Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

便利ソフト情報 HDR (High Dynamic Range) IT TERMS INFORMATION
2017-No.4

 ■ 「HDR」とは

HDRは、ハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range)の略で、動画の場合、コントラストを高め輝度(明るさ情報)の幅を拡大する技術をいいます。ディスプレイの最大輝度が上がれば、最も明るい部分から最も暗い部分までのコントラスト比が高まり、従来のSDR(Standard Dynamic Range)はできなかった幅広い明暗の階調を表現できます。雪原に反射する光や、月明りに照らされた地表の色なども、白飛びや黒つぶれすることなく表せるようになります(図1)。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図1 輝度レベル

 ■ HDRの色域

HDRの映像を制作者の意図通りに体験するには、撮影から伝送・表示に至るまでの映像に記録する輝度の幅と、ディスプレイに表示する最大輝度の両方を拡大する必要があります。輝度の幅が拡大されれば単に明るくなるだけでなく、SDRでは明るく白飛びしていた部分も本来の色が再現されます。高輝度部分の色再現性が高まり、カラーボリュームが拡大し、表現できる色数が飛躍的に増大することで、より現実に近い映像表現が可能となるのです(図2)。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図2 カラーボリュームと色域
出典:総務省ホームページ
   「情報通信 審議会 情報通信技術分科会放送システム委員会報告 概要」
   http://www.soumu.go.jp/main_content/000420557.pdf

 ■ HDRレンダリング

CGの場合、表示するディスプレイの輝度・色域の制限に関係なく幅広い領域でレンダリングを行うことをHDRレンダリングといいます。
HDR(I high dynamic range image)形式で記録すると、人間の眼に近いダイナミックレンジの表現が可能ですが、容量とレンダリング負荷は倍になります(図3)。なお、HDRレンダリングで高精度に記録した情報でも、今のSDR規格のディスプレイで表示すると減色されます。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図3 SDR(左)とHDR(右)レンダリングイメージ

 ■ HDRの規格

現在、2018年の4K/8K本放送に向けたHDR対応4K-IP放送が始まっており、高画質HDRに対応したコンテンツ制作に加速がかかっています。ディスプレイについては、HDR対応でも機種によって最大輝度が異なるのが現状のようです。例えば、最大輝度4,500cd/uでコントラスト40,000:1のような高輝度表示ディスプレイであれば、クルマのヘッドライトや西日のまぶしさなども再現され、臨場感のある体験が可能といえます。

※ 社名・製品名は一般的に各社の登録商標または商標です。


前ページ

インデックス

次ページ
(Up&Coming '17 秋の号掲載)

Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
12/26  ジュニア・プログラミング
1/6  ジュニア・ソフトウェア
1/15  建設DX/Web4.0入門
1/16  熱応力・ソリッド
  FEM解析

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション