第4回 3D・VRシミュレーションコンテスト by UC-win/Road
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(Up&Coming 2006年1月号) |
フォーラムエイトでは、本年も第4回となる3D・VRシミュレーションコンテスト
by UC-win/Roadを11月22日/東京・中目黒GTプラザホールにて開催いたしました。会場はGTタワーに隣接した公共ホールで、100名以上収容のホールが満員となる盛況でした。
今回も応募作品多数のため、本選へのノミネートを11月10日に行い、当社選定委員により10作品がノミネートされました。うち3作品が中国、韓国の作品で、同日ホームページにて発表を行っています。ノミネート作品の事業分野も多岐にわたっており、道路、橋梁、河川、港湾、地下インフラ、施工等の分野が対象となっています。また、UC-win/Roadの交通シミュレーション機能を活用した大規模集客施設建設における交通シミュレーションや駅のサイン計画におけるシミュレーションなどのノミネート作品もありました。参加されたユーザ様、関係者の皆様も楽しくご覧いただけたものと思います。コンテストでは、それぞれ15分間のプ
レゼンテーションを行い、最後にコンテスト参加者と弊社選定委員3名(和田忠治会長及びUC-win/Road開発者)が順位点による投票を行い、選考を行いました。
最優秀のグランプリとして、「国土交通省四国地方整備局 松山河川国道事務所」の「松山外環状道路」が選定されました。準グランプリの優秀賞としては、「中国天津市海河橋梁プロジェクト」(長虹立川科技有限公司)、また海外部門賞として「韓国
東洪川〜襄陽高速道路計画」(韓国道路公社、BASIS Soft,INC.)、アイデア賞として「大都市地下空間インフラモデル」(ニッセイエブロ株式会社)が選定されました。今回は、海外からの応募と参加が多数あり、海外でもUC-win/RoadのVRモデラーが数多く育っていることも実感しました。2006年は、第5回コンテストをさらに規模も拡大して開催いたします。さらに優れた作品の応募に期待したいと思います。
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▲会場・中目黒GTプラザホール |
▲グランプリ、国土交通省四国地方整備局
松山河川国道事務所 |
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松山外環状道路
国土交通省 四国地方整備局 松山河川国道事務所
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松山外環状道路について、本線及び3つのランプ、1つのJCT、側道、複数の交差道路をVR表現。一部地区は、副道、町道についても作成した。ランドマークとして、坊ちゃんスタジアムをはじめとする地物を配置、交差部にも建物を配置している。各地区住民説明会での使用の他、今後広報施設でのドライブシミュレーターシステム展示も予定している。 |
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中国 天津市海河橋梁プロジェクト 〜赤峰橋の設計方案検討
長虹立川科技有限公司 |
天津市は、中国の北方地区最大の沿海開放都市である。 海河は、2008年の北京オリンピックを迎えるため、総合開発プロジェクトとして重要な地区で赤峰橋は海河の開発中心地帯にある。現在、赤峰橋は通過交通能力は限界で、橋梁の両端道路交通の渋滞を招いている。プロジェクトは、1.橋梁の設計案、2.通行方法案検討、3.景観検討、を行うVRデータとして作成された。 |
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韓国 東洪川(ドンホンチョン)〜襄陽(ヤンヤン)高速道路計画
韓国道路公社 BASIS Soft, INC. |
ソウル〜襄陽(ヤンヤン)間を繋ぐ高速道路の一部であり、71.5kmが設計中である。このうち約半分の区間をVRモデルで作成した。この区間は秀麗な自然環境で「親環境高速道路」として指定されている。シミュレーションの目的は、環境破壊を最小化する線形検討、環境生態サービス・エリア設置位置の検討、周辺景観との調和を考慮した橋梁およびトンネル形式検討、防音壁・擁壁の形式検討、住民説明会,環境団体説明会などでの活用。 |
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大都市地下空間インフラモデル
ニッセイエブロ株式会社 |
地下空間における構造物(地下鉄、地下埋設物等)の複雑さを、様々な視点において確認するための住民説明用VRデータ。大都市の地下駅周辺の地下空間を作成し、上水道管、下水道管、ガス管、地下鉄が複雑に入り組んだ様子を表現。複雑な断面を持つ共同溝を表現し、走行視点で確認できる。また、地下階層の深さを表現した目盛板、深度計、土中表現のモヤも合わせて表現を行うことにより、リアリティに富んだデータとなっている。 |
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