橋百選 |
BRIDGES 100 SELECTION |
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1. 九頭竜橋 福井市 下路ランガートラス橋 |
橋長295.2m 幅員 7.5m |
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福井市の九頭竜川に架かる。当地には古くから舟を鎖で繋いだ橋が架かっていたことから、通称舟橋と呼ばれている。
1578年、柴田勝家が刀狩で集めた刀や鉄砲を利用して、黒竜渡(渡船場)のあった現在の九頭竜橋付近に48艘の舟を並べて鎖で繋ぎ留め、その上に板を渡した初代の舟橋を架設する。
この橋は当時、越中の神通川舟橋と並んで「天下の三大舟橋」と称され全国に名を知られた。1878年、明治天皇の北陸巡幸にあわせ木橋が架設された。1948年福井地震で損壊、1951年に現在の九頭竜橋が竣工、復興のあかしでもあった。
2. 九十九橋 福井市 鉄筋コンクリート橋 |
橋長 144m 幅員 26m |
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戦国期の朝倉氏時代にはすでに存在していたが、一般には天正3年(1575年)柴田勝家が架けた橋と言われている。それは「半木半石」(北側半分が木材、南側半分が石材)と特徴ある架け方をしたことに由来している。構造は江戸時代も変わらず、九十九橋(米橋、大橋とも呼ばれた)は、奇橋、名橋として全国に知られるようになった。
架け替えは江戸時代に定期的に行われ、明治7年にも最後の「半木半石」構造で架け替えられたが、明治42年に過去10回以上にわたる半木半石構造に終止符を打ち、木造トラス橋になった。その後、昭和8年、昭和61年に架け替えられた。
3. 箱ヶ瀬橋 大野市 単径間吊橋 |
橋長 266m 幅員 4.4m |
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1968年、ダム完成とともに奥地資源搬出のため、架けられた。
当時、いつか実現するであろう、本四架橋(瀬戸大橋)のモデル橋として九頭竜湖に架けられた吊橋である。
柔構造の主塔と捻り剛性の大きいトラスの補剛桁を採用し我国では珍しい平衡線ケーブルを用いた。
完成後、各種測定を行い、そのデータが瀬戸大橋に使われた。平衡線ケーブルを使った吊橋としては、長野県の金谷橋についで古い。夢の架け橋とも呼ばれている。
4. アイリスブリッジ橋 あわら市 3 径間連続鋼斜長橋 |
橋長 175m 幅員 4m |
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1999年に全面開通した北潟湖に架かる真っ赤な斜長橋でハミングロードのシンボル。このアイリスブリッジを中心に湖畔を一周できるハミングロードが整備されている。自転車、歩行者専用で2ヵ所に設けられた高さ23mの主塔が特徴的である。冬期を除いて毎日ライトアップされる。
天候がよければ白山連邦から登る初日の出を望むことができ近年、初日の出スポットとして人気を集めている。
アイリスは花菖蒲の意味で、あわら市の花に選定されている。
5. 鳴鹿橋(なるかばし) 福井市 トラス橋 |
橋長 162.5m 幅員 7m |
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永平寺町鳴鹿と東古市間の九頭竜川に架かり長さ162.5m。1875年に福井市の舟橋が木橋となり不用になった舟、20艘ほどで舟橋を架設したのが最初。後に、ケヤキ柱を使ったつり橋となった。現在の橋は1964年に完成した。
6. 御廊下橋(おろうかばし) 福井市 木製屋根付き桁橋 |
橋長 14.5m 幅員 3.6m |
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平成20年3月福井城400年を契機として復元、整備された。藩主が政庁であった本丸と西三ノ丸とを往復するための専用の木橋。天守台の目の前にあり、福井城内に明治初期まで架かっていた木橋を現地にほぼ忠実に復元したもの。総ヒノキ造りの橋は、屋根のおかげで色あせることもなく、美しい姿を保っている。
7. 雄島橋 坂井市 PC桁橋 |
橋長 224m 幅員 約3.5m |
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朱塗りの雄島橋は周囲約2kmの雄島に架かり歩いて渡ることができる。橋を渡り大鳥居をくぐると78段の石段があり、上に大湊神社が祭られている。境内からは東尋坊を臨むことができる。架橋は昭和初期と言われている。4月20日には、雄島祭りが行われ重さ300kgの舟神輿が雄島橋を渡り、クライマックスでは神輿が海を渡る。
8. 青戸の大橋 おおい町 トラス橋 |
橋長 743m 幅員 8m |
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1973年に架けられた若狭湾最大の海上橋で,自動車、歩行者用の橋で、小浜湾・青戸の入江から大島半島へ渡る大橋。
かつて陸の孤島と呼ばれていた大島半島の大島地区、犬見地区と、おおい町市街地を最短で結ぶ非常に重要な橋である。
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(Up&Coming '12 春の号掲載) |
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