位置情報および地図データ、3D都市モデル等の分野を扱うSIRADEL社(フランス)と、プレミアパートナーシップを締結しました。
SIRADEL社(代表:Laurent Bouillot氏)はフランスのレンヌに本社を置き、主にテレコミュニケーション市場に3D都市モデルを提供しており、65カ国以上の至る所に顧客を持っています。写真測量法を用いて、高品質航空画像から世界中の数千もの正確かつリアルな3D都市モデルを15年以上に渡って構築しています。同社は世界でもトップクラスの地図編集業者であり、地図データの生産チェーン全体(空中、衛星、地上などの画像収集からその後の編集まで)を扱っています。
フォーラムエイトとSIRADEL社との協力関係は、2011年6月にフランスのリヨンで開催されたITS世界会議で、SIRADEL社のビジネス開発マネージャであるクリストフ・パピン氏がフォーラムエイトの展示ブースを訪れたことをきっかけとして始まりました。
SIRADEL社は、顧客にフォーラムエイトの3DVRソフトウェアを提供できる可能性に興味を持ち、また、フォーラムエイトもSIRADEL社の3D都市モデルをUC-win/Roadの3DVR空間で利用可能とすることを希望しました。ITS世界会議の終了後、双方が有益となるパートナーシップを結ぶために必要なステップについて打ち合わせました。
本パートナーシップの締結により、フォーラムエイトの3DVRシミュレーションソフト「VR-Design
Studio(UC-win/Road)」と、SIRADEL社提供の3D都市モデルのシームレスな統合が進められることになります。都市のインタラクティブな3Dモデルやイメージなどを各種プロジェクトで必要とするフォーラムエイトのユーザやパートナーは、将来的に時間・コストの削減といったさまざまなメリットが享受できます。
3D都市モデルにはVR-Design Studioのインタラクティブ3Dシミュレーション・モデリング力を活用してリアルな各種シミュレーションも組み込むこともでき、合意形成、安全運転の訓練、および防災・避難計画プロジェクト等幅広い分野で応用できます。今年下半期から都市モデリングの改革が期待されます。
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▲SIRADEL社による3D都市モデルの例(レンヌ/フランス) |
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▲高解像度3Dデータベース 対象エリア 東京の下記3つのエリア(上記地図の水色部分:左、中央、右)
左 |
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千代田区と中央区を跨ぐ区間(東京駅と皇居の一部を含む) |
中央 |
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墨田区南東部(JR総武線錦糸町駅付近) |
右 |
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江戸川区と葛飾区の境界線を跨ぐ区間(江戸川区北西部(荒川と新中川の間)と葛飾区南部(中川と新中川の合流地点からやや南)で、JR総武線新小岩井駅付近) |
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(Up&Coming '12 夏の号掲載) |
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