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任意形格子桁の計算 Ver.7
任意形平面格子構造の断面力解析プログラム

●新規価格
●アップグレード価格
420,000円
210,000円
●リリース 2016年1月
UC-1 橋梁上部工
 はじめに
「任意形格子桁の計算 Ver.7」では、以下の機能追加を行います。
  1. 最大応力となる橋面上の活荷重載荷位置の図示に対応
  2. 格子構造骨組に対する影響値の±範囲の図示に対応
  3. 解析結果のCSVファイル出力に対応
  4. クリープ・乾燥収縮・温度変化の載荷状態を改善
 最大応力となる橋面上の活荷重載荷位置
橋梁のある部材を設計しようとするときは、その部材に対して最も不利となるような荷重状態を考慮しなければなりません。荷重の中でも活荷重は、その載荷位置が変動するため、死荷重のように固定された一定位置にはとどまらないので、その載荷位置の決定には注意しなければなりません。すなわち、橋面全体に活荷重を満載したときが最も大きな断面力を生じるとは限らないのです。

橋梁の設計においては、着目する部材または支点によって、活荷重の載荷位置が異なってくることは周知の事実です。弊社の格子桁解析ソフトウェアでは、従来よりプログラム内部で「影響線載荷」という手法を用いて、活荷重の載荷位置を自動決定し、着目する部材または支点の最大応答値(断面力・変位・反力など)を計算しています。

本バージョンでは、格子桁の解析結果として得られる支点反力、格点変位、部材断面力等について、着目位置における最大応答時の橋面上の活荷重載荷位置の表示機能に対応します。これにより、橋面上のどの位置に活荷重が載荷された状態での最大応答かが図示的に分かり、これを把握することで効率的な設計照査をサポートすることが可能です。
▲図1 橋面上の活荷重載荷位置
図-1は、車道部・歩道部の影響値の+範囲に対して、次の活荷重を割り当てた場合に相当します。 
・車道部の主載荷幅Bに対して : 等分布荷重p2
・車道部の主載荷幅Bかつ載荷長Dに対して : 等分布荷重p1
・車道部の主載荷幅Bの外側に対して : 等分布荷重p2の1/2
・車道部の主載荷幅Bかつ載荷長Dの外側に対して : 等分布荷重p1の1/2(=従載荷幅部分)
・歩道部に対して :群衆荷重pp : 群衆荷重pp

▲図2 活荷重載荷位置の3D表示 ▲図3 荷重別表示(車道部、主載荷幅B 5.5m、等分布荷重p2)
 格子構造骨組に対する影響値の±範囲の図示
格子構造骨組に対して、従前バージョンまでの影響線表示は一色の表示となっていたため、影響値の+部分と−部分がわかりにくい状態でした。本バージョンより、影響値の+部分を青色、−部分を赤色で区分けして3Dモデル上に図化表示します。これにより、影響値の+値範囲、−値範囲の把握が容易となります。

▲図4 影響値の±範囲の色設定 ▲図5 影響値の±範囲の3D表示
(反力影響値の場合)
▲図6 影響値の±範囲の3D表示
(曲げモーメント影響値の場合)
 解析結果のCSVファイル出力
格子桁の解析結果の全般について、他ソフトウェアへのデータ活用が効率的にできるよう、CSV形式でのファイル出力に対応します。例えば、このCSVファイルをエクセルで読み込んで、数値処理して他へ活用などの2次利用がが容易となります。

▲図7 CSVファイル出力イメージ
(Up&Coming '16 新年号掲載)
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