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Maxsurfのバージョン14が近々リリース予定ですので、新しい追加機能を紹介したいと思います。
Maxsurf曲線オブジェクト
MaxsurfはNURBSの曲面をモデリングする3次元Cadで、開発当初から現在にいたるまで、生成できるオブジェクトは曲面に限られていました。曲面上に線(コンター線)を描いてオブジェクトとして出力することや、マーカー機能により点を空間に配置することは可能でしたが、あくまでもコントロールポイントの配置により曲面を定義するという機能に特化していました。
バージョン14の最も画期的な機能追加は、曲線オブジェクトの追加でしょう。この機能により、Maxsurfの曲面生成とトリミングに関しての機動力が大幅に拡大されたと言えます。
Maxsurfで生成可能なカーブは全てNURBSカーブですが、そのタイプは2つ用意されています。まず、コントロールポイントカーブ(control
point curves)。これは、コントロールポイントによってカーブを表現するもので、MaxsurfのNURBS曲面に使われるコントロールポイントと同等のポイントにより曲線を定義します。カーブとコントロールポイントの距離がカーブの曲がり具合を決めます。もう一つの種類は、データポイントカーブ(data
point curves)で、カーブがポイントをかならず通過するものです。ワークショップのストリンガー生成に使われるストリンガーポイントと同じです。
さらに2つのカーブタイプが、コントロールポイントカーブの派生として定義できます。まず、リニアカーブ(もしくはポリライン)は、コントロールポイントカーブの硬さが2に設定されたもので、コントロールポイント間が直線で結ばれたポリラインとして定義されます。次がサークル(円)で、中心座標と半径が定義され、それに沿った円を描くようにコントロールポイントが配置されます。
以上のような曲線オブジェクトの追加により、新たに可能となった作業としては、サーフェイス上に投影された曲線を使ったトリミング、サーフェイス上に曲線により囲った領域を設け、その領域を取り出して別のサーフェスを定義するサーフェイススキニング、曲線により断面形状を定義するスウィープサーフェイス、曲線によりエッジを定義してサーフェイスを生成するパッチサーフェイスがあります。
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▲control point curves |
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▲data point curves |
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▲スウィープサーフェイス |
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▲パッチサーフェイス |
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■Maxsurf v14.0 日本語版 リリース予定日 未定 |
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(Up&Coming '08 秋の号掲載) |
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