フォーラムエイトはこのたび、米国のMandli Communicationsとジョイントマーケティング契約を締結いたしました。両社は2013年11月に代理店販売契約を結んでいます。今回の新たな契約によって、フォーラムエイトの3次元リアルタイムVRソフトウェアUC-win/Road およびMandliの最新レーザスキャニング システムMaverickのマーケットインパクトを最大化が期待されます。
ウィスコンシン州、マディソンに拠点をおくMandli Communi-cationsは、アメリカ国内の多くの運輸関連機関に向けて、高度なデジタル画像やデータ収集機器、操作方法における設計や開発を行う業界トップの企業です。
1983年以来、Mandliは交通産業における、あらゆる範囲の画像処理、舗装、位置測定のソリューションを提供しています。GISソフトウェアやサービスの提供と併せ、安全かつ効率のよい交通インフラネットワークの設計・維持管理を支援してきました。また、米国の30を超える州との事業に取り組んできた実績があり、国外でも複数の国に技術ソリューションを提供してきました。
現在はマディソンのオフィスを拠点としており、従業員は、工学や営業、製造、プログラミング、人材、データ収集、データのプロセッシングやマネジメントなど多岐にわたる技術を持っています。
フォーラムエイトは各大陸のパートナー企業を通して、主力製品である最先端の3次元リアルタイムVRソフトUC-win/Road (VR-Design Studio)を展開しており、交通可視化委員会(TRB)や米国交通工学会(ITE)のメンバーでもあります。UC-win/Roadは、都市・交通計画および設計プロジェクトに最適なソリューションを提供可能なツールです。さまざまな3D設計ソフトやマイクロシミュレーションソフトのほか、点群データおよび写真画像データとの連携にも対応しているため、これらの既存機能を拡張し、付加価値を生み出すことが可能となります。
Mandliとフォーラムエイトのコラボレーションは、Hawaii DOT(米国ハワイ州運輸局)のプロジェクトがきっかけとなって実現しました。このプロジェクトでは、Mandliが収集したフォトログの画像から半自動的に点群データを着色する手法の構築が行われ、作成されたデータはホノルル国際航空周辺環境の3DVR シミュレーションモデルとして使用されました。
具体的には、州道92号線の対象区域における点群データに色 (RGB) を付加するソフトウェアツールを開発し、フォトログ画像と点群データを (いずれもMandli Communicationsが収集)を正確に統合させることが可能となりました。また、フォーラムエイトのUC-win/Roadに読み込んだ点群データ、shapeファイルデータを活用して、独自のインタラクティブな3D VRシミュレーション環境を生成しました。
このように、三者の連携により非常にユニークなプロジェクトが実現し、大成功に終わりました。今後の展開として、こういったプロジェクトを米国の他の州でも行えることが期待されます。
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