毎日続けていくと徐々に呼吸が深くなっていき、気が付くと15分くらいたっていることもあります。15分静かに座って呼吸を眺めていると深い意識になるとも言われています。
毎日何もしない時間を確保するためには、積極的に取り組む意志が必要です。また継続して実践するためには、成果が出ていないように思えてもとにかく続ける忍耐力が必要です。
このため、マインドフルネスは集中力や、意志力や自己鍛錬にもつながるといわれています。
ステップ2;こころをみつめる
からだと呼吸とこころは自分を一つにし、外界とつながって存在しています。呼吸は随意神経系と不随意神経系によってコントロールされているので、意識的にも無意識的にも行なうことができます。その意味で呼吸は意識と無意識のゆらぎの中で生のすべてを感じ、気づけるのではないでしょうか。からだとこころをつなぐ呼吸、意識と無意識をつなぐ呼吸をとおして、感情や思考をありのまま受け入れ、こころをみつめていきます。呼吸を眺めることで、評価をせずに、とらわれのない状態であるこころ、ありのままのこころをみつめることが可能になっていきます。
それは今まで自分が頭で、思考で作り上げてきたべき思考など枠にとらわれたかたい思考、ひいてはかたいこころをゆるめることになります。
マインドフルネスは日常生活でのストレス低減によるストレスマネジメントだけでなく、少しずつ生活の一部として自然に入ってくることで、私たちはおだやかなこころやより幸福であると感じることができるようになると思います。
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