1層門形ラーメン(2~4柱式)橋脚の設計計算、耐震設計・補強設計、図面作成
初版リリース:2017.09.29/最新Ver.リリース:2019.02.08
初版リリース :2013.12.17/最新Ver.リリース:2016.08.04
1層門形ラーメン(2~4柱式)橋脚の設計計算、耐震設計・補強設計
初版リリース :2017.09.29/最新Ver.リリース:2019.02.08
初版リリース :2013.12.17/最新Ver.リリース:2016.08.04
1層門形ラーメン(2~4柱式)橋脚の設計計算、耐震設計・補強設計プログラム。
公益社団法人 日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説を参考に、ラーメン式橋脚の設計に対応したものです。「ラーメン橋脚の設計・3D配筋」では、ラーメン式橋脚の配筋図および一般図の作成に対応しています。
適用範囲
本プログラムでは、1層の門形ラーメン橋脚(2~4柱式)を設計対象としています。
基礎を含めたラーメン橋脚橋脚全体の断面設計と耐震設計をサポートしています。
荷重ケース
今回の道路橋示方書の改定では、作用に対して荷重組合せ係数γp,荷重係数γqを考慮することになりました。本製品では、作成した基本荷重ケースを元に自動的に組合せケースを作成し、組合せケースの種類に応じて自動的にγp,γqを設定する仕様としています。
永続/変動作用支配状況に対する照査
曲げモーメントに対する照査、せん断力に対する照査、ねじりモーメントに対する照査、および端接合部の照査を行います。はりの張り出し部がコーベルと判定された場合は、自動的にコーベルとしての照査を行います。ねじりモーメントの照査は、はり部材、柱部材に対して、せん断照査と同じ位置を照査します。ねじりモーメントが発生する面外方向の作用ケースを照査対象としています。 端接合部の照査は、張出しのないはりの隅角部に対して、限界状態1のコンクリートの引張応力度が制限値以下となることの照査と、限界状態1と限界状態3、および耐久性を満たすために必要な最小の鉄筋量の表示を行います。
レベル2地震動照査
レベル2地震動照査では、橋の重要度区分と破壊形態に応じて、満たすべき限界状態を判断し、照査します。橋軸直角方向の応答せん断力は、プッシュオーバー解析において上部工作用位置の変位が応答変位に到達した時の各塑性ヒンジ候補点のせん断力として、これがせん断力の制限値以下となることを照査します。
Engineer's Studio® エクスポート機能
この機能は、本製品で作成したラーメン橋脚をEngineer's Studio®ファイルとして保存し、動的解析を行えるようにするものです。骨組や断面形状に加えて、平成29年版 道路橋示方書・同解説 V耐震設計編に準拠した照査用パラメータも付加する予定です。
エクスポートするラーメン橋脚のモデルは、レベル2地震動照査時の構造を元に作成します。M-φモデルとしてエクスポートする場合、柱の上端、下端、および梁支間部の左右両端に塑性ヒンジ領域の部材を設定します。
塑性ヒンジ領域の部材の長さは、直接指定する方法に加えて、本製品のレベル2地震動照査で使用した塑性ヒンジ長を自動設定する機能を用意します。鉄筋配置が非対称な断面の場合は慣性力方向により塑性ヒンジ長が変化しますので、自動設定時は慣性力方向を指定することになります。
ラーメン橋脚の橋軸方向の保有水平耐力照査は、各柱を単柱式橋脚として照査しています。この結果を参照して、柱基部の橋軸方向のM-φ特性は、単柱式橋脚と同様のバイリニアモデルで定義することを可能にします。これ以外のM-φ特性は、死荷重時の軸力から算出したトリリニアモデルを設定します。
3Dアノテーション機能
メイン画面において、3Dモデル上でも形状寸法が確認できる3Dアノテーションに対応します。これまで2D図のみの寸法表示だったため、1方向からのみの寸法しか確認できませんでしたが、3Dアノテーションに対応することにより、3Dモデルにおいて、躯体の寸法を一目で確認することが可能となります。また、3D図左上の視点変更ボタンを選択していただくことで、各方向からの寸法を確認することができます。
補強設計に対応した「RC下部工の設計・3D配筋/RC下部工の設計計算」の機能限定バージョン。
道路橋示方書・同解説V耐震設計編(平成24年3月)に準拠、ラーメン橋脚の直接基礎、杭基礎をサポートし、4柱式ラーメン橋脚の設計に対応しています。「ラーメン橋脚の設計・3D配筋」はラーメン橋脚(2柱~4柱)の配筋図および一般図の作成に対応しています。
関連情報
»バックナンバー設計計算部
1.2柱式、3柱式、4柱式ラーメン橋脚の常時、暴風時、レベル1地震時の計算およびレベル2地震時照査を行います。
2.基礎形式は、直接基礎と杭基礎をサポート。直接基礎の安定計算、杭基礎の安定計算・部材照査が可能です。
3.新設、既設の設計の他に補強設計に対応しています。
はり | 鋼板巻立て・鉄筋コンクリート増厚 鉄筋コンクリート巻立て厚は橋軸方向、直角方向ごとに指定 |
柱 | 曲げ耐力制御式鋼板巻立て・鉄筋コンクリート巻立て・鋼板巻立て 鉄筋コンクリート増厚(矩形のみ) |
フーチング | 杭基礎・増し杭工法 |
4.はり、柱、フーチングに対して任意の死荷重を考慮した計算が可能です。
5.はりの張出し部に着目した許容応力度法照査と、レベル2地震動照査を行います。
6.はり柱間のレベル2橋軸方向照査、杭基礎フーチングのレベル2照査に水平方向押抜きせん断照査が可能です。
7.面内地震時保有水平耐力では、塑性ヒンジ位置を仮定し、形成と位置における終局塑性回転角等の計算及び損傷のタイプの判定、安全性の判定を行います。
8.橋座の設計に対応しています。
9.上部工反力入力で機能分離型支承に対応しています。
10.水平変位の制限を緩和する杭基礎の設計(道示タイプ、設計便覧タイプ)に対応しています。
11.杭基礎で回転杭工法、レベル1地震時の液状化無視/考慮の一括計算、負の周面摩擦力の照査に対応しています。
12.基礎のレベル2照査方向(杭基礎、直接基礎)で「照査しない」を選択できます。橋脚躯体照査がエラーにならない方向のみ基礎のレベル2照査結果を出力することが可能です。
13.作用力直接指定による杭基礎レベル2地震時照査に対応しています。
14.PHC杭の杭頭カットオフ区間の杭本体照査に対応しています。
15.はりのハンチ無し、フーチング張り出し無しに対応、コーベルとしてのはりの照査に対応しています。
16.柱の鉄筋入力において、3段配筋以上に対応、場所打ち杭の帯鉄筋径の変化に対応しています。
17.「橋脚鉄筋」に一覧形式入力に対応
図面作成機能(ラーメン橋脚の設計・3D配筋のみ対応)
「ラーメン式橋脚(2柱~4柱)」を作図対象とし、以下の 各部形状、および、設計、規準に応じた図面を作成することができます。
1. 対象形状、工法
梁形状 | 左右張出、右張出、左張出、張出なし |
柱形状 | 矩形、矩形面取、円、小判 |
フーチング形状 | 矩形、橋軸方向上面テーパ有無 |
付属物 | 支承アンカーボルトの作図、自動よけ配筋、支承補強筋 |
柱補強 | RC巻立て工法 柱鋼板巻立て工法 |
底版補強 | 増厚 |
2. 電子納品対応
・国土交通省「CAD製図基準(案)」、NEXCO「CADによる図面作成要領(案)に対応。
・CADデータ交換標準SXF Ver3.1形式のファイル出力に対応しています。
3. 3D配筋
3次元配筋シミュレーション機能、3DS形式、IFC形式、Allplan形式のファイル出力に対応
▲3D配筋ビューワ
本体価格
価格は税別表示です
■本体価格
製品名 | 価格 |
---|---|
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥550,000 |
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3 | ¥385,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥440,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) Ver.13 | ¥308,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版) | ¥389,000 |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 | 価格 |
---|---|
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥220,000 |
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3 | ¥154,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥176,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) Ver.13 | ¥123,200 |
ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版) | ¥155,600 |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税別表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.3) | 無償 | ¥121,000 |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3) | ¥96,250 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.3) | ¥110,000 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) Ver.13) | ¥77,000 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版)) | ¥97,250 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 フローティング) | ¥220,000 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3 フローティング) | ¥154,000 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 フローティング) | ¥176,000 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) Ver.13 フローティング) | ¥123,200 | |
サブスクリプション(ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版) フローティング) | ¥155,600 |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税別表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|---|
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥192,500 | ¥247,500 | ¥291,500 | ¥357,500 |
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3 | ¥134,750 | ¥173,250 | ¥204,050 | ¥250,250 |
ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥154,000 | ¥198,000 | ¥233,200 | ¥286,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) Ver.13 | ¥107,800 | ¥138,600 | ¥163,240 | ¥200,200 |
ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版) | ¥136,150 | ¥175,050 | ¥206,170 | ¥252,850 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|---|
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥319,000 | ¥412,500 | ¥489,500 | ¥605,000 |
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3 | ¥223,300 | ¥288,750 | ¥342,650 | ¥423,500 |
ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥255,200 | ¥330,000 | ¥391,600 | ¥484,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) Ver.13 | ¥178,640 | ¥231,000 | ¥274,120 | ¥338,800 |
ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版) | ¥225,620 | ¥291,750 | ¥346,210 | ¥427,900 |
製品名 | アカデミー価格 |
---|---|
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥440,000 |
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3 | ¥308,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.3 | ¥352,000 |
ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) Ver.13 | ¥246,400 |
ラーメン橋脚の設計計算(カスタマイズ版) | ¥311,200 |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
価格は税別表示です
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) | ||
バージョン | リリース日 | バージョンアップ内容 |
---|---|---|
3.0.0 | 19/02/08 |
|
ラーメン橋脚の設計・3D配筋(旧基準) Ver.3 | ||
バージョン | リリース日 | バージョンアップ内容 |
---|---|---|
3.0.3 | 16/12/20 |
|
3.0.0 | 16/08/04 |
|
動作環境
OS | Windows 8 / 10 等の32bit Windows環境を有するOS | |
CPU | PentiumⅡ 333MHz以上(推奨PentiumⅢ800MHz以上) を搭載した、PC/AT100%互換機 | |
必要メモリ(OSも含む) | 128MB以上 (推奨256MB以上) | |
必要ディスク容量 | 約120MB以上 ※その他に設計データをデータベースとして保存するための容量が必要になります。設計データをデータベースとして活用するためにできるだけ大きな空き容量を確保して下さい。 |
|
ディスプレイ(画面解像度) | 1024×768以上 色数64k色以上 | |
入力データ 拡張子 |
部分係数法・H29道示対応版 | PFY |
旧基準版 | 専用版(F4U) 従来版(F3U) <旧データ>UCW、専用版(F9U)、従来版(F8U) | |
ファイル出力 | HTML、3DS(3Dモデル) F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、PDF、 JTD、JTDC |
|
他製品との 連動 |
旧基準版 | <ファイル連携> 震度支承ファイル 基礎の設計・3D配筋(旧基準) <連携> WCOMD Studio UC-win/MESH <保存> UC-win/FRAME(3D) SI対応版 F8旧製品データ($o1) UC-win/Road UC-CAD配筋図(橋台、橋脚、擁壁、BOX)(URD) |
備考 | 調表出力対応 |
製品購入/お問い合わせ窓口
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
▼Rahmen_1 ( 169P, 2,477KB ) 新設設計 はりが左右に張り出した形状 地震動タイプ I 杭基礎(鋼管杭) ![]() |
▼Rahmen_2 ( 167P, 2,563KB ) 新設設計 はりが左側だけに張り出した形状 地震動タイプ II 直接基礎 ![]() |
▼Rahmen_4 ( 171P, 2,499KB ) 新設設計 はりの張り出しがない形状 地震動タイプ I 杭基礎(場所打ち杭),液状化考慮 ![]() |
|
▼Rahmen_5 ( 355P, 5,619KB ) 新設設計 はりが左右に張り出した形状 地震動タイプ I ・ II ,H19杭基礎便覧の 杭基礎(鋼管杭),液状化無視 ![]() |
▼Rahmen_K2 ( 190P, 2,666KB ) 補強設計 曲げ耐力制御式鋼板巻立て工法(柱) 鋼板巻立て工法(はり)により補強 ![]() |
▼Rahmen_K3 ( 208P, 3,336KB ) 補強設計 鉄筋コンクリート巻立て工法(柱) 鉄筋コンクリート増厚工法(はり)により補強 ![]() |
公益社団法人 日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説を参考に、ラーメン式橋脚の設計に対応したものです。「ラーメン橋脚の設計・3D配筋」では、ラーメン式橋脚の配筋図および一般図の作成に対応しています。
杭基礎保有耐力、ラーメン橋脚面内保有耐力照査が行え、震度法から保有耐力法までの詳細設計が可能です。
適用基準
・道路橋示方書 I 共通編 平成29年 (公社)日本道路協会
・道路橋示方書 III コンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年 (公社)日本道路協会
・道路橋示方書 IV 下部構造編 平成29年 (公社)日本道路協会
・道路橋示方書 V 耐震設計編 平成29年 (公社)日本道路協会
参考文献
・道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月 (公社)日本道路協会
LOADING