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2019年5月18日 |
イノベーションや人間の知覚などをテーマに「プラチナ変革の拠点「超大学」-新ビジョン2050-」「バーチャルリアリティ応用展開」「イノベーションの後半戦」と題した講演とワークショップ「VR視覚接続による知覚拡張」「触覚を通じた身体感覚の創造」が行われました。
東京大学先端科学技術研究センター 稲見昌彦教授による講義「バーチャルリアリティ応用展開」は、災害体験VRの有用性、VR体験年齢の自主規制に関する最新の論文、身体拡張する超人化技術の多産業への適用など、VRに対する認識を新たにする貴重な内容となりました。
また、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 南澤孝太教授によるワークショップ「触覚を通じた身体感覚の創造」では、触感覚を活用した新たなプロダクト/サービスのデザインについて解説。同氏が実際に開発したハプティクス伝送装置を用いて、粘土で様々なものの触覚を伝えるアイデアを議論しました。弊社から参加のグループでは日本料理の食材の裁断ハプティクス伝送を提案するなど、多様なアイデアが生まれていました。
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2019年5月25日 |
東京大学大学院工学系研究科 松尾豊教授による「人工知能の未来 -ディープラーニングの先にあるもの-」では、人工知能、Webマイニング、ビッグデータ分析、ディープラーニングの最新研究動向を解説。ディープラーニングは徐々に産業適用が進んでおり、今後の展望として、労働集約型産業である農業、建設業、食品加工業などの自動化や、従業員の顔判定によるストレスチェック等を使った労務管理、自動片付けロボットなどでの活用可能性を紹介しました。
東京大学大学院情報学環 越塚登教授による「Society5.0に向けたIoT, AIの利活用及びデータ戦略」では、ITの進展によるリスク低減社会の実現に向けて、ドイツの政府主導施策などを挙げながら、ビッグデータを有効に活用するためSociety
5.0でデータ連携基盤の整備を行う必要性について強調されていました。
また、「機械学習超入門」「自動車ビッグデータの利活用」「貨幣経済を転換させるアントレプレナーシップ・ワークショップ」の、3つのワークショップも行われました。
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2019年6月1日 |
建築家・隈研吾氏による「点・線・面」では、工業化社会以後の自然な建築への転換により、地方の職人の技術、地域の材料を生かした建築が現在のベースになっていることを説明。デザインと並行して構造解析、見積などを短いサイクルで回す設計手法についても触れました。
同じく建築家の坂野正崇氏は、「『超』=innovationの源泉とは?『絶対矛盾〜求め続ける人間〜螺旋運動』」と題して、建築家が個々の技術をインテグレートしていることは一種のビジネスモデルであるとし、また、イノベーションを起こすため敢えて自分を新しい環境に置くことの重要さを説きました。
ワークショップではVR体験、コンテンポラリーダンス、絵画制作、素材探しの4つのカリキュラムを実施し、イノベーションについてのディスカッションを行いました。体を動かす、絵を書くなどの体験後にアイデア出しをすることで参加者は柔軟な意見交換を行いました。
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