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1〜3連BOXの断面計算、縦方向、ウイングの
設計・図面作成 |
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●新規価格
●リリース |
Advanced:389,000円
Standard:316,000円
Lite:232,000円
2017年 6月 |
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「BOXカルバートの設計・3D配筋 Ver.16」では、下記のような項目について機能拡張を行いました。
・土地改良基準「水路工」(H26.3) への対応
・単鉄筋構造での最大最小土被り一括計算に対応
・門形底版一体モデル時の杭頭変位量照査対応
・直接基礎の許容鉛直支持力計算で寸法効果無視に対応
・内空幅、本体部材厚の上限拡張
以下にこれらの概要を紹介します。 |
土地改良に関して、すでに「土地改良事業標準設計図面集 ボックスカルバート工 利用の手引き(H11.3)農林水産省構造改善局」および「土地改良施設 耐震設計の手引き H16.3 (社)農業土木学会発行」に対応しておりましたが、今回、「土地改良事業計画設計基準・設計 水路工 の基準及び運用の解説、技術書 H26.3 農業農村工学会発行」に対応しました。適用基準(常時)について従来の「土地改良」は「土地改良(H11)」に変更し、新たに「土地改良(H26)」を追加しました。また、水路工では耐震設計に関して従来の「耐震設計の手引き H16.3」を参考とあるため、適用基準(地震時)については新たなスイッチ追加を行っておりません。
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▲図1 「初期入力」画面の適用基準スイッチ |
本体自重の算出ついて新たにスイッチ(4)を追加し、土地改良(H26)選択時の初期値としました。頂底版は図2緑色部分の重量を軸線長LGで除した値を軸線間に載荷します。側壁部は図2赤紫色部分の重量(ハンチ含む)を内空高で除した値を内空間に載荷します。
内水圧について、充満水による静水圧と、圧力水による静水圧の同時載荷に対応します。同時載荷は内水が満水時のみ可能となります。
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▲図2 本体自重の考え方4 |
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▲図3 充満水および圧力水による静水圧 |
土地改良基準「水路工」(H26.3)に記載されている2連ボックスカルバートの活荷重載荷位置を参考に、2,3連ボックスカルバートでの定型1活荷重(T荷重)載荷に対応します。また、任意活荷重の自動追加も行います。
後輪支間中央+前輪の影響 |
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定型1活荷重 |
活荷重による水平圧力 |
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定型2活荷重 |
後輪のみ支間中央 |
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任意活荷重1
(自動追加) |
後輪を頂版端部に載荷 |
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任意活荷重2
(自動追加) |
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▲図4 2連ボックスカルバートの活荷重載荷位置 |
その他、土地改良基準「水路工」の内容に応じた各入力項目の初期値設定等を行います。 |
単鉄筋構造での最大最小土被り一括計算に対応しました。
「初期入力」画面にて最大最小土被り一括計算=する選択時も単鉄筋構造の選択が可能です。なお、単鉄筋構造とは二次製品や小規模ボックス等に見られる鉄筋を部材断面中心付近にのみ配置したものとなります。
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▲図5 単鉄筋構造の配筋入力 |
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▲図6 最大最小土被り一括計算時の計算書出力 |
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従来、門形底版分離モデル時のみ杭頭変位量の照査に対応していましたが、今回の改訂で門形底版一体モデルについても対応しました。底版一体モデルの場合、底版を弾性体として扱うことより杭列毎に変位が異なるため、最大変位量の杭列を対象に照査を行います。
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▲図7 杭頭変位量照査の結果確認 |
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道示W(H24.3)「10.3.1 基礎底面地盤の許容鉛直支持力」(P.297〜)による基礎底面地盤の許容鉛直支持力算出において、寸法効果の無視に対応しました。「考え方」→「基本」画面→「許容支持力計算(地盤反力度のとき)」に「寸法効果を無視」スイッチを追加しており、こちらがチェックされている場合に、支持力係数の寸法効果に関する補正係数Sc=Sq=Sγ=1.0 として扱います。
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▲図8 寸法効果を無視する場合の計算書出力 |
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▲図9 「基本」画面の寸法効果を無視スイッチ |
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内空幅の上限値を20mから25m、本体部材厚の上限値を3mから5m に拡張しました。これにより、検討可能な最大寸法は以下の通りとなります。また、これに伴い任意荷重の載荷開始位置や載荷幅等の上限値も拡張しています。
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最大全幅 (m) |
最大全高 (m) |
単ボックス |
35 (26) |
25 (21) |
2連ボックス |
65 (49) |
3連ボックス |
95 (72) |
※ ( )は従来の値 |
(Up&Coming '17 盛夏号掲載) |
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