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電波タイムズダイジェスト Vol.4
2015.7〜9

このコーナーでは電波タイムズ紙で掲載されたニュースより、U&C読者の皆様に関連の深い画像・映像、情報通信、建設土木、自動車など各分野の注目トピックをピックアップしてご紹介いたします。
 
■製品組立プロセス検討を3次元モデルで支援(富士通)

富士通は、組立製造業向けに、デジタルプロセス社が開発した、製品の組立プロセスの検討を3次元モデルで支援するデジタル生産準備ツール「FUJITSU Manufacturing Industry Solution VPS」の新シリーズソフトウェアを発売したと発表した。今回新たに、鉄道車両、自動車、航空機など、10万部品を超えるような超大規模な3次元データにおいて、組立時に部品が干渉しないかなどのフルアセンブリモデル(機器全体)での設計検討(製品成立性)を可能とする「VPS VridgeR(ブリッジャー)」と、生産ラインのシミュレーションを可能とする「VPS GP4」を「VPS」のラインアップに加えた。(2015.07.01/2面)



■ITS Japan/15年度通常総会 官民連携し世界に誇れるITS技術構築

特定非営利活動法人ITS Japan(会長:渡邉浩之トヨタ自動車顧問)は、東京都千代田区大手町の経団連会館で、「2015年度通常総会/総会シンポジウム」「総会交流会」を開催した。
2015年度通常総会は、経団連会館2F国際会議場で開催され、渡邉会長が「昨年度は一定の成果を上げることができた」と挨拶。関係府省庁を代表して国土交通省の深澤淳志道路局長から来賓挨拶があり、「2020年度は東京オリンピック・パラリンピックが開催される。これは、日本のITS技術を全世界の人たちに発信する素晴らしいチャンスと考える。今後も官民密接に連携して取組み世界に誇れるITS技術の構築を図る」とした。続いて、2014年度事業報告、2015年度事業計画の報告、提案を行った。議事の結果、原案通りに承認され、2015年度の取組みも新たにスタートすることになった。重点取組みの一つは、協調型運転支援と自動運転技術。昨年度は、ITS Japanのこれまでの活動成果を活かし、戦略的イノベーション創造プログラム自動走行システムプロジェクト(SIP-adus)への民間意見の反映、及び国際会議の開催支援を行ったが、今年度は一般会員の参加機会拡大、ニーズ把握のために自動運転研究会を立ち上げ、活動の領域を広げる。(2015.07.06/4面)



■ドローンによる撮影映像等ガイドライン(案)(総務省)

総務省では、小型の無人機(ドローン)の普及が進みつつある状況を受け、ドローンによる撮影映像等をインターネット上で閲覧可能とすることについて考え方を整理し、このような行為を行う者が注意すべき事項を検討してきたがこのほど、ドローンによる撮影映像等のインターネット上での取扱いに係るガイドライン(案)として取りまとめた。
『撮影映像等のインターネット上の取扱に係る考え方』における「第1項・基本的考え方」は次の通り。ドローンによる撮影行為により、プライバシーや肖像権といった権利を侵害する可能性がある。撮影行為の違法性は、一般的には、1. 撮影の必要性(目的)、2. 撮影方法・手段の相当性、3. 撮影対象(情報の性質)等を基に、総合的にかつ個別的に判断されるものとされている。
また、撮影行為が違法とされる場合には、当該映像等をインターネット上で閲覧可能とした場合、原則として閲覧可能とした行為自体も違法となる。また、インターネットによる情報の拡散により、権利を侵害された者への影響が極めて大きく、当該映像等は人格権に基づく「送信を防止する措置」の対象ともなる。(2015.07.06/1面)



■接近するドローンの飛翔音を検知するシステム(理経)

理経は、ドローンシールド社と新規販売代理店契約を締結し、ドローンの特徴的な飛翔音を検知するシステム「Drone Shield」の販売を開始した。「Drone Shield」は、ドローンが発する飛翔音を検知する独自の特許技術「Acoustic detection(音響検知)テクノロジー」を利用し、集積した音を解析し、蓄積されたデータベースへ照合する。レーダーでは感知できない小型のドローンも高精度で検知、150b離れた場所からドローンを検知することが可能だ。飛翔音がドローンである場合には、アラート機能により瞬時にスマートフォンなどへメールで通知する。(2015.07.13/2面)



■歩行者移動支援データサイト開設(国交省)

国土交通省は7月21日、移動に役立つデータのオープンデータ化を開始すると発表した。「歩行者移動支援に関するデータサイト」を開設し、バリアフリー、無料公衆無線LANスポットに関するデータ等、同省が保有する約5万件のデータからスタートする。2020年東京オリンピック・パラリンピックも控え、誰もがストレスなく自由に活動ができるユニバーサル社会の構築に向け、ICT(情報通信技術)を活用した歩行者移動支援サービスの普及促進を図っている。(2015.07.27/4面)



■デジタルタコグラフとスマートデバイスの混在運用など(富士通)

富士通は、物流業務を革新するロジスティクスソリューション「ロジフィット」シリーズに、運行管理ソリューション「FUJITSU ロジスティクスソリューション「ティーエム ネクストラ」を新たに追加し、パッケージ版とSaaS版を発売したと発表した。「ティーエム ネクストラ」は、運行車両の分析や運行業務の支援を行うソリューション。今回、大型車両ではデジタルタコグラフを活用し、中小型車両やデジタルタコグラフを取り付けにくい傭車にはスマートデバイス(スマートフォン、タブレット)を活用するなど、デバイスの混在運用を可能とした。また、車両状態のセンシング情報(速度、燃費、温度など)を収集する機能や、ドライバーのバイタル情報を収集し眠気を予兆段階から検知する機能と連携できるため、現場環境の見える化を実現した。(2015.08.14/2面)

■協力・記事提供:株式会社電波タイムス社  HP:http://www.dempa-times.co.jp/
 

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(Up&Coming '15 秋の号掲載)
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