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Advanced:389,000円 Standard:316,000円 Lite:232,000円
Advanced:194,500円 Standard:158,000円 Lite:116,000円 |
●リリース 2015年3月
UC-1道路土工 |
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「BOXカルバートの設計」では、公益社団法人 日本下水道協会の「下水道施設の耐震対策指針と解説」(以下、耐震対策指針)に準拠した地震時検討が可能ですが、この耐震対策指針が2014年5月に改定され、2014年版となりました。前回の改定は2006年でしたので、実に8年ぶりの改定となります。「BOXカルバートの設計 Ver.14」では、耐震対策指針2014年版への対応を含め、様々な機能強化を行います。ここでは、その概要を説明します。 |
耐震対策指針2014年版の改定内容の中で、BOXカルバートの断面方向計算に関連するものとして、以下の項目があります。
- 地盤反力係数の算出方法変更
- 周面せん断力の算出方法変更
- 「BOXカルバートの設計 Ver.14」では、初期入力画面の地震時の適用基準に下水道施設2014を追加し、地震時の適用基準の選択により耐震対策指針2006年版及び2014年版に準拠した計算が行えます。
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▲図1 矩形きょのフレームモデルと地盤反力係数 |
地盤反力係数の算出方法変更
耐震対策指針2006年版では、地盤反力係数を「道路橋示方書・同解説W下部構造編」に記載の方法で算出していましたが、2014年版ではその算出式が変更され、動的変形係数から求める式となっています。
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kH |
: 水平方向地盤反力係数 (kN/m3) |
kV |
: 鉛直方向地盤反力係数 (kN/m3) |
kSS |
: 水平方向せん断地盤反力係数 (kN/m3) |
kSB |
: 鉛直方向せん断地盤反力係数 (kN/m3) |
ED |
: 表層地盤の動的変形係数 (kN/m3) |
νD |
: 表層地盤の動的ポアソン比 |
HW |
: 部材高さ (m) |
BW |
: 部材幅 (m) |
これは表層地盤を一律とみなした表層地盤の動的変形係数となり、複数層で構成される地盤でも全層で同じ地盤反力係数となります。
プログラムでは、「基礎」→「地震時バネ(断面)」画面の「計算」ボタン押下時に初期入力画面の適用基準(地震時)で選択されている耐震対策指針2006年版、2014年版に応じたバネ値を自動セットします。
周面せん断力の算出方法変更
周面せん断力は、単位体積重量、せん断弾性波速度、動的せん断弾性係数より算出しますが、耐震対策指針2014年版ではこの取り扱いに変更があります。耐震対策指針2006年版では、頂版、底版の周面位置の単位体積重量及びせん断弾性波速度から動的せん断弾性係数を算出し、周面せん断力を算出していましたが、耐震対策指針2014年版では、表層地盤の単位体積重量、せん断弾性波速度から表層地盤の動的せん断弾性係数を算出し、周面せん断力を算出するようになっています。
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τ |
: 地震時周面せん断力(kN/m2) |
GD |
: 表層地盤の動的せん断弾性係数(kN/m2) |
z |
: 地表面からの深度(m) |
γteq |
: 表層地盤の単位体積重量(kN/m3) |
g |
: 重力加速度(9.8m/sec2) |
VSD |
: 表層地盤の動的せん断弾性波速度(m/sec) |
Hg |
: 表層地盤の厚さ(m) |
Ts |
: 表層地盤の固有周期(sec) |
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道示によるL2せん断照査 検討対象が「地震時検討」時のレベル2地震時のせん断照査は限界状態設計法により行っていましたが、部材の非線形性を考慮したレベル2地震時照査を行う場合には、「地震時検討(NEXCO)」と同じように道示の方法による照査を追加し、照査方法を選択可能とします。
入力データの出力
入力データの出力を行った時点で入力済みとなっている項目について、各画面ごとに設定されているデータを出力します。 |
「BOXカルバートの設計 Ver.14」では、今回紹介した項目以外にも機能改善等を行っています。今後も、ユーザ様からのご意見,ご要望を取り入れ改善・改良を加えて参ります。どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '15 春の号掲載) |
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