UC-1 for SaaS FRAMEマネージャは、面内、面外、ILの計算機能を網羅した任意形平面骨組解析を行うプログラムで、過去にパッケージ版製品として販売していたUC-1
FRAMEマネージャをベースにクラウド環境で利用できるWebアプリケーションとして再構築いたしました。
今回は、その中からクラウド対応による特徴や面外計算など主な項目を取り上げて紹介します。
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製品バージョンの更新管理
計算プログラムはサーバ上の1箇所のみに存在するため計算プログラムのバージョン管理は当社にて一元管理されます。
これにより、ユーザにより別途バージョンアップを行うことなく常に最新のプログラムを利用することが出来ます。
入力インターフェースについてはブラウザ拡張形式(注1)を採用しており、こちらについても当社にて最新版が配布された時点で、ユーザ側も自動的にアップデートが実行され、バージョンアップの手間を最小限に抑えることが出来るようになっています。
注1)UC-1 for SaaS FRAMEマネージャ(Ver.1現在)はMicrosoft Internet Explorer(6〜8)のみの対応となります。
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■図1 メインウインドウ |
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■図2 面外計算結果画面 |
ライセンス管理の自動化
ライセンス情報や製品の起動数なども全て自社サーバ上でリアルタイムに管理するため、従来製品のようにハードウェアドングル(USBキー)の物理的な管理や、NetPRO環境のためのライセンスサーバの構築や管理など一切不要になります。
また、当社では従来より「Web認証」というインターネット経由でのアクティベーション方式を提供しておりますが、UC-1 for SaaSでは実行できるコンピュータを一切制限せず、厳密にライセンスの同時使用数のみを制限します。
サーバストレージ利用によるデータ共有
本製品で扱うデータファイルや各種計算書の印刷データなどは、UC-1 for SaaS
Groupware上のストレージ領域への直接保存/読込に対応しています。そのため、ユーザはインターネットさえ利用できればUC-1
for SaaS Groupwareを介して外出先や他拠点からでもデータを共有することが出来ます。
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概要
任意形の平面骨組に対する構造解析用プログラムであり、面内方向、あるいは、面外方向に載荷された種々の荷重に対する反力・変位・断面力を算出するためのプログラムです。任意の骨組構造が取り扱え、汎用性が高く、広範囲の分野において、小さなモデルから大きなモデルまでご利用いただけます。プログラムの解析方法は、微小変形理論に基づく変位法であり、全ての格点変位を未知数とする連立方程式を解くことにより各荷重に対する変位を求め、断面力および反力を算出します。また、各荷重ケースの断面力を組み合せ、それらの中から最大・最小となる断面力を抽出する機能を持っています。
主な機能
製品は以下の機能で構成されています。
面内解析 |
面内荷重に対する解析 |
面外解析 |
面外荷重に対する解析 |
IL解析 |
移動荷重、固定荷重を影響線処理 |
結果集計 |
面内解析、面外解析ならびにIL解析の結果を集計して編集出力 |
この他、補助機能として下記があります。
スケルトンジェネレート |
モデルの骨組み等をイージーオペレーションで自動生成する補助機能です。 |
使用断面の生成
断面諸量の算出 |
RC断面について、断面の作成や編集等を行い、断面諸量を算出する補助機能です。 |
RC断面連動 |
FRAME解析結果ならびに断面データをRC断面に連動させるファイルを作成する補助機能です。これによりFRAME解析結果を基に弊社RC断面(許容応力度法)にて、応力度計算が可能となります。 |
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入力インターフェースは表入力形式を基本としており、Microsoft Excelからのコピーペーストに対応しています。従来製品においてもMicrosoft
Excelからのコピーペーストに対応していましたが、本製品では列単位で貼り付ける範囲を指定できるようになりました。
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本製品も含め、現在のUC-1 for SaaSラインアップはブラウザ拡張形式を採用しており、利用できるブラウザがInternet
Explorerに限定されていますが、今後の開発テーマとしてはクロスプラットフォームへの対応を予定しております。ユーザインターフェース(GUI)を全てHTML上で動作可能なものに変え、より幅広いOSやブラウザ上で利用できるシステムを目指します。
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