Ver. |
日付 |
内 容 |
2.00.00 |
'11.06.08 |
■改訂内容
Education版 Ver2の初版になります(コア部分はVer5.00.04で作成しています)。
- Web公開機能の停止
諸般の事情によりVer2.00.00からデータのWeb公開機能を一旦停止しました。
- ユーザインターフェース
ユーザインターフェースをVer5.0の他の版に合わせました。
- FBX 3Dモデルの読み込み
UC-win/RoadではFBXの読み込みが可能になりました。このバージョンでは、読み込んだモデルは静的モデルとしてシーン上に配置可能です。FBXファイルはUC-win/Roadの中で新しい3Dモデルタイプとしてインポートされます。以前のUC-win/Roadでサポートしていた3Dファイルの読み込み機能と比較すると、座標変換と材料情報が良くサポートされています。この新しいタイプのモデルについては今後も開発を継続し、UC-win/Roadの通常の3Dモデルとして新しくより良い機能を提供する予定です。この機能はUC-win/Roadの既存の3Dモデルを置き換えるものではありません。
- ナビゲーション
UC-win/Roadでのナビゲーションやカメラ移動の操作が格段に改善されました。今ではナビゲーションモードが自由移動/飛行/走行/運転/歩行/追跡モードで明確に切り離されます。
- 自由移動モード:
全てのカメラ移動を使用可能で、「モデル中心に回転」を選択すると、自動的に追跡モードになります。
- 飛行、走行、運転モード:
これらのモードはUC-win/Roadの以前のバージョンと同じですが、さらに運転している車輌や「モデル中心の回転」による移動で走行や飛行中の点を外から追跡できます。また、マウスを使用して車両の内部から視点角度を変更することも可能です(「回転」移動)。衛星移動も可能です。
- 歩行モード:
このモードは改善され、シーン内の如何なる場所でも歩くことができます。このモードでは、環境との衝突が検出され、建物などの環境の外部だけでなく、内部も歩行可能です。
- 追跡モード:
このモードは「モデル中心の回転」移動を置き換えます。このモードではシーン内の如何なるオブジェクトの追跡が可能です。対象となるオブジェクトには静的モデルだけではなく、走行車両や動作中のMD3キャラクタモデルも含まれます。
幾つかのカメラ移動が異なるモードで有効の時、別のモードを利用後「自由移動」ボタンをクリックし明確にフリーモードに戻らなければなりません。
他に改善された機能は以下の通りです:
- 「ジャンプ」機能:
「J」を押して任意の場所へジャンプ可能です。
- 「自由スピン」:
マウスカーソルを回転の中心位置に置き、マウスの右ボタンを押したままマウスを移動してください。
- モデル、旗などを地形上ではなく確実にクリックした位置に配置します。例えば、モデルを道路上に配置したい場合、単に道路上をクリックするだけで、モデルの配置標高が自動的に道路表面の標高に調節されます。
ナビゲーションオプションンやキーボードのショートカットはナビゲーションオプションの編集画面で設定可能です。
- 車両力学
車両の力学モデルが改善されました。サスペンションモデルが利用できるようになり、各タイプの車両に対してパラメータを設定できます。サスペンションモデルはユーザが運転中の車両にのみ機能します。サスペンションモデルを使用することにより、道路上での加速/減速、転回やバンプがより良く再現されます。この機能は必要に応じて無効にできます。
- 河川、道路断面
河川作成機能が変更されました。このバージョンからは河川を道路と同様に縦断線形や断面を含め編集できます。河川断面には必ず水面(断面の編集画面の新しいタイプ)が含まれなければなりません。
断面オブジェクトが更新され、河川の作成をサポートしただけでなく、それ以外に断面に対して独立したブロックを合成した断面の作成が容易になりました。また、車道なしの道路作成が可能になりました。車道なしの道路は運転や走行はできませんが、パスに沿った壁や他の構造物の作成に役立ちます。
自然河川の作成を補助する目的で、道路や河川の所定の箇所で地形処理(カッティング)を無効にすることができます。設定はトンネルや橋梁の設定と同様です。この機能を使用することにより、地形をそのままに、新しい河川作成機能で水面だけを生成します。
- 新しいサウンドシステム
UC-win/Roadのサウンドシステムが更新されました。OpenALライブラリがUC-win/Roadでサウンドを再生するために必要です。PCにこのライブラリがインストールされていない場合は、起動時にライブラリをインストールすかどうか聞いてきます。新しいサウンドシステムは、車輌エンジン音、風切り音、現在の位置から10倍近い車両のエンジン音に対して素晴らしい制御が可能です。サウンドプロファイルを作成でき、それらを車両のパフォーマンスプロファイルに割り当てることが可能です。
ドップラー効果、ローパスフィルタ、トンネルでの残響効果は音響試験の改善に役に立ちます。
- テキストモデル、スクリプト、シナリオメッセージ
新モデルのタイプとして簡単に3Dテキストを作成し、シーンに配置できるようになりました。シーンでは常にカメラと正対させることも可能です。スクリプトやシナリオのメッセージがOpenGL
APIを使用するように更新され、メッセージに透過や3D効果を与えることができるようになりました。
- ビデオウォールとビデオプレーヤ
新しいモデルのタイプとしてシーンにビデオウォールを追加できるようになりました。ビデオウォールはビデオファイルをインポートすることで作成され、シーン内に平面や曲面として表示させることができます。
スクリプトやシナリオで使用されるUC-win/Roadのビデオプレーヤが更新され、以前のバージョンより沢山のビデオ形式をサポートしました。
- 描画パフォーマンス
UC-win/Roadの描画パフォーマンスが幾つかの点で更新されました。幾つかの描画処理が改善され、FPSが向上しました。特に湖沼、ミラー、3Dキャラクタ、道路、樹木の描画処理が最適化されました。さらに、新しいLODが樹木、3Dキャラクタや湖沼で有効になりました。パフォーマンスやLODオプションは、描画オプション画面で設定可能です。
- 気象特殊効果と照光
6つの気象効果が新たに利用可能になりました。それらは描画オプションで設定可能です。
- 雷の表現
- 道路面の水溜まりの反射の表現
- 温度表現
- 雪粒のテクスチャ表示
- 道路面の雨紋表示
- 嵐の表現
更に、太陽光、月光の管理が改善されました。日の出、日の入り時の照光が改善され、描画オプションで拡散光や環境光を調整できます。環境光を増大させると、シーンを明るくすると同時により良い視覚品質を得るのでアイライトは不要になります。
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2.01.00 |
'11.12.26 |
■主な改良点
- Education Versionの英語版に対応しました。
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