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●最新版製品価格 |
●リリース 2013年 8月6日
UC-1 基礎工シリーズ |
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「プラント基礎の設計」は、高圧ガス設備等耐震設計指針を参考とした耐震設計構造物のレベル1地震動、レベル2地震動(設備)の耐震照査を行うプログラムです。今回の改訂(Ver2)では、高圧ガス設備等耐震設計指針の改訂内容を中心に、またお客様のご要望の多い機能に重点をおき、開発を進めました。
- 高圧ガス設備等耐震設計指針(2012年版):平底円筒形貯槽の第2設計地震動の地域係数、算定方法の改正、基礎及び地盤の耐震設計用許容応力等の算定方法の改正
- 脚柱作用力の直接入力(図1)
- レベル2地震時における代替評価法
- 積雪荷重
- 横置円筒形貯槽における地中梁無しモデル
▲図1 球形貯槽:脚柱作用力の直接指定時
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経済産業省原子力安全・保安院による経済産業省告示第217号で発出された耐震告示の内容を踏まえて、高圧ガス設備等耐震設計指針(2012年)が改訂されました。第2設計地震動、平底円筒形貯槽の算定、基礎及び地盤の耐震設計用の許容応力の算定方法の違いが大きな変更点となります。本製品では、旧基準(高圧ガス設備等耐震設計指針(2008年))並びに、新基準(2012年)の両方をサポートし、既設や新設プラントへの影響も幅広く検討できるようにしています。設備タイプは、塔類(スカート支持)、塔類(レグ支持)、球形貯槽、横置円筒形貯槽、平底円筒形貯槽に対応しています。(図2)
▲図2 設備タイプの種類
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脚柱作用力の直接入力 |
初期版(Ver1)は設備側と基礎側の設計が常に連動し基礎へのローディング荷重は、設備側で求めた荷重を基礎の設計に用いて照査していました。しかしながらリリース後、多くのお客様から、基礎の設計のみを行う仕様にしてほしいという要望があり、今回、基礎へのローディング荷重を直接指定して基礎のみの照査を行えるように拡張を行いました。基礎へのローディング荷重は、メーカー側から提供された値(又は別途算出値)で、基礎の設計を進める事ができます。(図3)
▲図3 脚柱作用力の入力画面
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比較的温暖な地方であれば、積雪荷重の影響は考慮しないはずですが、降雪地帯の地域であれば、積雪荷重によるプラントへの影響も無視できません。また豪雪地域の場合だとその影響はさらに増加します。このような積雪の影響を積雪の単位重量×垂直最深積雪量×各設備の平面底面積で算出した値を外力に加算して基礎照査を行います。なお、脚柱作用力の直接入力時はプログラム内で積雪荷重の考慮は行わないため、脚柱作用力の鉛直力に含めて入力して頂く必要があります。 |
高圧ガス設計指針(新旧)の設計例には、地中梁ありのケースしかなく初期版は対応を控えていましたが、実務レベルにおいて地中梁無しもあるという事で今回対応に至りました。なお、地中梁無しモデルの場合、別途固有周期(X方向)を算定しておく必要があります。 |
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