評価項目 |
評価内容 |
評価
ポイント |
I
温熱環境の事前調査 |
1)
地域の温熱環境状況に関する事前調査の実施 |
<1>
近くの気象台データや地域気象観測データ(アメダスデータ)等の既存データを用いて、風向、風速、卓越風などの風環境を把握している場合(1ポイント) |
1〜2 |
<2>
<1>に加えさらに、現地測定を行った場合や、広域気象データや地形データに基づいた広域大気環境予測システムで補完してより詳細に調査した場合(2ポイント) |
II
敷地外への熱的な影響を低減する対策 |
2)
風下となる地域への風通しに配慮し、敷地外への熱的な影響を低減する |
<1>
夏期の卓越風向(最も多い風向)に対する、建築物の見付け面積を低減する
見付面積比が
50% 以上 〜 70% 未満の場合 (1ポイント)
30% 以上 〜 50% 未満の場合 (2ポイント)
30% 未満の場合 (3ポイント) |
1〜3 |
<2>
夏期の卓越風向(最も多い風向)に対する、建物の後退距離や隣棟間隔を確保する
建物の高さに対する敷地境界からの後退距離の比率(2棟以上の建物がある場合には建物の高さに対する隣棟間隔の比率)が
0.2 以上 〜 0.3 未満の場合 (1ポイント)
0.3 以上 〜 0.4 未満の場合 (2ポイント)
0.4 以上の場合 (3ポイント) |
1〜3 |
3)
日陰を形成し、敷地外への熱的な影響を低減する |
<1>
中・高木の緑地やピロティ、庇、パーゴラ等を設けることにより、敷地内の日陰の形成に努める(日陰)
中・高木やピロティ等の水平投影面積率が
10% 以上 〜 20% 未満の場合 (1ポイント)
20% 以上 〜 30% 未満の場合 (2ポイント)
30% 未満の場合 (3ポイント) |
1〜3 |
4)
地表面被覆材に配慮し、敷地外への熱的な影響を低減する |
<1>地表面に保水性・透水性が高い被覆材や、日射反射率の高い被覆材を使用する(地表面被覆材: 保水性・透水性舗装 又は高反射性舗装)
保水性・透水性舗装等面積率が
5% 以上 〜 10% 未満の場合 (1ポイント)
10% 以上 〜 15% 未満の場合 (2ポイント)
15% 以上の場合 (3ポイント) |
1〜3 |
5)
建築外装材料等に配慮し、敷地外への熱的な影響を低減する |
<1>
屋上の緑化に努める。また、日射反射率、長波放射率の高い屋根材を選定する(屋根材)
屋根緑化等面積率が
一部対策しているが 20% 未満の場合 (1ポイント)
20% 以上 〜 40% 未満の場合 (2ポイント)
40% 以上の場合 (3ポイント) |
1〜3 |
<2>
外壁面の緑化に努める。また、日射反射率、長波放射率の高い外壁材料を選定する(壁面材)
外壁面緑化等面積率が
一部対策しているが 20% 未満の場合 (1ポイント)
20% 以上 〜 40% 未満の場合 (2ポイント)
40% 以上の場合 (3ポイント) |
1〜3 |
6)
建築設備から大気への排熱量を低減する |
<1>
建築の熱負荷抑制やエネルギーの効率的利用、自然・未利用エネルギーの利用などの適切な対策を講じる(熱負荷の抑制、エネルギー利用)
建物の熱負荷抑制やエネルギーの効率的利用、自然・未利用エネルギーの利用などを行っている場合 (2ポイント) |
2 |
<2>
建築設備からの排熱は低温にすること等により、気温上昇の抑制に努める(排熱温度の低減)
気温上昇の抑制のための有効な対策を行っている場合 (2ポイント) |
2 |
III
効果の確認 |
7)
シミュレーション等による温熱環境悪化改善の効果の確認 |
<1>
風向きに対する配置や形状の工夫を机上で検討(机上予測)している場合 (1ポイント) |
1〜2 |
<2>
敷地周辺の地形、建物、緑地等の現況と計画建物に対して、流体数値シミュレーション等を行って影響を予測している場合 (2ポイント) |