●新規価格 420,000円
●リリース 2020年 3月 2日
本製品は、公益社団法人 日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説に準拠した道路橋などの面外荷重を受ける任意格子構造の断面力解析プログラムです。線形計算、UC-BRIDGE、FRAMEなどとのデータ連動により、効率的な道路橋の設計が可能です。線形定義からのジェネレート機能により、各種構造モデルが容易に作成できます。また、AB活荷重、旧活荷重、支点沈下の影響を考慮した計算も可能です。Ver.3では、ユーザー様から寄せられたご要望への対応を中心に改訂を行いました。
『設計要領 第二集 橋梁編 平成28年8月』 支承に作用する負の反力に対応
従前より対応している「道路橋示方書・同解説 T共通編 平成29年11月」に記載の支承部に作用する力(10.1.1)に加え、「設計要領 第二集 橋梁編 平成28年8月」支承に作用する負の反力に対応しました。これにより、支承設計用反力式を上述の2式より選択することが可能となり、ご検討いただける設計の幅が広がりました。
- 「道路橋示方書・同解説 T共通編 平成29年11月」支承部に作用する力
(10.1.1.)
- 「設計要領 第二集 橋梁編 平成28年8月」支承に作用する負の反力
(式 2-2-1)
ここに、
RL+I:衝撃を含む活荷重による最大の負の支承反力
Rd1 :支承に負の反力を生じさせる部分に加わる死荷重による支承反力
Rd2 :支承に正の反力を生じさせる部分に加わる死荷重による支承反力
図1に示す張り出し端の部材(100-101,200-201,300-301,400-401)へ雪荷重を見立て支点上に集中荷重を載荷する場合、集中荷重は「その他の荷重」となるため部分係数としては『1.05』が適用されます。
Ver.3では、このような設定に対しましても、道路橋示方書に示される雪荷重の荷重係数として『1.00』が適応できるよう機能を改善しました(図2)。
集計表の結果確認画面より各部材ごとの明細表の結果を確認することが可能ですが、次部材の結果を確認する際は一旦上位画面に戻って再び当該部材を選択する操作が必要でした。これに対し、Ver.3では明細表結果画面内からリニアに前後の部材結果を確認(図3、図4)することが可能となり操作性が向上しました。
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図3 |
図4 |
今回ご紹介しました改訂内容に加え、チェック機能の強化やMighty Bridge連携用ファイルの拡張など、利便性の向上を目的とした様々な機能改善および拡張を多数行っています。
どうぞご利用ください。
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