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水工 |
柔構造樋門の設計・3D配筋 Ver.12 |
柔構造樋門本体の縦方向の設計計算を支援するプログラム |
柔構造樋門の設計・3D配筋セミナー |
日時 : 2018年9月19日(水) 9:30〜16:30 |
会場 : 東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
※TV会議システムにて 大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢・
宮崎・岩手・沖縄 同時開催 |
参加費 : 18,000円 |
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●新規価格
●リリース |
470,000円
杭支持オプション:173,000円
函体縦方向レベル2断面照査オプション:80,000円
2018年8月22日 |
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Ver.12では、主に以下の機能追加・拡張・改善を行います。
- 逆T型翼壁の背面土砂形状拡張
- 逆T型翼壁の浮き上り検討時の水叩き幅の選択機能追加
- 杭の軸方向バネ定数Kvの直接指定機能追加
- GeoFEAS2Dデータの沈下量読込機能に傾斜地層対応
以下に、これらの機能の概要を紹介します。 |
従来版の翼壁の背面土砂形状は、たて壁天端位置の水平面となるように固定されていました。Ver.12では、逆T型翼壁に限り、背面土砂形状に段差形状を設定することを可能にします。この形状は、胸壁の土砂形状と同じく3段までの段差に対応します。また、たて壁天端からのオフセットを入力することで、背面土砂の開始高さも調整することを可能とします。
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図1 背面土砂形状入力画面 |
図2 背面土砂重複範囲(赤枠:堤防保護部かかと版、青枠:水路部かかと版) |
背面土砂による土圧は、「柔構造樋門 設計の手引き」の表1-3-5(P50)に従って、常時の場合は主働土圧、地震時の場合は地震時主働土圧として算出します。この時、「柔構造樋門
設計の手引き」の図1-3-5(P51)に従って、影響線で決定される範囲の盛土重量、および上載荷重を載荷重に換算します。
堤防保護部を設置した場合、水路部と堤防保護部のそれぞれについて背面土砂形状を定義します。この時、全体浮き上りの照査時の土の重量算出で重複する部分が生じますが、この重複部分についてどちらの背面土重量を考慮するかを選択する計算スイッチを追加します。
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逆T型翼壁の浮き上り検討時の水叩き幅の選択機能追加 |
従来版では、逆T型翼壁の浮き上り検討時の水叩き幅は入力された幅で計算しています。Ver.12では、浮き上がりの検討を行う際の水叩き幅を、広がり幅を考慮した幅で計算するように対応します。
個別の浮き上がり検討時の水叩き幅については、最小幅、平均幅、最大幅から選択する計算スイッチを追加します。このスイッチは、設計断面2 照査時の浮き上がり検討時に有効なスイッチとなります(図4)。
また、全体浮き上がり検討時の水叩き幅については、最小幅、最大幅から選択するスイッチを追加します(図5)。
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図3 逆T型翼壁の考え方画面 |
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図4 設計断面2 の水叩き幅(逆T型翼壁平面図) |
図5 全体浮き上がり時の水叩き幅
(逆T型翼壁平面図) |
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杭支持モデルにおいて杭のKvを自動計算する場合は、杭長Lと杭径Dの比を使って計算しますが、L/D<10の場合、H14道示IV P374の解説の記述より計算不能として計算を中断する場合があります。これにより現行版では計算結果を得られないケースがございました。これを回避するため、Ver.12では杭の軸方向バネ定数Kvの直接指定機能を追加します。Kvを直接指定することでこのエラーを回避することが可能になります。 |
GeoFEAS2Dデータの沈下量読込に傾斜地層対応 |
従来版では、GeoFEAS2Dデータに含まれる座標の1点、または2点のY座標を指定して、そのY座標と一致する格点の沈下量を抽出し、レベル2地震動照査時の照査点位置の沈下量を算出します。このため、読込可能な層は1つ、または2つの水平線上の格点に限定されていました。
Ver.12では、2つのY座標の間にある格点の沈下量を取込む機能を追加します。GeoFEAS2D データの読み込みデータ確認画面の抽出線の設定に「Y1-Y2間」のスイッチを追加し、指定したY1、Y2間の格点からレベル2地震動照査時の照査点に近い座標の格点を抽出し、沈下量を設定します。
この機能により、層が傾斜している等、水平でない層の沈下量の取り込みが可能になります。
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図6 杭配置画面 |
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図7 傾斜した地層 |
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(Up&Coming '18 盛夏号掲載) |
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