第3回UC-win/FRAME(3D)協議会 特別講演
UC-win/FRAME(3D) SEMINAR Special lecture meeting |
今回は、本年の9、10月に各地で開催いたしました、第3回UC-win/FRAME(3D)協議会の特別講演、5講演をレポートの形でご紹介いたします。
■開催概要
本年のUC-win/FRAME(3D)協議会は、東京(9/22)、大阪(9/28)、福岡(10/6)、名古屋(10/7)の計4会場で開催されました。延べ、183名の方に参加いただけ、盛況に催す事ができました。ご参加頂いた方には、改めて御礼申し上げます。
本協議会では、毎年、UC-win/FRAME(3D)を適用した設計事例や最新トピックス、3次元非線形解析を活用した構造設計および動的照査技術に関し、UC-win/FRAME(3D)の開発者も交えて議論を行っております。来たる性能設計の時代に備え、ご来場の皆様の技術力向上の場にご利用頂いております。本年は、耐震や防災分野の最前線で活躍されている研究者の方々を多数お迎えし、特別講演を実施することができました。ここに、その概要をご報告させて頂きます。
■過去のレポート
一昨年の初の協議会では、弊社の技術顧問を勤めました後藤茂男先生(佐賀大学名誉教授)による記念講演、「有限要素構造物の幾何学的非線形解析」を実施いたしました。先生の大変位理論による厳密な幾何学的非線形解析の結果は、非常に興味深いものでした。なお、この理論は、UC-win/FRAME(3D)の大変位解析機能に利用されております。
昨年の第2回目の協議会では、UC-win/FRAME(3D))を実務設計に活用された事例として、「円形管における3次元骨組解析への適用事例」、「半地下水処理施設基礎への適用事例」についてご紹介頂きました。いずれも、3次元立体解析でなければできない構造物で、技術的に大変参考になる内容でした。
■ニュー設計株式会社様・フォーラムエイト事例紹介
本年の協議会では、後にご紹介する特別講演に加えて、事例紹介を行いました。弊社の解析支援サービスで業務提携をしている、ニュー設計株式会社の瀬川信弘様より「UC-win/FRAME(3D)による多径間橋梁の動的解析事例」として、曲線ラーメン橋と多径間ラーメン橋への適用事例をご紹介頂きました。解析目的に応じ、設計者の意図を自由に反映できるという点からも、製品に対し高い評価を頂きました。弊社からは、「三陸南地震で損傷したRC鉄道高架橋の解析」、「3径間立体免震橋梁モデルを対象としたベンチマーク」、「ロックシェッドの立体モデルへの適用」、そして「幾何学的非線形解析を用いた座屈解析への適用」と、4題の事例を紹介いたしました。今後、UC-win/FRAME(3D)をご活用されるにあたり、大変有効な情報をご提供する事ができたものと思っております。
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▲東京会場 |
▲ニュー設計株式会社 瀬川 信弘 氏 |
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▲UC-win/FRAME(3D)による
多径間橋梁の動的解析事例
(ニュー設計株式会社) |
▲三陸南地震で損傷したRC鉄道高架橋の
解析 |
▲幾何学的非線形解析を用いた
座屈解析 への適用 |
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