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Multiframeは、3次元骨組構造解析プログラムです。入力断面として、JIS規格の鋼材断面が標準で登録されている他、ユーザ任意の断面を使用することもできます。計算後、鋼構造設計規準（日本建築学会）に準拠した断面算定を行うことができます（オプション）。また、Ver.12から平板要素を用いた立体解析をサポートしています。
パッチ分割機能
今回は、サポート窓口にお寄せいただいたご質問とその回答内容をご紹介いたします。
Q1.
Ver15.04以降のインストール/アクティベーションについて教えてください。
A1.
Multiframe Ver.15.04以降、ライセンスの認証方法が大きく変更となりました。Ver14以前は、スタンドアローンライセンスとネットワークライセンスとなっていました。
ライセンスの認証方法：Ve15.04以降は、基本的に保守契約（SELECT契約）ユーザは、MultiframeにActivation Keyを設定頂くことにより開発元であるBentley社のLicense
Serverにアクセスして認証を得る方式となりました。1つのライセンスを複数台のPCで使用：保守契約（SELECT契約）ユーザは、Bentley社のLicense
Serverに設定されているActivation Keyを複数台のPCで共有することができます。ただし同時に起動できるPCの数はご購入頂いたライセンス数が上限です。
ライセンスのチェックイン/チェックアウト：ライセンスのチェックインとは、他のPCでライセンスを使用するため、ライセンスをLicense Serverに返還することです。ライセンスのチェックアウトとは、ライセンスをオフラインでも使用できるようにするための手続きです。
Webサイトでのライセンス認証：通常は直接Bentley社のLicense Serverへアクセスして認証を受けますが、直接License Serverへアクセスできないような環境でご使用頂く場合には、インターネットへの接続ができる他のPCより、認証用のWebサイトに接続し同様の手続きを行うことが出来ます。
※ログインには、Bentley社から案内される、ユーザ名とパスワードが必要となります。これは、FORUM8が発行しているものとは異なりますのでご注意ください。オフラインでも使用可能：ライセンス認証は必ず一度、ネットワーク接続によるオンラインでの認証が必要となります。しかし、認証後は手動にて任意にオフラインで使用できる期限を設定できます（上限は契約期間内まで）。
※FORUM8では詳しい手順書を用意しておりますので、必要な場合は担当者へお申し付けください。
Q2.
平板要素の「全体パッチ分布荷重」を使用して平板要素の面と水平な方向へ荷重を設定すると想定した荷重が載荷されていません。原因と対処方法を教えて下さい。
A2.
ご質問の方法にて「全体パッチ分布荷重」を使用した場合、荷重ウィンドウでは荷重値および荷重の方向（矢印）が表示されます。しかし、データウィンドウの「パッチ荷重」シートをご確認いただくと「投影」列が「true」と表示されていると思います。「true」の場合はたとえパッチ厚さが大きくてもプログラムは投影面積を「ゼロ」と判断してしまいます。これは、デフォルトで「全体パッチ分布荷重」の「全体（投影）面積を使用」にチェックが入っているためです。
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| ■図1. 全体パッチ分布荷重設定画面 |
これを回避するためには、次のような方法が考えられます。
1. 「全体（投影）面積を使用」のチェックを外す。
2. データウィンドウの「パッチ荷重シート｜投影列」を手動で「false」に変更する。
3. 「全体パッチ分布荷重」を使用せず、「部材パッチ分布荷重」を使用する（こちらを使用すると、デフォルトで投影列は使用されなくなります）。
検証した結果図他を次に示します（正方形、1辺固定板）。
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| ■図2. モデル図/荷重図 |
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| ■図3. 変位図(true)/変位図(false) |
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Multiframe 開発元： Formation Design Systems（現ベントレー・システムズ）オーストラリア フリーマントル市
■Multiframe Ver.16 日本語版 2013年 6月リリース済み |
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| (Up&Coming '14 新年号掲載) |
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