はり無し二柱式RC橋脚の耐震設計、図面作成プログラム
初版リリース:2023.06.29
初版リリース :2015.11.13
3DA
3D配筋
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF
橋脚のはり無し二柱式モデルに対応した設計計算プログラムです。本版では、平成29年11月に発刊された『道路橋示方書・同解説』に対応しています。
また、配筋図及び構造一般図の図面の作成が行えます。
プログラムの機能と特長
二柱式橋脚は、左右の柱がはりで連結されていない独立した柱が上部構造を支持する形式の橋脚を対象とした設計計算プログラムです。単柱式橋脚を対象とした「橋脚の設計」と同様に主に下記を適用基準としています。
上記以外に既往の参考資料や指針等を参考に、単柱式橋脚とほぼ同等の計算を行えるようにしています。
項目 | 備考 | |||
柱本数 | 2 | 単柱は不可 | ||
柱平面形状 | 矩形、矩形(面取り) | 中空、テーパーは不可 | ||
小判形 | ||||
円形 | ||||
基礎形式 | 直接基礎 | |||
杭基礎 | 基礎製品と連動 | |||
設計対象 | 新設 |
形状、配筋
永続/変動/偶発(衝突)作用が支配的な状況に対する照査
偶発(レベル2地震動)作用が支配的な状況に対する照査
部分係数法における照査
道路橋のおかれる様々な条件や導入される技術の信頼性等に応じて合理的に必要な性能が確保できる設計を具体的に行いやすくなる「部分係数法」が導入されました。この設計法においては、全ての作用に荷重組合せ係数γp、荷重係数γqを考慮し断面力を算出します。そして算出された断面力に対して、調査・解析係数ξ1、部材・構造係数ξ2、抵抗係数Φを考慮した制限値以内に収まっているかを照査します。
・・・限界状態1または限界状態2 | |
・・・限界状態3 |
ここに、
Si:作用の特性値に対して算出される部材の応答値
Pi:作用の特性値
RS,RU:部材等の限界状態1、限界状態2又は限界状態3に対応する部材等の抵抗に係る特性値
そこで本製品では、部分係数を用いた照査において使用する各係数を確認・変更できる設定画面を用意しました(図3)。また、部分係数データをファイルに保存し、H29道路橋示方書対応製品間でやり取りすることも可能となります。
図面生成、3D配筋生成
本製品では、設計したモデルの図面作成および3D配筋生成に対応しています。図面作成では、一般図から配筋図、組立図、加工図、鉄筋表などの図面を一括生成し、SXF, DXF, DWG等の各種2次元図面ファイルへの出力も可能です。また、3D配筋生成機能では、躯体の配筋状況を3Dで表示し、鉄筋同士の干渉チェックを行えます。併せて、3D配筋モデルのIFC等の各種3Dモデルファイルへの出力も可能です。
計算項目
二柱式橋脚では、下表の計算に対応しています。
項目 | 常時レベル1地震時 | レベル2地震時 | |||
安定計算 | 直接基礎 | ○ | - | ||
杭基礎 | |||||
杭基礎 | △ | △ | |||
フーチング | 直接基礎 | ○ | ○ | ||
杭基礎 | ○ | ○ |
※橋軸直角方向のフーチングは骨組計算、柱間の照査に対応。
永続/変動/偶発(衝突)作用が支配的な状況
偶発(レベル2地震動)作用が支配的な状況
付属設計
他製品との連動
以下の製品との連動・連携が可能です。
「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応)」と連動し、設計水平震度を取り込むことが可能です。
「基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対)」と連動し、基礎の照査が可能です。
「Engineer's Studio®」エクスポート
道路橋示方書 | 道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成29年11月 (社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説 IIIコンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年11月 (社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説 IV下部構造編 平成29年11月 (社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説 V耐震設計編 平成29年11月 (社)日本道路協会 |
BIM/CIM基準要領 | 3次元モデル成果物作成要領(案)令和3年3月 国土交通省 |
・道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月(社)日本道路協会
・平成29年道路橋示方書に基づく道路橋の設計計算例 平成30年6月 公益社団法人 日本道路協会
プログラムの機能と特長
二柱式橋脚は、左右の柱がはりで連結されていない独立した柱が上部構造を支持する形式の橋脚を対象とした設計計算プログラムです。単柱式橋脚を対象とした「橋脚の設計」と同様に主に下記を適用基準としています。
上記以外に既往の参考資料や指針等を参考に、単柱式橋脚とほぼ同等の計算を行えるようにしています。
項目 | 備考 | |||
柱本数 | 2 | 単柱は不可 | ||
柱平面形状 | 矩形 | 中空、テーパーは不可 | ||
小判形 | ||||
円形 | ||||
基礎形式 | 直接基礎 | |||
杭基礎 | 基礎製品と連動 | |||
設計対象 | 新設 |
計算項目
二柱式橋脚では、下表の計算に対応しています。
項目 | 常時レベル1地震時 | レベル2地震時 | |||
安定計算 | 直接基礎 | ○ | - | ||
杭基礎 | |||||
杭基礎 | △ | △ | |||
フーチング | ○ | ○ | |||
○ | △ |
※橋軸直角方向のフーチングは骨組計算、柱間の照査に対応。
常時、暴風時及びレベル1地震時の照査(許容応力度法による)
レベル2地震時の照査(地震時保有水平耐力法による)
補強設計
付属設計
他製品との連動
「基礎の設計・3D配筋」※二柱式橋脚に対応したバージョンが必要です。
「Engineer's Studio®」エクスポート
道路橋示方書 |
道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成24年3月(社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋編 平成24年3月(社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説 IV 下部工編 平成24年3月(社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成24年3月(社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成14年3月(社)日本道路協会 |
・道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月(社)日本道路協会
・既設道路橋の耐震補強に関する参考資料 平成9年8月(社)日本道路協会
・既設道路橋基礎の補強に関する参考資料 平成12年2月(社)日本道路協会
・道路橋示方書・同解説 SI単位系移行に関する資料 平成10年7月(社)日本道路協会
・設計要領 第2集 -橋梁・擁壁・カルバート-平成12年1月 日本道路公団
・設計要領 第2集 橋梁建設編 平成18年4月 東・中・西日本高速道路株式会社
・設計要領 第2集 橋梁保全編 平成18年4月 東・中・西日本高速道路株式会社
・設計要領 第2集 橋梁建設編 平成24年7月 東・中・西日本高速道路株式会社
・設計要領 第2集 橋梁保全編 平成24年7月 東・中・西日本高速道路株式会社
・設計要領 第2集 橋梁建設編 平成26年7月 東・中・西日本高速道路株式会社
・設計要領 第2集 橋梁保全編 平成26年7月 東・中・西日本高速道路株式会社
・アラミド繊維シートによる鉄筋コンクリート橋脚補強工法設計・施工要領(案) 平成10年1月 アラミド補強研究会
・既設橋梁の耐震補強工法事例集 平成17年4月(財)海洋架橋・橋梁調査会
・杭基礎設計便覧 平成19年1月(社)日本道路協会
・「兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様」の準用に関する参考資料(案) 平成7年6月(社)日本道路協会
・国総研資料第700号 既設橋の耐震補強設計に関する技術資料 平成24年11月 国土交通省 国土技術政策総合研究所
・道路橋示方書・同解説(平成24年3月)に関する質問・回答集(I)V 耐震設計編 平成24年11月 耐震設計小委員会
※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
本体価格
価格は税込表示です
■本体価格
製品名 |
価格 |
---|---|
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) | ¥440,000(税抜 ¥400,000) |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | ¥292,600(税抜 ¥266,000) |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 |
価格 |
---|---|
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) | ¥176,000(税抜 ¥160,000) |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | ¥117,040(税抜 ¥106,400) |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) サブスクリプション | 無償 | ¥176,000 (税抜 ¥160,000) |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) サブスクリプション | ¥117,040 (税抜 ¥106,400) | |
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) サブスクリプションフローティング | ¥246,400 (税抜 ¥224,000) | |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) サブスクリプションフローティング | ¥163,856 (税抜 ¥148,960) |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) | ¥198,000 | ¥233,200 | ¥286,000 |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | ¥131,670 | ¥155,078 | ¥190,190 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) | ¥330,000 | ¥391,600 | ¥484,000 |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | ¥219,450 | ¥260,414 | ¥321,860 |
製品名 | アカデミー価格 |
---|---|
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) | ¥352,000(税抜 ¥320,000) |
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | ¥234,080(税抜 ¥212,800) |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
二柱式橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) | ||
バージョン | リリース日 | バージョンアップ内容 |
---|---|---|
1.0.0 | 23/06/29 |
新規リリース。
|
二柱式橋脚の設計計算(旧基準) | ||
バージョン | リリース日 | バージョンアップ内容 |
---|---|---|
1.00.00 | 15/11/13 |
|
動作環境
OS | Windows 10 / 11 ※部分係数法・H29道示対応版は32bit OS、64bit OS のどちらでも動作します。64bit OSではOSが提供する32bitエミュレーション技術によって動作します。 |
|
---|---|---|
CPU | 部分係数法・H29道示対応版 | Intel Coreシリーズおよび完全互換のあるCPU |
旧基準版 | Intel Coreシリーズおよび完全互換のあるCPU | |
必要メモリ(OSも含む) | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 | |
必要ディスク 容量 |
部分係数法・H29道示対応版 | 32bit:約430MB以上必要(推奨450MB) 64bit:約680MB以上必要(推奨700MB) |
旧基準版 | 約150MB以上 (インストール時及び実行時含む) | |
ディスプレイ(画面解像度) | 1024×768以上 | |
入力データ 拡張子 |
部分係数法・H29道示対応版 | PF2 |
旧基準版 | F2Z | |
ファイル出力 | 部分係数法・H29道示対応版 | HTML、3DS、VRML、PDF、PSX、SFC、P21、DWG、DXF、JWW、JWC、TSD、XPR F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、XLSX、XLS、PDF、 JTD、JTDC |
旧基準版 | HTML、3DS、VRML、PDF F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、XLSX、XLS、PDF、 JTD、JTDC |
|
他製品との連動 | 部分係数法・H29道示対応版 |
<連動> 基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) <ファイル連携> 震度支承(支承設計)(部分係数法・H29道示対応) <保存> Engineer's Studio®データ(es) |
旧基準版 |
<連動> 基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) 深礎フレームの設計・3D配筋(旧基準) <ファイル連携> 震度支承(支承設計)(旧基準) <ファイル連携> Engineer's Studio®データ(es) UC-win/FRAME(3D)データ(F3D) |
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