(Up&Coming 2009年11月号) |
●参加者の概要
2009年9月21日(月)〜9月25日(金)まで、スウェーデン・ストックホルムで開催された第16回ITS世界会議ストックホルム2009に論文発表およびブース展示を行いました。
ITS世界会議は、毎年、世界各地の都市で開催され、世界中の自動車メーカー、関連機器メーカーが一同に集結し、技術紹介や展示を行っています。
フォーラムエイトでは、2004年の愛知 名古屋以降、サンフランシスコ(05年)、ロンドン(06年)、北京(07年)、ニューヨーク(08年)に参加しており、UC-win/Roadと、そのシステムを展示しています。
●フォーラムエイトブースの模様
フォーラムエイトブースでは、UC-win/Roadドライブ・シミュレータの実機とUC-win/Roadエコドライブプラグインによるエコドライブシミュレータ、UC-win/Roadコミュニケーションプラグイン、5ch映像表示機能を用いた「幻のアリゾナフェニックスF1レースゲーム」をメインに展示いたしました。
エコドライブシミュレータでは、来場者に運転して頂いた後、取得した走行ログを瞬時に計算し、その運転者のガソリン消費量が表示されます。また、結果レポートの出力が可能で、その場で結果をプリントアウトして持ち帰るという企画を実施し、のべ240名を超える来場者の方々に体験して頂くことができました。
計算のためのパラメータ(一部)、結果レポートデザインはユーザが変更できるため、自社のエコドライブ検討システムへの適用を示唆して頂いたお客様もいらっしゃいました。
UC-win/Roadコミュニケーションプラグインを用いたレースゲームでは、会場のインターネット回線を利用して、弊社の東京本社と接続し、会場2台、東京本社1台によるレースゲームを体験して頂きました。 |
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▲フォーラムエイトブース |
会場の1台は、5ch映像出力機能を用いて5画面にシーンが表示され、迫力のあるドライブを430名を超える方々にご体験頂くことができ、東京とリアルタイムにレースを行っていることに驚かれる来場者の方も多数いらっしゃいました。
コミュニケーションプラグインの研究用途での利用を検討される来場者の方もおられました。シナリオ機能では、表現が難しい自然な人間の運転行動を、コミュニケーションプラグインにより被験者DSに接続したドライバが運転を実施して、自然な運転行動を模擬するという利用方法を想定されていました。
●論文発表・ポスターセッション
今年のITS世界会議では、初めて論文を投稿し発表を行いました。論文テーマとしては、2題ありました。フォーラムエイトVRサポートグループ
Thea Hack Lorentzenより発表を行い、その後のポスターセッションにも参加いたしました。
論文の1題目は、「Virtual reality simulation for transportation」と題し、UC-win/Roadの道路設計、都市計画、合意形成、ドライバトレーニング、避難解析連携などの事例を発表しました。
2題目は、東京農業大学、中日本高速道路(株)、(株)ニュージェックと共同執筆し、「model
for optimal alignment search」と題して、中日本高速道路(株)が開発した、遺伝的アルゴリズム(GA)による道路線形最適化システム「OHPASS」と「UC-win/Road」の連携について発表いたしました。
「OHAPSS」は、GAにより、工費も含めた最適線形を導き出す画期的なシステムで、これにUC-win/RoadのVRシミュレーションが連携することで道路設計における初期段階の線形検討、概算費用算出、VRシミュレーションを一連で行うことができます。
発表後、イギリスの道路設計コンサルタントからもソフトウェアの実業務での適用についてのお問い合わせもあり、注目度も高かったものと思います。
●参加者の概要
2010年の第17回ITS世界会議は、韓国釜山で「Ubiquitous Society with ITS」をテーマに開催が予定されています。現在、弊社では出展を計画しております。VR-StudioTM、UC-win/RoadによるITS関連の最新技術を展示する予定です。ご期待ください。
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▲UC-win/Roadドライブシミュレータ |
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▲エコドライブレポート画像 |
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▲VRサポートグループ Thea Hack Lorentzenの
論文発表の模様 |
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▲PPT資料 |
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