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Allplan2011
 Allplan体験セミナー
●日 時 : 2011年 8月24日(水)13:30〜16:30
●参加費 : 無料
●本会場 : フォーラムエイト東京本社GTタワーセミナールーム
※TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催
3次元土木建築CAD

最新版製品価格 ●リリース 2011年7月
建築/プラント
AllplanはドイツNemetshek社により開発されているオブジェクト指向の3D統合BIM(Building Information Modeling)ソフトウェアです。Allplanは従来の2次元図面作成から属性をもった3次元モデル作成に対応しており、数量計算が可能です。意匠設計、構造設計、インテリア、景観計画、都市計画等幅広い分野をカバーしたツールを有しています。

意匠設計用のAllplan Architectureと構造設計用のAllplan Engineeringがあり、日本での販売権はフォーラムエイトが有しています。現在提供しているAllplan2009に続き、Allplan2011を日本語化作業中です。
ここではAllplan2011のプラットフォーム機能、パフォーマンスの向上、ユーザビリティの向上、コネクティビティの4つに分けて新機能を紹介します。

 プラットフォーム機能
Allplanの設計思想の1つに「オープン・BIM・プラットフォーム」があります。これは様々なソフトウエアやフォーマットのプラットフォームということを意味しています。

Allplan2009では多くのファイルフォーマットのインポート・エクスポートに対応していますが、Allplan2011では新たにAutoCADの2010/2011のDWG形式のインポート・エクスポート、ラピッドプロトタイピングのためのSTL形式のエクスポートに対応しています。

DWG形式のエクスポートではAllplanの部屋作成機能(Room)により作成される部屋形状をポリラインで書き出すことが可能です(図1)。

ラピッドプロトタイピングとは3次元プリンタ等を利用した模型試作を指していますが、この3次元プリンタで主に使用されているファイル形式がSTL形式です。

Allplanはこの他にもすでにDGN形式、IFC2×3形式(BIMの標準ファイル形式)、2D・3DPDF、GoogleSketchupのためのSKP形式に対応していますが、インターフェイスやファイルサイズの縮小化等改良が加えられています。その他Rhino,CINEMA4Dとのデータ連携が可能です。

■図1 STL形式を利用し作成した模型

 パフォーマンスの向上
新しいグラフィクスエンジンによる描画速度向上と、参照ビュー機能に改良が加えられています。

新しいグラフィクスエンジンは大量のデータが参照されている場合でも、モデルや視点を移動したり、一部を変更することによる描画を高速なものにし、リアルタイムに隠線処理を行います。

Allplanは複数のファイルで1つのプロジェクトを構成しており、あるファイルで作成したモデルを別のファイルで参照し断面図や立面図を表示できます。

ファイル間でモデルをコピーする場合、属性がなくなってしまう場合がありましたが、新しい「コピーと変換」ツールでは複数のファイル内のデータを属性を保持したままコピーすることが可能です。このことで古いファイルからの作業継続を効率的にしています。
 ユーザビリティの向上
新しいレポート機能、レイアウトエディタの改良、オプションダイアログの改良、ファサード・手すり機能、配筋機能のインターフェイスの改良がされており、ユーザビリティを向上させています。

鉄筋重量や部屋の仕様などの数量計算が可能なレポート機能ではMicrosoft標準のレポート形式に対応しています。レポート内のセルの高さ、幅、枠、フォント、サイズ、テキストの色など従来のものより見やすいものとなり、属性に基づく並べ替え(ソート)に対応しています。また、カスタマイズ画面も改善されています(図3)。


■図3 レポート機能

レイアウトエディタでは印刷プレビュー、色やグレースケールでの表示改善、図面縮尺の自動調整、レイアウト要素へのスナップ機能等が追加されています。

最も大きな改良点のひとつとして、項目ごとにウィンドウが開いていたオプションはデザインが刷新され、1つのウィンドウに統合されました。115ある項目は1つのウィンドウ内で表示設定や各ツールの設定が可能になりました。またオプションの設定を保存が可能になり、別のコンピュータに同じ設定を移行することが可能になりました(図4)。


■図4 統合されたオプションダイアログ

Allplan Architectureのファサード機能と手すり機能では、テクスチャとプレビューを含む詳細なプリセットのモデルが用意され、ダイアログが改善されより使いやすいものになっています。

Allplan Engineeringの充実した機能である配筋機能についても、シングルの配筋とメッシュ配筋のためのパレットが追加され、明快で一貫したインターフェイスになっています(図5)。

 
■図5 メッシュ配筋とシングル配筋パレット

 コネクティビティ
Allplan2011では、自動アップデートの機能、コンテンツ提供が追加されています。
自動的に新しい更新プログラムが使用可能かを検出し、自動か手動でインストールをすることが可能です。システム管理者はオフィス全体の更新を制御し、最適な安定したバージョンを利用可能です。
また、Allplan Connectのサービスを使用するとコンテンツをダウンロードできます。テクスチャやキッチンや家具等のオブジェクトを簡単に利用できます(図6)。

 
■図6 ダウンロードできるモデル例
(Up&Coming '11 盛夏の号掲載)
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