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Vol.7  開催目前の「第20回 ITS世界会議東京2013」と
 フォーラムエイト


 世界最先端のITS 技術が一堂に、2日間の一般無料公開も

日本では9年ぶり3度目の開催となる「第20回 ITS世界会議東京2013」の開催がいよいよ目前に迫ってきました。

今回会議の初日10月14日は、東京国際フォーラムで開会式を実施。翌15日からは18日まで、東京ビッグサイトにおいて会議セッションや展示など多彩な催しが行われます。

そのうち、会議セッションは約250セッションにより構成され、展示会には約700小間が出展される予定。主催者側は会期中、約60カ国・地域から8,000人以上の参加を見込んでいます。なお、同会議への参加には事前に、「第20回 ITS世界会議東京2013」公式サイト(http://www.itsworldcongress.jp/japanese/index.html)からの参加登録が必要です。

一方、同会議では会期中に2日間(10月17日・18日)限定の一般公開日(無料)を設定。上記Webサイト上に8月1日から、一般公開日への参加登録ボタンを公開し、参加申し込みを受け付け中です。

この一般公開日には、フォーラムエイトも出展する展示会やショーケース(試乗を含むデモンストレーション)が広く一般市民に無料開放されます。世界の最先端技術に触れるとともに、ITSの役割や可能性について楽しみながら理解できる機会の提供が意図されています。

 今回会議でのフォーラムエイトの出展概要

フォーラムエイトは「第11回 I T S世界会議愛知・名古屋2004」に初めて出展。以来、今回会議で連続10度目の参加となります。

今回会議の展示会で当社は、

  1. UC-win/Roadクラスターシステム・マルチドライバ機能を用いた6KデジタルサイネージシステムとUC-win/Roadドライブシミュレータによるレース体験コーナー
  2. VR- CloudRおよびUC-win/Roadによるパーキングソリューション
  3. 実機の運転台を用いたUC-win/Road鉄道シミュレータ
  4. トンネル管理者訓練システム「G’Val」

などを出展します。

これらを通じ、最先端のVR技術が可能にする先進のモビリティを多くの来場者の皆さんに体感していただきたいと考えています。


ITS 世界会議 東京 2013

開催日:2013年10月 14日(月)〜18日(金) 展示:15日(火)〜18(金)
一般公開日:10月 17日(木)〜18日(金)
会場:東京ビックサイト
URL:http://www.itsworldcongress.jp/japanese/

 フォーラムエイト展示予定内容


 ITS関連サイト紹介

 ETC の普及を支援、広がる新たな活用の可能性

多岐にわたるサービスを実現するITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の中で、多くのドライバーにとってなじみ深い一つが、自動料金支払いシステム(ETC)です。

これは、車載器と地上の基地局との間の無線通信を利用し、ドライバーが料金所などで車を停止させることなく、自動的に料金の支払いを行えるもの。料金所の渋滞解消やドライバーの利便性向上、管理費の節減などの効果が期待され、普及が広がっています。

このETCの運用に関連して定められた基準の中で、複数の有料道路を通行する利用者一般の利便を考慮し、情報の安全確保を一元的に、効率的かつ確実に実施することが求められました。これに基づき、各自動料金収受者からの指導や要請の下、関連業界関係者の総意を得て1999年に設立されたのが、「財団法人 道路システム高度化推進機構(ORSE)」(今年4月から「一般財団法人」に移行)です。

以来、ORSEは情報安全確保規格の提供や識別処理情報の付与に関する業務、ETC技術の高度化に向けた調査研究などを実施。併せて、統一性のある高度なETCの普及、および同技術を活用したサービス実施を支援しています。

同機構の上記Webサイトの「機構案内」では、そうした機構の概要についての情報や事業報告などを掲載。また「ETCと機構の役割」として、ETCの仕組みやETCをめぐる機構の役割を図解。加えて、「ETC導入の目的と効果」として(1)利用者の利便性向上、(2)料金所渋滞の緩和、(3)料金所周辺の大気汚染や騒音などの環境改善に加え、(4)乗り継ぎ料金など今後の多様な料金制度の支援、(5)地域を活性化させるスマートICなどの可能性に言及。さらに「日本のETCの特徴」として、(1)国内どこでも使える統一のシステム、(2)国際標準に準拠した通信周波数帯の使用、(3)車両所有者と料金支払者を分離した2ピース方式の採用による多様な利用への対応、(4)セキュリティとプライバシーの保護、(5)欧米で採用されているタグ方式との相違点について概説しています。

それに対して「利用者への案内」では、ETCの利用に向けた規定、ETCを利用するための事前の準備事項、実際にETCを利用する際の手順、ETC利用上の注意事項、関連する助成制度などについて紹介。広がるETC利用の可能性の一端として、ETC車載器を利用した駐車場料金の自動支払いサービスやフェリーの乗船手続きの簡素化など、民間の利用車番号サービス(ETC多目的利用)についても、イラストを交えて解説しています。

また「事業者への案内」からは、前述の情報安全確保規格の開示、識別処理情報の付与、相互接続性試験、ETCの高度化に関する調査研究や開発などに関する情報を閲覧できます。

さらに「ETC図書館」からはORSEが随時発信しているニュースレターなどが掲載されています。

そのほか、トップページからは「ETC総合情報ポータルサイト」や「平成24年版 ETC便覧」をはじめ、ETCの利用や普及に関わるさまざまなサイトやページへのリンクが張られています。

▲トップページ:
一般財団法人 道路システム高度化 推進機構
▲ORSEの主要事業
▲ETC総合情報ポータルサイト ▲「有料道路」から「街なか」へ
ETCの使い道が拡大

(執筆:池野隆)

※画像は一般財団法人 道路システム高度化推進機構により提供
  (images provided by ORSE: Organization for Road System Enhancement)
※本記事後半のコーナー(ITS関連サイト紹介)は、一般財団法人 道路システム高度化推進機構の許諾を得て書かれています。


     
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(Up&Coming '13 秋の号掲載)
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