名古屋にシステム・ショールームを開設!
この度、弊社東京本社システム営業グループは、JR名古屋駅の直上に位置するJRセントラルタワーズ36階に、名古屋サテライトショールーム・セミナールームを開設する運びとなりました。ショールームスペースを大きくとり、ドライブシュミレータをはじめとした各種最新システムを常設展示いたします。
中部地区の自動車関連ユーザ、土木建築関連ユーザのサポート拠点として、技術ミーティングや商談などの場として、ぜひともご活用くださいますようお願いいたします。お気軽にお越し頂き、ぜひ弊社のソリューションをご体験ください。
また、今後の名古屋地区における弊社主催セミナー開催場所としても活用していきますので、ぜひともご利用ください。
10月1日(木)・2日(金)には、ショールームの披露および弊社製品・システム展示と併せ、開設記念エキスパートセミナー・懇親会(会場:名古屋マリオットアソシアホテル)を開催いたしました。こちらの模様については、本誌次号(2016年1月1日号)にてレポートを掲載予定です。
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名古屋ショールーム
〒450-6036
名古屋市中村区名駅1丁目1番4号
JRセントラル・タワーズ 36F
TEL : 052-688-6888
FAX : 052-688-7888 |
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CSAJ主催「GoogleI/O・WWDC報告会」参加レポート
2015年6月27日、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)の主催により、「Google I/O・WWDC報告会」が開催されました。米サンフランシスコで5月に開催されたGoogle
I/O 2015と、6月に開催されたApple社の開発者向けイベントWorld Wide Developers Conference 2015へ実際に参加した方が報告を行い、非常に興味深い内容となりました。
■Google I/O 、 WWDCとは
Google I/O、WWDCはそれぞれ、Google社、Apple社が一年に一度開催する開発者向けのイベントです。両イベントでは、世界をリードする企業の最新の情報が発表されることもあり、開発者向けのイベントでありながら、開発者以外の方々も注目する人気のイベントです。
参加するにはチケットを購入する必要がありますが、入手困難なため、参加できたら幸運なイベントです。
■Google I/O内容報告
今年のGoogle I/Oでは、大きく分けてAndroid、Google Play、IoT(Internet of Things)、マシンラーニングのそれぞれの分野で基調講演がありました。
Android関連の講演では、Android Oneと呼ばれる開発途上国向けの廉価版Android搭載スマートフォンの発表、Andorid Mと呼ばれる次のAndoridバージョンに関する発表、Andorid Autoと呼ばれる自動車に搭載し、ナビなどの機能をもつAndroidなどが発表されました。
Google Play関連の講演では、Google Fitと呼ばれる、フィットネスAndoridアプリのためのAPIの発表や、Andoridでゲームアプリを開発するための新APIが発表されました。
IoT関連ではProject Brilloと呼ばれる、あらゆるデバイスをネットワークにつなげるためのAndroidプラットフォーム拡張機能が発表されました。
マシンラーニング関連では、Google Nowと呼ばれる、使用者の行動を解析し、使用者が欲しい情報を先読みして提供する機能などが発表されました。Project Brilloは特に興味深い発表です。Brilloとは、Androidベースの低スペックマシン用のOSで、家電や農業機械などありとあらゆるものをネットワークに接続し、IoTを実現するために開発されています。近々、Developer Preview版が公開されると発表されています。OSと同時にWeaveというIoTのための通信プロトコルも開発中と発表されました。IoTは今、注目されている話題のひとつであり、これから急速に普及することが予想されます。WeaveはIoT通信のプロトコルとして業界標準になる可能性が高いと考えられます。
なお、Project Brilloについての詳細はWebページ(https://developers.google.com/brillo/)で公開されています。
■WWDC内容報告
一方WWDCでは、OS X El Capitan(次期Mac OS Xのバージョン)、iOS9、Apple Play Swift 2のオープンソース化について基調講演が行われました。
それぞれ、特筆すべき画期的な新機能などの発表ではありませんでしたが、Swift 2 のオープンソース化の発表は世界中の開発者が注目していると思います。
Swiftとは主にiOSやMac OS Xで動作するアプリケーションを開発するために使用されているプログラミング言語です。2014年に発表された後、iOSやMac OSX向けのアプリケーション開発者には注目されていましたが、それ以外のプラットフォームの開発者は使用することができませんでした。オープンソース化とともにLinuxで動作することが約束されており、これからはより多くの開発者が使用する言語になるかもしれません。
■一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
http://www.csaj.jp/
「高尾599ミュージアム」が8月11日にオープン
〜3D模型サービスを利用した高尾山コンタ地形模型も展示〜
高尾山(標高599m)の魅力を世界に向けて発信するとともに、その誇る自然について広く親しんでもらおうという観光施設「高尾599(ゴーキューキュー)ミュージアム」(東京都八王子市高尾町)が今年8月11日、同山の麓にオープンしました。この山名と標高を組み合わせたユニークな名称を冠したミュージアムの呼び物の一つが、高尾山の様々な自然に触れられる展示室「Nature
Collection」です。実は、その中にはフォーラムエイトの3D・VR(バーチャルリアリティ)エンジニアリングサービス「3D模型サービス」を利用した展示も含まれています。同ミュージアムの披露を兼ねたオープニングレセプションが開館前日の8月10日に開催され、その明るく親しみやすい雰囲気と、先進のICT(情報通信技術)も活用しながら表現した知的かつ文化的なコンセプトの心地よい融合が印象的でした。
■高尾山への登山口近くにオープンした「高尾599ミュージアム」
高尾山への好奇心を誘う様々な工夫
東京都心からのアクセスの良さに加え、その豊かな自然と変化に富んだハイキングルートなどが多くのハイカーを引きつけ、東京近郊で人気の観光スポットとして定着してきた高尾山。2007年にミシュランの日本版観光ガイドで最高ランクの「三つ星(わざわざ旅行する価値がある)」の評価を得て以来、その知名度はさらに劇的にアップ。近年は、国内はもとより海外からも多くの観光客を集めています。
この夏オープンした「高尾599ミュージアム」は、メンテナンス時などを除き年中無休で、通常は入館無料。都心のハイカーらにとって最寄り駅となる京王線・高尾山口駅から南へ徒歩約4分、国道20号の高尾山入口交差点に面して立地しています。
和風二階建ての落ち着いた風情の外観とは対照的に、その館内は白を基調として機能的に構成。館東側に面した芝生広場を縫うように進み、メインエントランスを入ると、目の前はミュージアムショップ。右手は全面ガラス張りのエントランスホールに沿ってカフェ、その先の館北側にはキッズスペース「Play Mountain」を設置。
■エントランスホールに設置されたカフェ
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■キッズスペース「Play Mountain」
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中央部は高い天井で開放感豊かな展示室「Nature Collection」に、各種動植物や昆虫の標本、地形模型などを収容した16基の展示台をレイアウト。その西側には、壁一面にブナの木を中心として高尾山に棲む多様な動物のはく製が展開し、これにプロジェクションマッピングの手法を用いることで四季折々の生態を体感してもらおうという映像展示「Nature Wall」が占めます。
さらに、展示室の一角には「高尾山マナー講座」「高尾山の歩き方」「発見!高尾山の秘密」という3つのテーマでハイキング前の学習が可能な3連モニターによる情報ガイドのコーナーを設置。2階には有料で幅広い利用に対応する市民ギャラリーも設けられています。
前述のオープニングレセプションでは、同ミュージアム名誉館長の池田清彦早稲田大学教授や「ムササビ先生」こと岡崎弘幸教諭らによるトークイベントがエントランスホールで行われ、親子連れなどの来場者が熱心に聴き入っていました。
■地形模型や各種動植物の標本など高尾山の自然に身近に触れられる
16の展示台を収容する展示室「Nature Collection」
地形模型の展示を支える3D模型サービス
「Nature Collection」に展示される16基の展示台の一つに収められているのが、フォーラムエイトの「3D模型サービス」を利用し、高尾山から相模湖に至る広範な一帯の地形を立体的かつ精緻に再現した模型です。そこではまず、3DリアルタイムVRソフト「UC-win/Road」で地形(国土地理院5mメッシュ)を作成。それを3Dモデル化して16区画(2×8)に分割し、白色の模型として3Dプリンターで出力。16個の模型は展示ケース(内寸1740mm×640mm)内に並べて収容され、同ミュージアムなど主要施設や山の名称を記したアクリルキューブがはめ込まれています。
■フォーラムエイトの3D模型サービスを利用した高尾山コンタ地形模型
(執筆:池野 隆)
「自主簡易アセス支援サイト」および環境アセスツールの機能を紹介
〜環境省発表の事例集にも3DVRを活用した2つの自主アセス事例が掲載〜
フォーラムエイトが3DVR活用を支援する2つの自主アセス事例 「中綱南側土砂採取事業(株式会社マテリアル白馬)」「養魚場跡地太陽光発電所計画(ソーラカナモリ株式会社)」が、2015年6月30日に発表された環境省事例集『自主的な環境配慮の取組事例集〜環境配慮で三方 一両得〜』に掲載されています。この事例集は、法令等の対象とならない事業や事業活動について、事業者による自主的な環境配慮の取組を支援・促進する目的で、環境省が参考となる11の事例をとりまとめて紹介したものです。いずれも、NPO地域づくり工房(代表理事:傘木宏夫氏)より依頼を受け、フォーラムエイトでVRデータを作成しています。
こういった取り組みと関連するものとして、フォーラムエイトでは2015年4月より、NPO地域づくり工房の依頼により「自主簡易アセス支援サイト」を公開しています。これは、3DVRを活用 し自主簡易アセスメントを実施しようとする事業者および、ファシリテートを担う環境NPO等の業務を円滑にすることを目的として、無償の設計支援ソフトをはじめとする参考情報を提供するものです。
また現在、VRと簡易アセスを同時に評価することを可能にするツールとして、UC-win/Roadと連携する環境アセスメントプラグインの開発を進めており、次のような機能が予定されています。
■環境アセスメントプラグイン機能一覧(開発中)
景観の評価:任意で選んだ視点での緑視率探索、表示
日照障害の評価:任意で選んだモデルの冬至での時間毎の日照可能調査、表示
浸水対策の評価:浸水氾濫解析xpswmmにより施設に対する浸水の程度と範囲を予測
騒音の評価:騒音シミュレータで任意の場所における騒音レベルと環境基準値を照合
駐車場出入口での交通障害の予測評価
反射光の予測:太陽光発電パネルからの反射光の行方を計測し、その範囲をVR上に表示
避難対策の簡易評価:避難解析EXODUSとの連携により評価を行う
なお、本年11月18日〜20日開催のFORUM8 Design Festival 2015-3daysでは、NPO地域づくり工房代表理事 傘木宏夫氏の執筆による、VRを活用したアセスに関する開発とその解説書「まちづくりの新しい作法 自主簡易アセス〜3D-VRを使った環境コミュニケーションのすすめ〜」の出版披露が予定されています。 |
■日陰計算 |
■緑視率判定 |
■太陽パネル反射光シミュレーション |
新製品・サービス情報をすべて収録、「Products Guide 2015」発行!
フォーラムエイトでは2015年9月、すべての製品・サービスの最新情報を収録した、「Products Guide 2015」を発行いたしました。今回、読みやすく紙面・構成を一新しております。ぜひともお手に取り、ご覧ください。フォーラムエイトHPからもPDF版がダウンロードできます。
■Products Guide
http://www.forum8.co.jp/product/proguide/proguide-index.htm
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