Ver. |
日付 |
内 容 |
1.00.00 |
'03.06.06 |
初版リリース |
1.00.00
↓
1.02.00 |
'03.10.03 |
■プログラムの追加・更新
入力
1)「横拘束材料」タブを追加。横拘束材料には、鉄筋またはFRP材料が指定できます。
2)断面エディタにおいて、矩形の配筋パターンが2段配筋に対応。2段の矩形配筋の入力が容易になりました。
3)「検討部材」のリスト表示にyp-zp軸表示を追加。
4)組合せ荷重ケースの荷重割増係数の入力を追加。
結果表示画面
5)抵抗曲げモーメントを「応力度」計算結果の詳細結果に追加。
計算
6)抵抗曲げモーメントの計算機能を追加。
レポート出力
7)抵抗曲げモーメントを「応力度」計算結果に追加。
■ヘルプの内容の追加と修正
1)追加機能の説明追加。
2)UC-win/FRAME(3D)の動的解析結果をエクスポートしたサンプルモデルを追加。 |
1.02.00
↓
1.03.00 |
'04.03.17 |
■プログラムの追加・更新
入力
1)断面エディタにおいて、「断面諸量の確認と断面計算オプション」に、「せん断オプション」を追加。せん断関係の計算オプションはここで入力します。
2)横拘束材料エディタにおいて、Ahを「Ah:鉄筋断面積」一覧からの選択機能を追加。従来どおり、任意入力も可能です。
3)断面エディタにおいて、「小判配筋」を追加。
結果表示
4)「断面計算結果」において、せん断応力度と許容応力度、せん断力とせん断耐力の比較結果が確認可能。
5)「断面計算結果」が存在する場合、その結果一覧を自動的にレポートに追加。
計算
6)せん断耐力計算・照査、およびせん断応力度計算・照査機能を追加。RC断面を対象とし、道示(V、W、V)および土工指針に対応しています。
■プログラムの不具合修正
入力
1)断面エディタにおいて、道路横断面を使用すると、保存したデータが読み込めない。
レポート出力
2)「矩形配筋」で入力した鉄筋の「配置データ」が、レポートに出力されない。
3)断面エディタおよび断面作成において、「既存アウトラインの 再利用」を用いて作成されたアウトラインを組み合わせた場合、インポート・エクスポート時にエラーが発生。 |
1.03.00
↓
1.03.01 |
'04.05.11 |
■プログラムの追加・更新
入力
1)断面エディタにおいて、鉄筋の追加の際、丸鋼に対応。データベースから丸鋼(SR235)を選択して材料データを作成した場合に有効です。
レポート出力
2)レポート出力において、BMPを出力した際のプレビュー時のメモリ消費量を改善。
3)レポート出力において、以下の結果出力において「罫線無し」の出力オプションを追加。
断面計算
・結果表(概要)
フレーム計算
・ばね要素の結果−テーブル
・節点の結果−テーブル
・部材の結果−テーブル
・節点の時刻歴結果−テーブル
・部材の時刻歴結果−テーブル
・シーケンス抽出結果
■プログラムの不具合修正
入力
4)断面エディタにおいて、断面要素リストの最後に非構造材料をもつアウトラインがあると、断面計算結果が表示されない。
計算
5)道示Vを選択した断面において、初降伏モーメントMy0の計算に「終局ひずみ発生位置」のデータを考慮していたので、これを考慮しないように修正。
レポート出力
6)横拘束筋材料データをρで直接入力した時、結果−標準出力(詳細)において、M−φ照査結果で横拘束筋の降伏強度fyhが0となってしまう。 |
1.03.01
↓
1.03.02 |
'04.06.10 |
■プログラムの不具合修正
入力
上部構造アウトラインを作成しようとするとエラーが発生する不具合を修正 |
1.03.02
↓
1.04.01 |
'04.10.14 |
■プログラムの追加・更新
1)限界状態設計計算に対応。
【機能概要】
・以下に対応した、限界状態設計計算(使用限界、終局限界、疲労限界)をサポートしています。
平成8年制定コンクリート標準示方書[設計編]
2002年制定コンクリート標準示方書[構造性能照査]
鉄道構造物等設計標準・同解説 コンクリート構造物(平成11年10月)
<以下、UC1RC断面計算Ver.3からのグレードアップ機能>
・ひとつの断面に対し、複数の荷重ケースを想定した照査が可能。
・UC-win/FRAME(3D)による線形解析モデル上で直接照査が可能(連動ファイルを作成しなくてよい)。
・終局限界に対する照査は、UC-win/FRAME(3D)による非線形解析モデル上で直接照査が可能(連動ファイルを作成しなくてよい)。
・PC鋼材が考慮可能。
・任意形状断面に対して照査が可能。
・2軸曲げ状態の応力度、耐力計算にも対応。
・せん断耐力に炭素繊維・アラミド繊維の影響を考慮可能。
・1断面に、複数のコンクリート材料、異なるの強度の鉄筋や鋼板の混在が可能。
詳しい計算機能はこちらを参照ください。
−入力−
・「断面」の編集において、限界状態設計計算用準拠基準を追加。
・「断面エディタ」において、「限界状態設計」計算用のデータ入力画面を追加。
・「荷重の編集」において、「限界状態荷重ケース」の編集機能を追加。ここで、限界状態設計計算に用いる荷重を設定します。
−結果表示−
・「照査一覧」において、「限界状態設計による照査」に照査結果の一覧表示を追加。
−レポート出力−
・限界状態設計計算結果の出力を追加。
2)断面作成ウィザードに対応。
−入力−
・「断面」の新規作成に、「断面作成ウィザード」を追加。新規作成だけでなく、再編集が行えます。
※ただし、本バージョンでは、断面に関する以下の設定は「断面エディタ」にて再編集する必要があります。
・PC鋼材や炭素繊維貼付けの追加など
A.ファイバー要素による非線形解析を行う時(UC-win/FRAME(3D)のみ)
・ファイバー要素の設定(ヒステリシス、メッシュの設定)
B.M−φ要素による解析や(UC-win/FRAME(3D)のみ)曲率による照査を行う時
・M−φ特性
C.断面照査(応力度、耐力)を行う時
・断面計算用パラメータの設定
・断面計算オプション
3)曲率(φ)による照査機能に対応
※本バージョンでは、UC-win/FRAME(3D)のM−φ要素および曲率照査に用いるM−φ特性について、正負の特性が対称形状のトリリニア型のみをサポートしています。
−入力−
・「モデル設定」に「オプション設定」を追加。M−φ特性を自動で算出する場合に必要な軸力として、荷重ケースを割り当てます。また許容曲率を算出するための設定(橋の重要度、橋種)を選択します。
・「断面諸元と断面計算オプション|M−φ特性」および「M−φ特性」エディタを追加。ここで、曲率の照査に用いるM−φ特性を作成します。任意設定の場合は直接M−φ特性を入力します。
・「部材の編集(UC-win/Sectionでは検討部材エディタ)」において「M−φ特性」を追加。部材が使用するM−φ特性、およびM−φ特性を算出するための軸力の計算方法を指定します。
・「部材の編集(UC-win/Sectionでは検討部材エディタ)」において「荷重ケース」に曲率(φ)による照査方法を追加。照査対象とする限界値(ひび割れ、初降伏、許容曲率)を選択します。
−結果表示−
・「照査一覧」において、「応力度・耐力等の照査」に曲率の照査結果を表示。
4)鋼断面の曲げ計算機能の強化
鋼製材料のみからなる断面において、応力度照査に加えて、M-N相互作用図の計算、曲げ耐力の照査に対応。ただし、曲げ計算用準拠基準が「道示V(鋼製橋脚)」の時のみ計算可能です。
5) 斜め引張応力度σIの計算ならびに照査に対応
せん断計算用基準で、道示V(H8)、道示V(H14)を選択した際に、応力度の照査結果として表示されます。また、2軸曲げおよび2方向せん断力を受ける場合のσI計算も可能です。
その他
入力
6) 「断面」の編集において、曲げ計算用準拠基準にJH二集(タイプI)を追加。従来のJH二集は、JH二集(タイプII)と同じです。
7) 「断面計算用パラメータ」において、曲げ耐力算出用応力ひずみ計算のパラメータ表示を追加。例えば、道示V(タイプI)では、εcc、σcc、E'desなど。
8) UC1RC断面計算Ver.3のデータ読み込みに対応
計算
9) M−N相互作用図の計算速度の向上。
■プログラムの不具合修正
入力
1)「断面」エディタにおいて、鉄筋を入力時に、鉄筋径を任意として鉄筋断面積を入力しても、鉄筋径の選択に戻ってしまう不具合を修正。
レポート出力
2)「アウトラインを再利用」で作成した断面において、「配置データ」を含むとレポートが生成できない不具合を修正。 |
1.04.01
↓
1.04.03 |
'04.11.24 |
■プログラムの追加・更新
入力
1)限界状態設計計算において、使用限界状態−ひび割れ幅の照査に、鉄筋応力による方法とPC鋼材応力による2つの結果を同時に照査できるように機能を追加。
2)円形を多数有する断面において、表示速度が非常に遅かったので改善。
3)断面、アウトラインなどのリストにおいて、途中のデータを削除後にフォーカスが先頭に戻らないように改善。
計算
4)終局モーメントの計算において、断面諸元によっては、内部固定の曲率の上限値により終局モーメントが決まる場合があったので、この上限値を緩和。
5)プラントル薄膜近似によるねじり定数計算方法の改善。
※旧バージョンとねじり定数の計算結果が異なる場合があります。旧バージョンのデータを読みこんだ際、メッセージが表示されますが本バージョンで、再度保存すれば新しい値に更新されます。
■プログラムの不具合修正
レポート出力
1)限界状態設計計算の「計算書書式」出力において、使用限界状態の検討における環境条件が、常に「一般の環境」と表示されていた。
2)限界状態設計計算の「計算書書式」出力において、使用限界状態の検討で変動荷重による応力度計算の設定が「デフォルト(計算しない)」になっている場合、計算結果が表示されていた。
3)限界状態設計計算の「計算書書式」出力において、使用限界状態の検討における曲げひび割れ幅照査の出力項目で、PC鋼材の応力σPeが出力されていなかった。
結果表示
4)限界状態設計計算の曲げ疲労照査の詳細表示において、中立軸の距離が負の値となる時にσcrdが表示されなかった。
5)限界状態設計計算において、終局限界状態Mudの詳細表示において、中立軸位置と終局ひずみの表示に誤りがあった。
6)限界状態設計計算において、「20002年コン示」の時に、f’ck≧60の場合の終局ひずみが間違っていおり、曲げ耐力の計算結果が間違っていた。 |
1.04.03
↓
1.05.01 |
'05.05.20 |
■プログラムの機能追加・改良
1.鋼断面のM−φ特性算出に対応しました。
・充填ありの場合は、降伏と許容の2点を算出します。
・充填なしの場合は、圧縮降伏、引張降伏、許容の3点を算出します。
2.M−φ特性に新タイプを追加して、全体構成を下記のようにしました。
・バイリニア対称型
ノーマル(★新規)
Takeda(★新規)
・バイリニア非対称型
Takeda(★新規)
・トリリニア対称型
Takeda
ノーマル(★新規)
・トリリニア非対称型
Takeda(★新規)
3.アウトライン、断面、M−φ特性、ヒステリシス、横拘束材料、材料の並びの順番を変更できるようにしました。
4.M−φ特性の自動算出において(φc, Mc)の勾配が正負で異なる場合があったので、同じとなるように改良しました。これにより、「断面諸量と断面計算オプション」画面で鉄筋にチェックが入っていない場合は、モーメント中心点はコンクリート断面図心を使用し、応力度の積分時は鉄筋を無視して算出します。
■プログラムの不具合修正
◆入力
1.断面の設定でM−φ特性を自動作成するとしている場合に、MuMy0オプションで圧縮縁からの距離を変更しても自動生成されるM−φ特性にすぐに反映されない不具合を修正しました。
2.作成済みの断面を右クリックして、「断面ウィザードを使用する」で再度データ編集しようとするとエラーが発生することがある不具合を修正しました。
3.コンクリート断面要素にアウトライン要素を配置してもアウトライン要素の図形が表示されない場合がある問題を修正しました。
◆計算
楕円配筋とした場合に鉄筋座標の自動算出処理が間違っていた不具合を修正しました。
◆結果表示
土工指針を選択した場合の平均せん断応力度を照査する値が正しくない不具合を修正しました。
◆レポート出力
1.断面作成時にかぶり部分とコア部分に分けてコンクリート要素を配置し、鉄筋をその境界に配置するとレポート出力時に倍の鉄筋本数と面積を表示していた不具合を修正しました。
2.「組み合わせ荷重ケース」の入力データ出力で、改ページされない不具合を修正しました。
3.曲げ耐力一覧の出力で+側Mに対し曲率が−で表示される不具合を修正しました。
4.断面力タブからPPFへ出力する場合に、ランの数が多いと改ページが正しく処理されない不具合を修正しました。 |
1.05.01
↓
1.06.00 |
'05.08.04 |
■プログラムの機能追加・改良
・M−φ特性にMy0=Muオプションを追加しました。
・M−φ特性に、
原点指向型
原点最大点指向型
を追加しました。
・断面、アウトラインの作成において楕円形状は多角形としていますが、曲線の内側に内接する処理としていたため、面積が実際よりも小さくなっていました。これを面積が等しくなるように多角形の頂点座標を調整するようにしました。
・鋼製断面(充填なし)に対してM−φ特性のトリリニア(対称)ノーマル型を適用すると、軸力がゼロのときにパラメータを見直すようにエラーを出す場合がありましたが、これをでないように改善しました。
■プログラムの不具合修正
◆入出力画面
・断面にコンクリート材料が2種類あり、荷重状態が全断面引張の場合に応力度計算を行うとエラーが発生する不具合を修正しました。
・曲げ耐力の照査一覧において、応答値がゼロのときに許容値に対する判定結果がNGとなっていた不具合を修正しました。
・限界状態設計の照査一覧において、使用限界状態のVd/Vcdの安全率の照査は0.7と表示すべき箇所が、1.0となっていた不具合を修正しました。同時に、Vdが負のときにVd/Vcdの値も負となっていた不具合を修正しました。
・限界状態設計の詳細結果画面で、左側ツリーを順にクリックしていくとエラーが発生する場合がありましたので修正しました。同時にタイトルバーに表示されている荷重ケース名称が間違っていた不具合を修正しました。
◆計算
・M−φ特性(フレーム計算用)とM−φグラフ(断面計算結果)の算出方法に誤りがありましたので修正しました。従来は、曲げモーメントMzp、Mypの合成方向の角度を与えていましたが、求められるφc、φy0、φuはそれぞれ中立軸角度が異った値となっていました(非対称断面の場合)。実際にフレーム計算に用いるM−φ特性としては、中立軸角度はそれぞれ同じでなければならないことから、曲げモーメントMzp、Mypの合成方向の角度を中立軸角度として与え、その中立軸まわりに曲率を変化させてφc、φy0、φu求めるようにしまオた。
【留意点】
一般的な橋脚柱断面や上部構造断面の面内方向などのように対称な断面では問題ありませんが、上部構造断面の面外方向などのように非対称な方向の計算結果は前バージョンと異なることがあります。
◆レポート出力
・限界状態設計の「図表書式」と「総合表書式」の出力において、スターラップの入力データのうちyp軸方向が出力されていなかった不具合を修正しました。また、スターラップの引張強度、降伏強度が出力されていなかったので、これらも出力するようにしました。
・「照査一覧|応力度・耐力等の照査」において、画面では判定結果がすべてOKなのに、レポート出力を行うとNGと表示される場合がある不具合を修正しました。
・限界状態設計の出力で、「検討部材ごとの最も不利なケースの出力」を図表書式、表書式、計算書書式、総合表書式の4種類について行うと、それぞれの中身は同じ内容となるはずですが、実際は異なっていた不具合を修正しました。 |
1.06.00
↓
1.07.00 |
'05.11.04 |
■プログラムの機能追加・改良
・M−φ特性に下記モデルを追加しました。
・トリリニア対称型−原点指向型
・トリリニア対称型−原点最大点指向型
・トリリニア対称型−弾性型
・トリリニア非対称型−弾性型
・テトラリニア対称型−Takeda型
・テトラリニア対称型−平成11年鉄道耐震基準準拠
・テトラリニア非対称型−Takeda型
・テトラリニア非対称型−平成11年鉄道耐震基準準拠
・道路橋示方書におけるせん断耐力などの計算において、せん断スパンsp(または橋脚高さhp)がd/1.15(d:有効高さ)よりも小さい場合は、規定に従ってd/1.15の代わりにspを使用するようにしました。
・M−φ特性や断面から自動生成したばね特性において、許容塑性率算出用安全係数を任意入力ができるように、モデル設定ウィンドウへオプションを追加しました。
・入力データのレポート出力で、「部材(1)」だけを出力したときに断面番号対応表を出力するように改善しました。
・時間のかかるレポート出力を実行したときにキャンセルできるようにしました。
・断面の図表示において、デフォルトでは主軸座標系を表示していませんでしたが、表示するように変更しました。
■プログラムの不具合修正
◆入出力画面
・材料データベースにおいて、炭素繊維シートの値に一部誤りがありましたので修正しました。
・中弾性SU440-300: 厚さ (誤)0.111mm (正)0.163mm
・高弾性SU540-300: 引張強度 (誤)3400N/mm2 (正)1900N/mm2
◆計算
・降伏モーメントMy0や終局モーメントMuの算出において、ある軸力下では収束しない場合がある不具合を修正しました。
◆レポート出力
・曲げ計算用準拠基準が「道示V(鋼製充填なし)」または「道示V(鋼製充填あり)」の断面に対して、入力データ出力を行うと、印刷プレビューウィンドウで「不正な不動小数点演算命令」が発生する不具合を修正しました。
・断面計算標準出力において、限界状態設計法の「詳細出力|「全ケース出力」を実行すると、印刷プレビューウィンドウがでない不具合を修正しました。
・限界状態設計法の入力データ出力において、「ひび割れ|寸法効果を考慮したコンクリートの設計強度」のオプションは、「H8コン示」のときだけに影響するのに、「2002コン示」や「H11鉄道」のときも印字していました。誤解を招かないように、「H8コン示」であることを明記しました。合わせて、入力ウィンドウも改善しました。
・限界状態設計法の入力データ出力において、「ひび割れ|コンクリート応力度算出時の換算断面諸量」のオプションの内容が、正しく出力されない場合がある不具合を修正しました。 |
1.07.00
↓
1.07.01 |
'06.02.08 |
■プログラムの機能追加・改良
・せん断応力度計算で、準拠基準が土工指針の場合に軸力による補正係数CNを考慮するようにしました(土工指針−カルバート工指針p.57解説文準拠)。
・曲げ応力度計算結果詳細画面において、ボタンMax/Minを押したときに、抵抗曲げモーメント値を表示する機能がありますが、同画面下の中間データ(中立軸位置など)も同時に表示するようにしました。
・「断面諸量と断面計算オプション」画面の左側ツリーにおいて、鉄筋要素全体としての設定をチェックオフ、個別の鉄筋要素に対してはオンとした場合、断面定数の算出には鉄筋を無視するが、レポート出力では個別のチェック状態だけが出力されていました。一見すると計算上の取扱いとレポート出力が整合してないようにみえるので、鉄筋要素全体としての設定をチェックオフとした場合は、個別の要素に対してもチェックオフとするように入力部を改善しました。
・レポート出力「断面計算標準出力」において、せん断準拠基準が「道示III」のときにコンクリートの斜引張応力度(プレストレス部材用)の照査結果を出力しないオプションを追加しました。
・レポート出力「断面(詳細)」において、主軸yp軸回りの断面係数を出力するようにしました。ただし、主軸の傾きが5度より大きい場合は非表示となります。
・レポート出力「断面(詳細)」において、数値断面に対しては改ページしないようにしました。
・レポート出力の断面計算標準出力「書式1」において、断面図の中に表示される一点鎖線が中立軸であることを明記しました。
■プログラムの不具合修正
◆入出力画面
・断面作成時に、FRP貼り付けができない場合がある不具合を修正しました。
・「断面作成ウィザード」で空白を選択し、断面エディターを開いた後にキャンセルボタンを押すとエラーが発生する不具合を修正しました。
・断面詳細結果画面において、「Mu,My0オプション」タブや「せん断オプション」タブを表示している場合に、ヘルプボタンを押すとトピックが呼び出されない不具合を修正しました。
◆計算
・「断面エディター|断面諸量と断面計算オプション」において、「ベースとなる断面要素」を変更してもねじり定数を再計算していなかった不具合を修正しました。1.07.00以前のデータに保存されているねじり定数は正しくない場合がありますので、データ読込時にねじり定数を再計算するかを確認するウィンドウを出します。
◆レポート出力
・レポート出力の「断面計算結果」において、主軸が傾いているときのMy0、Muの値が正しくない不具合を修正しました。
◆ファイル・OS
・ローカル(USB)またはネットワークタイプのプロテクトキーをWindows XP SP2のDEP(データ実行防止機能)を有効として使用した場合、アプリケーションエラーが発生する不具合を修正しました。 |
1.07.01
↓
1.08.00 |
'06.07.20 |
■プログラムの機能追加
M−φ特性に「線形」タイプ追加しました。断面を持つ場合は降伏剛性となります。
コンクリート材料データベースに16MPa、18MPaを追加しました。
■プログラムの機能改善
曲率の照査機能に、応答塑性率の表示を追加しました。その他、ひび割れ曲率や許容曲率に対する比率も同時表示が可能です。
「断面要素|応力度・耐力等の断面計算用」において、曲げ計算用準拠基準が「道示V(タイプII)」のとき、“横拘束効果なし”を設定できるようにしました。
曲げ計算用準拠基準が「JH二集(タイプI)」のときの終局曲げモーメントを計算するとき、終局ひずみの定義を以下のように変更しました。
旧 εcu=ε'cc
新 εcu=εcc
ねじり定数を算出するときに、断面をメッシュ分割してプラントルの薄膜アナロジーによる薄膜の体積を求めていますが、メッシュ分割の開始位置を断面端部から断面中心へ変更しました。
【注意】
1.07.01以前のデータを読込んだ場合は、ねじり定数を再度算出しますので、値がわずかに異なることがあります。
レポート出力「断面計算標準出力|応力度・耐力等(詳細)」に、炭素繊維シートやアラミド繊維シートの厚さ、枚数、面積を表示するようにしました。
レポート出力「断面計算|標準出力|詳細|応力度計算」において、「グループ名称+部材名称+着目点位置(X=d.ddd)」の文字列が長い場合に、文字切れしてしまう問題を改善しました。
断面やアウトラインなどの名称に「”」「&」「<」「>」の文字を使用できるようにしました。
限界状態設計法のレポート出力で、「一覧出力」と「詳細出力」で同じ荷重ケースが抽出されるように改善しました。
せん断計算に必要な係数Cdc、Ccについて、指定された準拠基準に応じて入力可/不可とするとともに、説明文を画面に加えました。
画面解像度が1024x768のモニターでは、M−φエディターの各ウィンドウがはみでてしまい、OKボタンが押せませんでしたので、ウィンドウサイズを小さくしました。
UC1/RC断面計算データで以下のようなデータは、中空図形の左右方向位置関係を持たないため、UC-win/Section側で左右配置を適当に決定して読込んでいましたが、このとき中空図形の配uが重なる場合があり、結果として面積や断面二次モーメントが異なる問題を改善しました。
断面外側・・・1つの台形 断面内側・・・複数の台形で控除としたデータ
■プログラムの不具合修正
「照査一覧|応力度・耐力等の照査|せん断耐力の照査」で、抽出キーが絶対値(例:Syp_ABS)の行に「S
< Sus」の照査結果が表示されない不具合を修正しました。
断面の鉄筋配置で不正な入力データがあると、断面エディター起動時にエラーがでてプログラムが止まってしまう不具合を修正しました。
「照査一覧|応力度・耐力等の照査|許容せん断応力度の照査|Aw」について、
(必要な配筋量)<(実配筋量)
の照査結果一覧の表示が正しくない場合がありました。たとえば、
zp軸方向:0=0
yp軸方向:900<1200
の場合に、一覧にはyp軸方向の結果が抽出されるべきですが、実際にはzp軸方向の結果が抽出されていた不具合を修正しました。
◆計算
断面計算結果のM−φグラフにおいて、yp軸まわりのM−φ結果が正負逆となっていた不具合を修正しました。M−φグラフの正側に、断面yp軸より右側を圧縮と考えた結果が表示されるべきでしたが、それを負側に表示していました。対称断面では問題ありませんが、左右非対称断面では面外方向のM−φ結果が正負逆となります。
台形アウトラインを用いて中空断面を作成し、曲げ計算用準拠基準を「道示V-TypeII」にすると、M−φ曲線の算出ができないことがある不具合を修正しました。
円形が隣接する断面でねじり定数の算出値がゼロになる不具合を修正しました。
◆レポート出力
「一時的な断面計算|終局限界状態」の画面からレポート出力を行うと、印刷プレビュー画面で表示される、中立軸位置と角度の表示が逆になっていた不具合を修正しました。 |
1.08.00
↓
1.08.01 |
'06.12.28 |
■プログラムの機能改善
・レポート出力に、下記項目を出力するようにしました。
保存したファイル名称
使用しているバージョン名
タイトル(レポート出力設定画面で入力)
コメント(レポート出力設定画面で入力)
・必要スターラップ量Awの計算では、鉄筋許容値σsaに荷重ケースの許容割増係数が考慮されていますが、レポート出力ではそれが考慮される前の許容値を出力していました。許容割増計数を考慮したσsaを表示するように改善しました。
■プログラムの不具合修正
◆入出力画面
・メイン画面「照査一覧」画面とレポート出力において、曲率の照査結果(平均荷重から)に対するOK/NGの判定が間違っている不具合を修正しました。
・メイン画面「照査一覧」タブで、OK/NG、OK、NGの切り替えボタンを押しても判定結果が正しく表示されない不具合を修正しました。
・「部材の編集|M−φ特性エディター」画面の[OK/キャンセル]ボタンが、マウスを移動することにより点滅してしまう問題を修正しました。
◆計算
・ねじり定数の自動算出値が負の値となることがある不具合を修正しました(たとえば、薄肉L型鋼など)。
・せん断準拠基準が「道示-IV」のときに、平均せん断応力度の許容値τa1に考慮される割増係数Cdcが2回乗じられている不具合を修正しました。
・薄肉断面などで終局モーメントの計算が失敗することがある問題を修正しました。
◆レポート出力
・断面計算詳細結果のレポート出力で、PC鋼材量を2行に出力していたため、総鋼材量が2倍に計上されていた不具合を修正しました。
・断面の編集画面からM-N相互作用図を表示させてその画面からレポート出力を行うと、Mu、Mcy、Mtyの値が正しくない不具合を修正しました。MuがMcyの欄に、McyがMtyの欄に、MtyがMuの欄に表示されていました。
◆ファイル
・アウトラインや断面などにつけた名称に半角カタカナが用いられていると、ファイル保存した後にそのデータを読込むことができない不具合を修正しました。
・弊社製品「UC-1/RC断面計算」のデータファイル(*.rcd)を読込む時に、エラーを出して読めない場合がある不具合を修正しました。 |
1.08.01
↓
1.08.02 |
'07.06.26 |
■プログラムの機能改善
・「断面力」タブの内容をその画面にあるレポート出力ボタンを押して出力した時に、曲率を表示していなかったので追加しました。同時に、メインメニューからのレポート出力では「断面力」タブの内容自体を出力していなかったので追加しました。
・断面の詳細結果画面で「M-φグラフ」を選択した時に表示される「有効プレストレスの考慮」の表示を「プレストレスによるMpeの考慮」に変更しました。
・荷重ケースの編集画面で、名称変更、コピー、編集、削除等の機能をファンクションキーに割り当てました。
■プログラムの不具合修正
◆入出力画面
・レポート設定画面で「断面計算標準出力|応力度・耐力等(一覧)|出力項目選択」にある「せん断耐力一覧表」という表現は「せん断応力一覧表」の誤りでした。
・入出力書式設定画面項目で「Result」となっていたため、「結果」に修正しました。
・鉄筋のみで作成された断面に対して「断面諸量と断面計算オプション」画面を開こうとするとエラーが生じていました。
◆計算
・非構造材料で作成された領域に鉄筋が配置されていると、M-φの値(M−φグラフ、M−φ特性)が正しく計算されていませんでした。
・断面作成ウィザードで鋼製橋脚を選んで入力を開始し、途中でキャンセルボタンを押してそのウィザードを閉じた後に、予め作成していた別の断面をダブルクリックすると「Invalid
class typecast」等のエラーが生じてハングアップする問題がありました。
◆レポート出力
・M-φ特性の名称が長い場合に「レポート設定画面|左側ツリー|モデル|入力データ|M−φ特性」にチェックを入れてレポート出力すると、yp、zpの項の「+曲率」が正しく表示されていませんでした。
・レポート出力「断面計算|標準出力|詳細」において、断面図の寸法表示が非構造材料の有無に関係なく全幅・全高を表示していました。非構造材料がある場合にはそれを控除した寸法表示をするようにしました。
・レポート出力で節点の回転角の表示桁数を変更するための設定が「入出力書式の設定」画面の「荷重の入力|変位」となっていました。正しくは「回転角」でした。
・横拘束材料の「炭素繊維シートの層の厚さの単位」について、入出力書式の設定での有効桁(項目|材料定義|繊維シート一層当りの厚さ)を変更しても、レポート出力に正しく反映されていませんでした。
・横拘束材料でアラミドを用いて作成した断面をレポート出力すると「炭素繊維シート」と表示されていました。
・レポート出力「照査一覧」で照査結果はOKになっていても、プレビュー画面左側の項目欄ではNGと表示されていました。
・レポート設定画面の左側ツリーで「入力データ|断面(詳細)|[断面名称]|寸法データ」を出力させると、PC鋼材の本数が実際の本数よりも2倍になっていました。
・レポート設定画面の左側ツリーで「入力データ|断面(詳細)|[断面名称]|配置データ|プレストレス」を出力させると、有効プレストレスの単位がkNと表示されていました。正しくはN/mm2でした。
・M-φグラフの中立軸角度αが正しく出力されていませんでした。場所は、レポート設定画面の左側ツリー「結果|標準出力|一覧|曲げ耐力」から出力したページです。
・限界状態荷重ケースがない場合でもレポート設定画面左側ツリーに「限界状態設計法による照査」が表示されることがあり、これを出力しようとするとエラーが発生していました。これは、最初に限界状態荷重ケースを設定していて、その後モデル設定で「限界状態荷重ケースを使用」のチェックをはずした場合に生じます。
■ヘルプ
(変更)
「操作方法|荷重|荷重ケースの作成」
「操作方法|結果|断面計算結果(9)〜M-φグラフとM-N相互作用図〜」
■サンプル
断面のM−φ関係を計算させる簡単なサンプル「M-phi.rc2」を追加しました。通常のインストールでは下記のフォルダにあります。
C:\Program Files\Forum 8\UCwinSection\Samples |
1.08.02
↓
1.08.03 |
'07.07.11 |
■プログラムの機能改善
・UC-win/Sectionデータファイル(*.rc2)をダブルクリックして、製品を起動することができるようにしました。
■プログラムの不具合修正
◆入出力画面
・M−φ性に「線形」を選択して、仮想部材の編集画面で曲率の照査を行うように指定した場合に、「照査一覧」をクリックするとエラーが生じて製品が使用不可になっていました。 |
1.08.03
↓
1.08.04 |
'07.12.18 |
■プログラムの機能改善
・「材料」タブ内で「従属要素の表示」を実行したときの処理速度を改善しました。
・「断面|断面諸量と断面計算オプション|せん断|b,d」で設定される有効幅bと有効高さdのデフォルト値を、従来の"1"から"0"に変更しました。
・曲げ応力度の計算で収束しない場合がある問題を改善しました。
・炭素繊維シートのデータベースに以下の新しいデータを追加しました。
・高強度 SU 245-450
・高強度 SU 245-600S
・中弾性 SU 440-340
・中弾性 SU 440-400
■プログラムの不具合修正
◆入出力画面
・M−φ特性のzp軸が「任意設定」、yp軸が断面からの自動算出となっている場合に、yp軸タブをクリックすると「任意設定」のチェックが入ってしまい、強制的に「自動算出」から「任意設定」へ変更していた不具合を修正しました。
◆計算
・薄肉の鋼管がある断面などで、「断面|断面諸量と断面計算オプション|断面諸元一覧」の「ねじり定数J|断面一体」にチェックを入れると、ねじり定数Jの自動算出値がゼロになる場合がある問題を修正しました。
・照査一覧のせん断計算で、メモリーエラーが発生することがありました。
・終局曲げモーメントの計算でエラーが発生することがありました。
◆レポート出力
・限界状態荷重ケースを2つ以上作成した時に、断面計算標準出力の「表形式」と「総合表形式」とで、一つのケースしか結果を出力していなかった不具合を修正しました。
■ヘルプ
・「操作方法|断面作成|断面計算の入力(3)〜せん断(b、d)〜」
・「計算理論(一般)|せん断関連の計算方法」
(変更内容)
「断面|断面諸量と断面計算オプション|せん断|b,d」において、「中立軸」が指定されている場合の有効高さは、
中立軸から引張側の引張合力作用位置〜断面圧縮縁端
として算出しています。
ヘルプでは、
中立軸から引張側の鋼材図心位置〜断面圧縮縁端
などと説明していましたので、修正しました。 |