New Products |
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●新規価格 300,000円(SS:52,000円) |
●リリース 2016年7月
シミュレーション |
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近年までUAV(Unmanned Aerial Vehicles、無人航空機)は軍事関連や監視・情報収集といった防衛関連の目的で使用されるのがほとんどでした。AR.DroneやDJI
Phantomなどの比較的安価なUAVの登場により、空撮、3D図の作成、商品配送といった一般的な利用も見られるようになりましたが、UAVの操縦には確かなスキルと練習が必要であり、それがこの技術を制限する1つの要因となっています。
この問題に対処するため、現在、UC-win/RoadのUAVプラグインのVR機能を用いて、簡単で自然な操作でUAVを完全に操作するというソリューションを開発中です。3D環境において、3次元上の位置を選択するという簡単な方法で飛行計画を作成し、UAVにその情報をアップロード、飛行計画の実行が可能です。UAV飛行中は、その飛行を3Dで連続的にリアルタイムでモニタリングできるので、計画どおりに進んでいるか確認できます。
対応機種
Phantom 2 (Ph2) Vision, Ph2 Vision+, Ph3 Standard,
Ph3 Advanced, Ph3 4K, Ph3 Professional, Ph4,Inspire 1 |
現在開発にはインテリジェントフライトコントロールをサポートし、すぐれた飛行の安定性を備えたDJI Phantom 3 ProfessionalのUAV
を使用していますが、UAVプラグインは、自律飛行能力のあるその他のUAVプラットフォームにも対応できるよう設計されています。
図1は使用する全システムです。DJI Phantom 3 Professional、リモコン、タブレット(Androidインターフェース)、ラップトップ(UC-win/Roadと
UAVプラグイン)、Wi-Fiルータ(UC-win/RoadとAndroidインターフェースの接続用)で構成されます。
最近、飛行計画の編集、アップロード、実行、リアルタイムモニタリングという飛行操作機能を確認する実地飛行テストに成功しました。
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▲図1 UAV操縦システム |
図2の左上にはUAVプラグインウィンドウがあり、各種設定とリアルタイムデータの表示を行います。左下は飛行編集画面で、通過点や通過点での動作(写真・ビデオ撮影等)を設定して飛行計画を作成します。飛行計画が作成できたら、ユーザは飛行を開始できます。図3は飛行の実行場面です。UAVは自動的に離陸し、計画した空路を進み、最後の通過点まで来たら着陸します。
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▲図2 UC-win/RoadでのUAVプラグインと飛行編集画面 |
図3のUAVの下にある白線は、地面との垂直線を可視化したもので、UAVの高度が分かりやすくするためのものです。
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▲図3 飛行計画の実行 |
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現在、飛行中に写真・ビデオ撮影を行う機能追加を開発中です。これが完成すれば、写真・ビデオ撮影位置を追加した飛行計画の作成、UAVをモニタリングしながらの飛行、最後に、例えば2D画像から3D図作成のように、ポストプロセシングのための飛行後にメディアファイルの自動ダウンロードというようなフルシステムを完成させることになります。 |
(Up&Coming '16 盛夏号掲載) |
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