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●新規価格 470,000円(SS:70,500円) |
●リリース 2016年10月
UC-1 水工 |
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「柔構造樋門の設計・3D配筋」は、2006年10月の初版リリース後、改訂を重ねてまいりました。今回、Ver.10として主に下記の対応を予定しています。
(1) 本体縦方向の設計
・補修・補強の設計への対応 ・ブロック函体数の拡張への対応
・弾性継手の継手毎指定への対応
・柔→剛切り替え時の地震時任意荷重自動生成への対応
・任意荷重入力の改善(堤防盛土→任意荷重自動生成)
・沈下量入力の改善 ・剛支持モデルの計算書改善
(2) 曲げ応力度の抽出条件に最小鉄筋量を含むように改善
(3) 門柱の設計
・2ゲートモデルの中柱張り出し寸法入力への対応
・2ゲートモデルの縦方向の応力度軸力取り扱い方法1:X比率対応
(4) 翼壁の設計
・翼壁底版傾斜型への対応 |
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▲図1 メイン画面 |
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本体縦方向において補修・補強への設計に対応いたします。補修・補強の工法は、コンクリート断面の増加、部材の追加、支持点の追加、補強材の追加、プレストレスの導入等がありますが、今回対応する工法は、コンクリート断面の増加、補強材の追加です。コンクリート断面の増加は、コンクリート巻立て工法、補強材は、鋼板接着工法、鋼板巻き立て工法でモデル化します。また、巻立て工法だけでなく、部位毎(頂版上側、側壁外側、内空上側、内空側面、内空下側)に補強材としてコンクリート厚、鋼板厚を指定することができます。 |
本体縦方向の1スパンに設置するブロック函体数の上限を5ブロックより10ブロックに拡張します。現行バージョンでは、複数スパンを設ける必要がありましたが、複数スパンのモデルではスパン間に継手が発生するために特殊なモデルで設計する必要があり、これを回避できます。
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▲図2 本体縦方向−ブロック・断面入力画面 |
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弾性継手を設けたモデルにおいて継手毎(スパン間)にバネ値を個別に指定して計算に反映するように対応いたします。
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▲図3 本体縦方向−継手入力画面(弾性継手) |
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現行バージョンでは、堤防盛土を任意荷重に自動生成する際に常時の任意荷重として設定していますが、地震時鉛直土圧を地震時の任意荷重として自動生成するように対応いたします。
地震時鉛直土圧は、「柔構造樋門 設計の手引き」P-296に記載している以下の式を用い算出します。
地震時鉛直土圧 Pve = αE・γ・H
ここに
αE : 地震時鉛直土圧係数(儡/H=0.05を用い、柔構造樋門
設計の手引き 3-3-3式により算出します)
γ : 土かぶりの土の単位重量 (kN/m3)
H : 函体の土かぶり厚さ (m) |
現行バージョンでは、端柱で指定した張り出し寸法X8を中柱の張り出し寸法として用いていましたが、今回、中柱張り出し寸法X12を設け、端柱と異なる寸法を指定できるように対応いたします。
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▲図4 門柱−形状寸法入力画面 |
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U型翼壁において底版傾斜型の形状に対応いたします。底版傾斜型についての翼壁の計算仕様はU型と同じ仕様とします。底版傾斜型を選択した場合には、本体縦方向と翼壁の一体化設計を行うことはできません。また、図面生成においてもU型翼壁として図面を生成します。
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▲図5 翼壁−基本条件入力画面 |
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▲図6 メイン画面−3D描画 |
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現行バージョンでは、「翼壁の天端2点折れ形状」の計算に対応していますが、図面作成時には、「翼壁の天端1点折れ形状」のみの対応としているため、計算と一致した翼壁の図面作成に対応していませんでした。
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▲図7 翼壁の天端2点折れ形状 |
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▲図8 翼壁の天端1点折れ配筋図 |
そこで、今回、Ver.10では、「翼壁の天端2点折れ形状」の図面作成(計算と一致した翼壁の図面作成)に対応いたします。
また、図面作成時の「土留め壁、胸壁」高を拡張し(3.0m⇒5.0m)、頂版上面から土留め壁上面までの高さが大きい樋門の図面作成に対応いたします。
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▲図9 翼壁の天端2点折れ配筋図 |
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▲図10 土留め壁・胸壁配筋図 |
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以上、「柔構造樋門の設計・3D配筋 Ver.10」の追加・拡張機能の概要をご紹介いたしました。今後もユーザ様からのご要望にお応えして、改良・改善に努めてまいります。どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '16 秋の号掲載) |
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