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●はじめに
「ポンプ容量の計算」は、「道路管理施設等設計指針・要領(案)」、「下水道施設計画・設計指針と解説 前編 2001年版」を主たる適用基準とし、ポンプの容量計算をサポートするプログラムとして、2010年1月にリリースいたしました。
以下に、「ポンプ容量の計算」の紹介をさせていただきます。
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▲メイン画面 |
●機能概要
- 基準類・参考文献
- 「道路管理施設等設計指針・要領(案)(社)日本建設機械化協会」
- 「下水道施設計画・設計指針と解説 前編 2001年版(社)日本下水道協会」
- 「水理公式集(社)土木学会」
- 「下水道雨水調整池技術基準(案)解説と計算例(社)日本下水道協会」
- 計算内容
- 仮計算として、「ポンプ口径の照査」、「仮揚程計算」、「軸動力の計算」、「原動機出力の計算」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」を検討ケース毎に計算・照査します。また、検討ケースから指定した選定ケースにおいて、「配管口径の照査」、「管内の流速の照査」、「揚程計算」、「軸動力の計算」、「原動機出力の計算」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」を行います。
- 機能及び特徴
(1)計算機能
- 仮計算の検討ケースを最大10ケースまで指定することが可能です。
- 検討ケースについて、「吐出し量」、「ポンプ口径」の計算を行います。
- 検討ケースの計算は、仮全揚程を用いて「軸動力」、「原動機出力」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」の計算・照査を行います。
- 検討ケースにおける「軸動力」、「原動機出力」の計算単位は、「kW/PS」から指定することが可能です。
- 検討ケースについて選定図を作成することが可能です。また、作成した選定図データはテキストファイル形式で保存・読み込みを行うことが可能です。
- 検討ケースの「吐出し量」、「仮全揚程」を計算し、選定図の参考値として描画を行うことが可能です。
- 検討ケースから、最終的に検討する選定ケースを指定し、選定ケースに対して以下の計算・照査を行います。
- 「管内の流速」の計算・照査を行います。
- 「配管口径」の計算・照査を行います。
- 揚程計算において、「管・弁類の損失水頭」の種類は、「吸込み口、放流、曲管(2種類)、拡がり管、直管(2種類)、合流管、T字管、樋管、逆止弁、フラップ弁、スルース弁、バタフライ弁、その他」から選択が可能です。
- 全揚程を用いて「軸動力」、「原動機出力」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」の計算・照査を行います。
- 選定図は、「吐出し量」、「全揚程」を選定図の参考値として描画することが可能です。
(2)計算結果
- 計算結果は、計算結果確認画面にて「総括表」と「検討ケース詳細」に分けて表示します。「総括表」は、選定ケースにおける計算結果を表形式で表示し、「検討ケース詳細」は、選定ケースを含む検討ケースの計算結果を表示します。
また、「管内の流速の照査」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」を照査結果とし、計算結果確認画面に「OK/NG」として表示します。
※但し、「管内の流速の照査」は、選定ケースのみの照査となります。
(3)計算書出力
- 計算書出力項目は、「入力」、「計算結果(検討ケース)」、「計算結果(選定ケース)」に分かれています。計算結果の出力は、検討ケース、選定ケースにおける計算過程・結果・選定図を詳細に出力します。選定図については、選定ケースを含め全検討ケースの選定図も出力できます。
また、出力設定画面にて出力するケース、項目を選択することが可能です。
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▲性能検討画面 |
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▲総括表画面 |
▲検討ケース詳細画面 |
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▲選定図出力結果 |
●おわりに
以上、ポンプ容量の計算における機能を説明させていただきました。今後もユーザ様からのご要望を取り入れ、改良・改善を加えてまいります。 |
■ポンプ容量の計算 リリース日:2010年1月18日 |
(Up&Coming '10 新春号掲載) |
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