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「柔構造樋門の設計」は、2006年10月の初版リリース後、2007年1月に「数量計算書の作成機能」及び「数量表の作図機能」に対応しました。今回は、設計計算機能の更なる向上を目指し、「本体横方向の設計」、「付属構造物(胸壁、翼壁)の荷重ケース数拡張」、「付属構造物の上載荷重複数種類対応」、「河川構造物の耐震性能照査指針(案)・同解説(H19.3)国土交通省河川局治水課 における静的照査法の地震時土圧係数(修正物部・岡部法)対応」等を行いました。
今後は「柔構造樋門の設計」ではなく、「柔構造樋門の設計 Ver.2」において「設計計算機能」及び「図面作成機能」の充実が図られることになりますので、「柔構造樋門の設計」をお持ちのお客様も「柔構造樋門の設計
Ver.2」への改訂をご検討くださいますようお願いいたします。今回は「柔構造樋門の設計
Ver.2」で追加または、拡張した機能の紹介をさせて頂きます。
●本体横方向の設計
・RC函体に限り、本体横方向の設計に対応しました。
・本体横方向の設計では、本体縦方向の入力データ(函体形状、函体寸法データ)を連動(取得)することを可能としています。
・死荷重(水位)、活荷重ともに最大5ケースまで指定可能です。
・死荷重は、外水位、内水位とも個別に任意の高さを指定可能です。
・活荷重(自動車)荷重は、T荷重(単軸,2軸)を自動生成し、1ケー ス10荷重まで指定可能です。
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▲死荷重入力画面 |
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▲活荷重入力画面 |
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▲FRAME計算結果 |
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▲応力度計算結果 |
・活荷重は、土被りの制限値(4.0m以上/未満)に準じて載荷します。制限値は任意の値を指定可能としています。
・計算結果画面は本体縦方向と同様にFRAME解析結果と応力度計算結 果を確認することができます。
・鉄筋の情報については、図面に連動します。
●付属構造物(胸壁、翼壁)の荷重ケース数拡張
・胸壁、翼壁の荷重ケース数を常時、地震時とも5ケースに拡張しました。
・地震時においては、地震時慣性力の向きを荷重ケース毎に指定可能です。
・胸壁においては、本体縦方向からの地盤反力度を荷重ケース毎に取得可能です。
●付属構造物の上載荷重複数種類対応
・門柱、胸壁、翼壁に雪荷重を追加しました。
・胸壁、翼壁にその他上載荷重を追加しました。
・胸壁、翼壁の雪荷重、その他上載荷重については、築堤法面部への載荷を可能としています。
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▲胸壁荷重入力画面 |
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▲雪荷重、その他上載荷重入力画面 |
●「河川構造物の耐震性能照査指針(案)・同解説(H19.3公開)」における静的照査法の地震時土圧係数(修正物部・岡部法)対応
■地震時土圧係数計算式(修正物部・岡部法)
KAE : 地震時土圧係数
1)背面が土とコンクリートの場合 砂及び砂礫 KAE=0.21+0.90Khg
砂質土 KAE=0.24+1.08Khg |
2)背面が土と土の場合
砂及び砂礫 KAE=0.22+0.81Khg
砂質土 KAE=0.26+0.97Khg |
ここに、khg : 設計水平震度
●その他の対応内容
・本体縦方向-地盤の変形係数(Eom)算出時に用いるL:載荷奥行に「スパン長/ブロック長」の選択スイッチを追加しました。
・付属構造物のデータ初期化機能を設けました。
・しゃ水壁の自重等の詳細出力書式を設ける等の出力書式に関してのご要望に対応しました。 |
UC-win/UC-1ユーザ協議会 ~第5回UC-win/FRAME(3D)協議会 FORUM8デザインコンファランス~ |
2007年 9月 27日(木) 東京本社 東京コンファレンスセンター・品川
技術セッション : 浸水対策技術セミナー/水工
●基調講演 : テーマ「これからの浸水対策に向けて」/開発者講演「氾濫解析ソフトウェアの最新動向」
「水工シリーズと下水道CADの機能」
詳 細 |
■柔構造樋門の設計 Ver.2 リリース予定日:2007年9月中旬 |
(Up&Coming '07 秋の号掲載) |
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