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●ENSOFT, INC.(エンソフト社) 販売地域:USA http://www.ensoftinc.com/ |
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地盤および構造工学関連のソリューションツールで実績、米国での「UC-win/Road」普及にも期待 |
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「私は他の同様な(3次元リアルタイムVR(バーチャルリアリティ)ソフト)製品について必ずしも精通しているわけではありませんが、 『UC-win/Road』に実際に触れてみて、その使いやすさがたいへん印象的でした」
2007年8月、米サンディエゴ(カリフォルニア州)で開催された「SIGGRAPH 2007」の会場で、ENSOFT, INC.(エンソフト社)プロジェクトマネジャーのJose A. Arrellaga(ホセ・アレラガ)氏は 「UC-win/Road」に対する見方をまずこう切り出しました。
コンピュータの利用についてある程度知っている人であれば、二三週間習うだけで使えるようになるというのは最大の長所だろうと述べます。
アレラガ氏が注目するもう一つの側面は、「UC-win/Road」がバージョンアップするごとに確実に前バージョンよりも優れた機能を加え続けている点です。
これは、プログラマーらが次期リリースに向けハードワークで取り組んでいる結果であり、そのため、近い将来にはさらに興味深い製品がもたらされるものと期待できる。
実は、こうしたことが企業としては重要な要素なのだと言います。
テキサス州オースチンに拠点を置くENSOFT, INC.が創立されたのは85年。 もともと地盤および構造工学の分野を中心に高度かつ多様な問題に対し、コンピュータベースのソリューションを開発・適用することをその主要なターゲットに掲げています。
同社の主力製品は、水平荷重下における杭および立坑掘削の解析を行う「LPILE」、群杭の解析を行う「GROUP」など杭を用いる地盤や立坑掘削用の解析・設計プログラムなど。
企業、政府機関、大学などのユーザは現在、世界75ヵ国で3,000ライセンス超を数えます。
同社のエンジニアは皆、科学あるいは工学系の専門知識を有している中で、アレラガ氏自身の専門はコンクリート橋梁の構造・耐震設計および計装システムなどの構造工学。
最近は、海中構造物や港湾開発の分野でコンサルティング・サービスを行っているほか、ここ数年はさまざまな自社ソフト製品の管理およびマーケティングも担当しています。
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▲ENSOFT, INC.のWebサイト・トップページ |
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▲ENSOFT, INC.
プロジェクトマネジャー ホセ・アレラガ氏 |
同社がフォーラムエイトの製品を扱うにようになったのは、互いに自社製品の韓国およびシンガポールにおける代理店として共通の提携関係にあったBasisSoft(ベイシスソフト)社の紹介によるものです。
「一年ほど前、私たちはフォーラムエイトとその多様なユーザが『UC-win/Road』を用いて作成した複数の興味深いVRモデルに接した時、強く印象付けられました」
交通工学の分野での経験があり、それまで多くの建設プロジェクトとも関わってきたアレラガ氏らには、即座に同製品の可能性と米国の同社ユーザにもたらし得る便益が想定されました。
そこで同社では、高度なグラフィック機能を持つコンピュータを「UC-win/Road」専用に確保。 数ヵ月間にわたって担当の技術者を置き、3ds
Max(オートデスク)で生成したモデルを「UC-win/Road」とともに用いるといった作業に取り組みました。
自社での「UC-win/Road」に対する理解が深まってきたのを受けて、同社は地元オースチン市の公共交通局に所属する技術者向けとしてプレゼンテーションを実施。
さらに、全米各州の運輸局や陸軍工兵隊の各管区、大手コンサルティング企業など主要な機関・企業へその対象を広げていきたいとしています。
一方、現段階の「UC-win/Road」は米国での知名度を上げるマーケティング・プロセスにあり、しばらくはそのための活動に割く必要があるとアレラガ氏は語ります。
その際にはサンプル的なプロジェクトあるいは適用例が求められます。 その意味では同社の既存ユーザである、アリゾナ州立大学建築環境デザイン学部の小林佳弘アシスタントプロフェッサーとその研究チームからは具体的なモデルの提供など多くの協力を得ており、
そこでの成果とともに今後への展開が期待されます。
いずれにせよ、とくに構築環境の変動に関わるすべての人々にとって「UC-win/Road」は有用なツールであると言え、近い将来、 この種のソフトがあらゆる社会資本の変動を可視化するための一般的な支援ツールになるものと見ています。
また、当初見られた少数の小さな不具合やタイプミスなどは、その後リリースされたバージョンで解決。 最新の「Ver.3.3」には大いに満足していると述べます。
フォーラムエイト製品ラインナップのうち、同社が当面扱うのは「UC-win/Road」のみに限られています。 ただ、それは英語やコード面での十分な対応が求められること、また自社開発以外の取り扱いに対しては周到な評価プロセスを経た上で少数のソフトウェアに精選している同社の事情などによります。
アレラガ氏はしかし、両社がそれぞれの市場で互いの製品について双方向で支援する形を構築できればともによりメリットのあるパートナーシップへと発展できるのではとの見方を示します。 |
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▲BE Conference 2007
(2007年4月29日-5月2日開催
Los Angeles Convention Center)での展示状況 |
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▲American Society of Highway Engineers
National Conference 2007
(2007年5月20日-24日開催
Atlantic City, New Jersey)での展示状況 |
<Ensoft社製品ラインナップ>
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■GEOTECHNICAL SOFTWARE |
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■STRUCTURAL SOFTWARE |
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■FINITE ELEMENT SOFTWARE |
・LPILE Plus v5.0 |
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・DynaN v2.0 |
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・ATENA |
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・AMPS |
・GROUP v7.0 (3-D) |
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・GeoMat 1.0 |
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・PRConn v3.0 |
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・ATENA |
・APILE Plus v4.0 |
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・TZPile 2.0 |
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・EnBeamC v6.0 |
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・GeoMat 1.0 |
・SHAFT v5.0 |
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・StablPro 3.0 |
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・VenWal/CavWal 1.0 |
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・PYWALL v2.0 |
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・GRLWEAP 2005 |
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・S-Frame |
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・DynaPile v1.0 |
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・BorinGS |
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・S-Concrete |
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・DynaMat v1.0 |
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<関連情報>
・海外代理店 一覧
・海外販売店紹介(Up&Coming 2005年4月号)
・韓国販売代理店 べイシスソフト社(Basis Soft, Inc)
・New Zealand販売代理店 Gabites Porter社
・フランス販売代理店 itech社
・海外提携情報 英国グリニッジ大学、FSEG(FireSaftyEngineeringGroup)
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(Up&Coming '08 新春特別号掲載) |
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