第2回 ナショナル・レジリエンス・デザインアワード |
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国土強靭化に資する具体的な事例と成果を一堂に集め、情報提供および技術研鑽の貴重な場となることを願って、「ナショナル・レジリエンス・デザインアワード」を開催いたします。構造解析(土木・建築)、地盤工学、水工学、防災の分野を対象とし、国土強靭化に資する優れた応募作品をご紹介いたします。 |
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受賞結果 2015/11/24 掲載 |
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グランプリ |
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レベル2地震動および津波荷重を考慮した耐震性能照査
−防潮水門に対する地震動と津波の一連解析−
株式会社RATECH |
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使用プログラム : Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(517KB) |
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既設防潮樋門に対して、レベル2地震動および津波荷重を考慮した耐震性能照査を Engineer’s Studio®により実施した。L2地震動により変形(損傷)した状態で津波が来襲した場合の耐震性能照査を検証することを目的とする。ここでは、道路橋示方書に示されたL2-1波形と想定津波高から作成した津波の波形データを外力として、動的解析を実施した。 また、現況と耐震補強対策後の検討結果を比較し、対策効果を検証した。 |
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準グランプリ 優秀賞 |
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国土強靭化に資するための下水道施設の合理的な耐震補強設計手法 −汚泥濃縮タンクの非線形有限要素解析−
株式会社エーバイシー |
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使用プログラム : Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(656KB) |
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従来、下水道分野における耐震補強設計は、構造物特性係数Csを考慮した線形解析により行われてきた。しかし、このような線形解析による照査では、補強箇所が多くなり、経済性との関係で補強工事ができない事例も見受けられるようになった。本稿では、このような背景を踏まえ、下水道施設のハード対策としての「耐震補強設計」に着目し、国土強靭化に資するための下水道施設の合理的な耐震補強設計について述べる。 |
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審査員特別賞
東京都市大学 災害軽減工学研究室 教授
吉川 弘道 氏(審査委員長) |
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昭和28年供用の鋼ランガートラス橋の複合非線形解析による現況照査
−最適な補修・補強方法を経済的かつ合理的に選定することを目指して−
株式会社土木技研 |
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使用プログラム : Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(1,080KB) |
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本橋梁は昭和28年に供用開始されたランガートラス橋(下路式)である。部材の構成は型鋼と鋼板をリベットで接合された部材で製作されている。現況の状態を正確に把握し,最適な補修または補強工法について,経済的かつ合理的に設計を行うための資料作成を目的とし,上部工および下部工を含めた全体系での3次元動的非線形解析を行い,損傷部位の特定および損傷状況の把握を行った。 |
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審査員特別賞
群馬大学大学院 工学研究科 名誉教授
鵜飼 恵三 氏 |
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海岸干拓堤防の動的有効応力解析耐震照査
−海成軟弱土層の地震時剛性低下を考慮して−
株式会社三祐コンサルタンツ |
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使用プログラム : 動的有効応力解析 UWLC |
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ポスターPDF(1,444KB) |
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海面干拓堤防の地震時の挙動は、砂質土層の液状化による側方移動や粘性土層の斜面すべりなどにより複合的な変状が想定されるため、二次元有効応力動的解析により把握する必要がある。しかし、動的FEM解析で精度よく変状を予測するには、土質物性値の的確な評価が重要となる。そこで、液状化層および軟弱粘性土層の非線形モデル及びパラメータを的確に設定し耐震性能照査の精度向上を図ったものである。 |
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審査員特別賞
芝浦工業大学 副学長、工学部土木工学科 都市環境工学研究室 教授 守田優 氏 |
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RC水槽構造物FEM解析
−液状化を考慮したレベル2地震動を用いた3次元平板要素モデル時刻歴応答解析事例−
株式会社ブルドジオテクノ |
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使用プログラム : 動的有効応力解析 UWLC、Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(370KB) |
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農業利用に供するRC造水槽構造物の耐震設計は、主に「土地改良事業設計指針−ファームポンド」などに基づいてレべル1及びレベル2地震に対して耐震性能を照査する。本解析は、液状化を考慮したレベル2地震によるRC造水槽構造物(基礎を含む)への影響を推定するために行った時刻歴応答解析である。一連の地盤から構造物までの解析検討により、地盤および構造物についてレベル2までの耐震照査を統合的に行うことができた。 |
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ノミネート賞 |
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地震時の挙動が複雑なPC斜材付π型ラーメン橋における動的耐震性能照査
−斜材を有する3径間連続PC中空ラーメン橋に対するレベル2動的非線形解析照査−
株式会社ナビ設計 |
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使用プログラム : Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(729KB) |
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本橋は斜材を有する3径間連続PC中空ラーメン橋であり、道路橋示方書V耐震設計編では、地震時の挙動が複雑な橋にあたり、 エネルギー一定則を仮定する地震時保有水平耐力による照査が制限される橋梁に該当する。そのため、レベル2地震時について、
全体系モデルでの材料非線形特性を考慮した動的解析により耐震性能照査を行った。 |
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ノミネート賞 |
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台付管における構造検討モデルの妥当性検討
−円形複合形状に対する梁−バネモデル適用に関する妥当性の検証−
アーボ株式会社 |
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使用プログラム : Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(419KB) |
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台付管における構造検討を行う場合、日本下水道協会規格に準拠しているため、日本下水道協会の規格に記載されている手法にて、部材照査を行っている。下水道協会式は、円環断面における考え方を基本
としており、台付管形状とは、若干異なっている。本業務では、円形断面と台付管形状断面の常時状態におけるモデルの妥当性を検証することにより、今後の製品開発における基礎資料としての妥当性の検証を行った。 |
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ノミネート賞 |
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鋼上路式アーチ橋の耐震性能照査と補強対策に対する検討
−動的解析による全体系としての耐震性能の検証と効果的な補強対策方法を提案−
若鈴コンサルタンツ株式会社 |
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使用プログラム : Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(764KB) |
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本橋は橋長274.0m、全幅員10.0m、アーチライズ38.5mの耐候性鋼材を使用した鋼上路式アーチ橋である。架設地盤はT種地盤、平成2年度の道路橋示方書に基づき設計されたもので、平成15年(2003年)に完成している。平成7年1月に発生した兵庫県南部地震以降、アーチ橋のように部材数が多く地震時に挙動が複雑な橋梁については動的解析が義務付けられている。そこで当該橋梁について動的解析を行い、橋梁全体に求められている耐震性能を検証するとともに、効果的な耐震補強対策方法を提案している。 |
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ノミネート賞 |
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静的載荷試験によるPC単純T桁橋の荷重改善と補修・補強について
−損傷を受けている橋梁における不具合構造特性とその改善策の提案−
九州テクノリサーチ株式会社 |
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使用プログラム : PC単純桁の設計 |
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ポスターPDF(673KB) |
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40年以上経過している本橋は、格子桁形式のポストテンション方式PC単純T桁橋で、橋長21.87m、総幅員8.00mおよび主桁本数5本の曲線橋面を有している。橋面舗装には間詰め床版線跡が分かるほどの損傷や主桁と間詰め床版間にはいたる所で遊離石灰が認められた。実橋の活荷重載荷実験を始めとして、橋梁鋼製材料の劣化調査等を実施し、その結果に基づく実主桁の応力状態、格子桁の活荷重による荷重分配作用の改善ならびに材料劣化調査の評価や補修・補強の結果を行ったものである。 |
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ノミネート賞 |
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橋梁形式が混在する橋梁に対する新道路橋示方書(H24)を適用した耐震性能照査
−3径間連続RCラーメンT桁橋および6径間連続RC開腹アーチ橋の動的解析事例−
株式会社修成建設コンサルタント |
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使用プログラム : Engineer's Studio® |
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ポスターPDF(1,041KB) |
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竣工80年以上経過した橋梁に対して,動的解析により曲げ耐力およびせん断耐力が不足している部材の抽出を行い,耐震補強検討を実施する上での資料とするため平成24年道路橋示方書に基づいた耐震性能照査を実施した。対象となる橋梁は”3
径間連続 RC ラーメンT桁橋+6径間連続RC開腹アーチ橋+3径間連続RCラーメンT桁橋”が連なることから複雑な挙動を示すものと考えられるため,Engineer's
Studio®を用い動的解析にてレベル2地震時の照査を行なった。 |
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2015年10月19日 (月) ノミネート作品審査会
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▲フォーラムエイト東京本社セミナールームにて
ノミネート作品審査会を実施。 |
▲審査員
左から、守田優 氏、吉川弘道 氏(審査委員長)、鵜飼恵三 氏 |
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2015年11月17日 (火) 受賞作品審査会 フォーラムエイト 東京本社 MAP
審査員受賞作品審査会 |
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2015年11月20日 (金) 品川インターシティ ホール
第2回 ナショナル・レジリエンス・デザインアワード 各賞発表と表彰式 |
作品応募締切 |
2015年10月9日(金) |
応募基準・提出物 |
設計/解析に限らず、減災への提言、合理的な設計法提案、BCP、リスクマネジメントなど、直接的・間接的に国土強靭化に資する内容であるものとします。
必須要件
- 作品タイトル・サブタイトル:20〜40字程度
- 作品概要:150〜200字程度
- ポスター:A1横(画像等を用い目的/内容が簡潔に表現されているもの)
- 報告書(目的、手法、結果、考察など):A4 3〜4枚
- 入力データ(結果ファイル)
- 使用製品名
任意要件
- アニメーション、動画
- PPTなどのスライド
言語
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提出物送付先 |
〒108-6021
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
(株)フォーラムエイト
システム営業グループ 第2回ナショナル・レジリエンス・デザインアワード受付係 宛 |
応募作品の著作権等 |
応募作品の著作権は応募者に帰属するものとします。提出されたデータの配布は行いませんが、フォーラムエイトは、著作者が制作したデータ、作品および成果物について、出力画像・動画等の編集・加工を行い、対外発表、研究発表、営業活動、広報活動として、HP、広報誌、書籍、雑誌、新聞等媒体における掲載・紹介など、二次使用許諾権利を持つものとします。あらかじめご了承ください。 |
応募に関するお問合せ先 |
TEL: 03-6894-1888 FAX: 03-6894-3888 E-mail: forum8@foum8.co.jp |
ノミネート予選選考会 |
本選へのノミネート作品は、2015年 10月 19日(月)に決定いたします。
2015年 10月 19日(月) ノミネート予選選考会 |
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吉川 弘道 氏(審査委員長)
東京都市大学 災害軽減工学研究室 教授
コロラド大学客員教授(1992-3年)早稲田大学理工学部卒業、工学博士。専門は耐震工学、地震リスク、鉄筋コンクリート。土木学会論文賞、土木学会吉田賞他受賞。著書に『都市の地震防災』(フォーラムエイトパブリッシング)他多数。 |
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鵜飼 恵三 氏
群馬大学 名誉教授
1992年群馬大学大学院工学研究科 教授、元日本地すべり学会会長、元地盤工学会理事、地盤工学会功労賞、日本地すべり学会論文賞など受賞。群馬県公共事業再評価委員会委員長、NPO法人北関東産官学研究会地中熱研究会会長として活躍中。 |
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守田 優 氏
芝浦工業大学 副学長
芝浦工業大学 工学部土木工学科 都市環境工学研究室 教授
芝浦工業大学工学部土木工学科教授。専門分野は、都市水文学と地下水水文学。最近、洪水リスクマネジメントの研究に力を入れている。著書に 『地下水は語る−見えない資源の危機』(岩波新書)。 |
■グランプリ ■優秀賞 ■審査員特別賞 ■ノミネート賞
重複しての受賞はありません。
最優秀賞
賞状・トロフィー、ノート型PC、AMAZONギフト
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NECノートPC (LAVIE HybridZERO HZ750/BAB)
AMAZONギフト 30,000 |
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準グランプリ
賞状、タブレットPC、AMAZONギフト
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NECタブレットPC
(LAVIE Tab W TW710/BBS)
AMAZONギフト 20,000 |
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審査員賞
賞状、4Kウェアラブルカメラ、AMAZONギフト
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4K対応ビデオカメラ
(Go Pro HERO3+)
AMAZONギフト 10,000 |
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ノミネート賞
表彰盾、ECO油セット
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ECO油セット、図書カード 2,500 |
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入賞者全員に
3DAY非常食セット
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ナショナル・レジリエンス・デザインアワード 過去受賞作品 |
第1回 ナショナル・レジリエンス・デザインアワード
2014年 11月 21日開催 ■開催概要 ■レポート
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グランプリ |
竣工40年を経過した鋼方杖ラーメン橋に対し、新道路橋示方書を適用した
耐震照査と補強検討
― 免震ダンパー、座屈拘束ブレース等の中から効果面・経済面として最適工法の適用 ―
東日設計コンサルタント株式会社 |
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ポスターPDF(707KB) |
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