォーラムエイトの「3DCAD Studio」」
建築・土木分野とも、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の導入で、3次元CADなどの設計ツールに対するニーズが高まっています。 こうした流れの中、フォーラムエイトは1月27日、3Dモデリングツール「3DCAD Studio®」を発売しました。建設業界で広く使われているDWG形式のデータを読み書きできるほか、CIMに対応し、同社のバーチャルリアリティーソフト「UC-win/Road」とも連携するソフトですが、その価格はナ、ナ、ナ、ナント、18万円(税別)と、3次元CADソフトとしてはリーズナブルなのです。
低価格の秘密は、ソフトの中心部である3次元CADエンジンにあります。市販されている多くの3次元CADは、外国製のエンジンを採用しており、その使用料を含むためソフトの価格は高くなりがちです。一方、3DCAD Studio®は関西大学を中心にした産学連携の「カイザープロジェクト」で開発された国産の汎用3次元CADエンジンを採用しているため、低価格に抑えることができました。
同プロジェクトで完成したエンジンをもとに、フォーラムエイトは約2年間をかけて入出力機能などを開発しました。このエンジンを採用したソフトとしては、日本発の製品となります。生まれたばかりのソフトなので、機能も3Dモデル作成のベーシックなものが中心です。
例えば押し出しや回転による3Dモデルの作成や、カーブの作図、モデルへの着色、DWG・DXFファイルからの線分やポリラインの読み込み、DWG・3DSファイルへの3Dモデルの書き出しなどです。しかし、建設業向けの機能はしっかりと押さえようという意図が伝わってきます。例えば、道路設計でよく使われるクロソイド曲線の作図も、パラメータによって行えるのです。
今回のバージョンは、まだ生まれたばかりのソフトという感じもありますが、同社は今後、3Dモデルからの図面作成機能や、寸法からモデリングを行うスクリプトエンジンの搭載、作成したモデルをリアルタイムでUC-win/Road上に表示する機能などの開発も計画しています。
■出典:
家入龍太氏公式サイト「建設ITワールド」
2015/02/03掲載記事 「価格は18万円!国産エンジンで作ったフォーラムエイトの「3DCAD Studio」」
http://ieiri-lab.jp/it/2015/02/3dcad_studio.html
■メイン画面 |
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■橋のモデルの作成例 |
■2012年12月8日に開催された
カイザープロジェクトの発表会
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■発表会であいさつする
関西大学総合情報学部
田中成典教授 |
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