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地盤解析/地盤改良 |
置換基礎の設計計算(H29年道示対応) Ver.3
擁壁、橋台等に設置する置換基礎(置換えコンクリート,置換え土)の安定計算、圧密沈下の検討
●新規価格
●リリース |
118,000円
2018年4月24日 |
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「置換基礎の設計計算(H29道示対応) Ver.3」では、「平成29年道路橋示方書・同解説(平成29年11月)(公社)日本道路協会」の改定に対応しています。主な機能追加は、次の通りとなります。
- 置換コンクリート基礎において、平成29年道路橋示方書・同解説に対応
- 段切置換え基礎の拡張
以下に、改定内容及び機能追加の概要を紹介いたします。また、平成29年道路橋示方書に対応したことにより製品名称を「置換基礎の設計計算(H29道示対応)」と変更しております。 |
平成29年道路橋示方書・同解説の改定により置換えコンクリートにおいて、次のような影響があります。
1.設計の基本
基礎の安定に関する照査において、永続作用支配状況及び変動作用支配状況において「変位の制限の照査」及び「耐荷性能の照査」を満足する必要があります。「変位の制限の照査」においては、永続作用支配状況の作用ケースに加えて1.00(D+L+PS+CR+SH+E+HP+(U))の作用ケースによる照査が必要となり、「地盤反力度の照査」、「水平力による照査」,「転倒モーメントによる照査」を行います。また、「耐荷性能の照査」においては、限界状態1と限界状態3を満たす必要があります。限界状態1としては、「鉛直荷重に対する支持による照査」,「地盤反力度の照査」,「転倒に対する抵抗による照査」を行い、限界状態3としては、「水平荷重に対する抵抗の照査」を行います。
2.荷重係数・組合せ係数による検討ケースの変更
これまで道路橋示方書においては、常時と地震時の区別しかありませんでしたが、平成29年道路橋示方書より、検討する作用ケース毎に荷重係数、組合せ係数が異なるため各ケースに応じた荷重の組合せの選択が必要となります。これらの組合せについては、「荷重ケース」画面にて選択を行い、係数を考慮後の値を基礎底面中心の作用力として入力します。その下の置換コンクリートにおいては、組合せに応じて自動的に荷重係数、組合せ係数を考慮した作用力を算出します。3.鉛直支持力の照査の変更
平成29年道路橋示方書では、鉛直支持力の照査が変更になり、鉛直力による影響だけではなく、水平力や転倒モーメントの影響を考慮した合力Fr(道路橋示方書IV
P.204)が支持力の制限値を超えないことを照査する必要があります。
ここに、
Fr:基礎底面に作用する合力(kN)
Hu:基礎底面と地盤との間に働く最大せん断抵抗力の特性値(kN)
Qu:基礎底面地盤の極限鉛直支持力の特性値(kN)
V,H,M;基礎底面に作用する鉛直力(kN),水平力(kN)、
転倒モーメント(kN・m)
B:水平力の作用方向の基礎幅(m)
また、支持力の制限値の算出式においてもH24年道路橋示方書とは異なり、荷重による傾斜を考慮しない支持力係数にて極限支持力の算出を行います。
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図1 「荷重ケース」画面 |
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図2 「基本条件」画面 |
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置換えコンクリート基礎において、「置換え基礎」と「段切置換え基礎」が選択できますが、「段切置換え基礎」において段差フーチングのように基礎鉛直投影幅を考慮した設計に対応しました。鉛直投影幅にて設計を行った場合、段切置換え基礎の最後の傾斜(1段の場合は寸法B4、2段の場合は寸法B6)を考慮した基礎幅で設計を行います。影響がある照査は、「地盤反力度の照査」,「鉛直支持力の照査」,「転倒による照査」になります。「滑動照査」については、最後の傾斜を考慮しない端部の水平位置までの基礎幅にて設計を行います。 |
(Up&Coming '18 盛夏号掲載) |
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