New Products |
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スパコンクラウドサービス |
スパコンクラウド体験セミナー |
●日 時 : 2011年 6月10日(金)、8月9日(火)、10月21日(金)
9:30〜16:30
●参加費 : 無料
●本会場 : フォーラムエイト東京本社GTタワーセミナールーム
※TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
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スパコンを利用した各種クラウドサービス |
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Engineer's Studio® クラウドサービス |
Engineer's Studio®は、弊社でプレ処理〜メイン処理〜ポスト処理までのすべてを自社開発した3次元有限要素法(FEM)解析プログラムです。静的解析、動的解析、固有値解析を行うことができ、材料非線形、幾何学的非線形に対応。はり要素、ファイバー要素、平板要素を使用した構造解析が可能です。
このたび、Engineer's Studio®における解析規模のスケールアップと解析時間の短縮化を目指し、メイン処理部をFOCUSスパコン(※1)に対応させた、「Engineer's
Studio®クラウドサービス」を開始することとしました。
サービスの流れとしては、Webアプリケーション上でオンラインでデータを作成、登録することにより、そのデータを自動的にFOCUSスパコンと連携させ、最終結果データをユーザの皆様でWebアプリケーション上から取得できるものとなる予定です。また、場合によっては結果データをメディアに保存して送付することも予定しています。
FOCUSスパコンのプラットフォームはLinuxとなるため、現在移植作業を進行中です。そのため、サービス開始時のメイン処理のアルゴリズムはWindows版と同じになりますが、今後、FOCUSスパコンに最適化されたアルゴリズムを開発し、高速化を図っていく予定です。どうぞ、ご期待ください。
※1 財団法人計算科学振興財団 http://www.j-focus.or.jp/
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スパコンならではの高い演算処理能力を活用した解析支援サービスです。一般的なPCでは解析に時間がかかる、または解析不可能なモデルに対して、スパコンの高速・並列処理により安定した解析を可能にします。
現在、下記ふたつのサービス提供を予定しています。
- 解析支援サービス“スパコンオプション”
- 風・熱流体解析スパコン解析・シミュレーションサービス
「解析支援サービス”スパコンオプション”」は、従来のEngineer's Studio®解析支援サービスのオプションです。
Engineer's Studio®では、非線形平板要素をサポートしており、大規模モデルでは計算時間やメモリ消費量が問題となることがありました。スパコンを利用することで、このようなモデルに対しても計算時間の短縮や、さらにより精緻なモデルを作成しても解析が可能となり、解析精度の向上が見込まれます。
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■図2 Engineer's Studio®を使用した解析例 |
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■図3 大規模モデル例(超高層ビル:約80,000節点) |
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■図1 Engineer's Studio®
解析サービス処理イメージ |
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■図4 Engineer's Studio®での入力加速度設定画面 |
また、独立行政法人 防災科学技術研究所 強震ネットワークK-NETで公開されている、「K-NET築館(MYG004)」に代表される平成23年東北地方太平洋沖地震で計測された300秒(1/100秒間隔で30,000ステップ)の解析などもスパコンを用いることで計算時間の短縮が見込まれます。さらに同ネットワークでは、相次ぐ余震で計測された地震波形も公開されていますので、本震+余震の影響を考慮した、非常に多くのステップ解析(50,000ステップ以上)をより高速に解析することが可能になります。
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■図5 強震観測網(K-NET、KiK-net)により観測された地表での最大化速度分布(左)と
K-NET築館(MYG004)観測点の強震動波形(右)(いずれも防災科学技術研究所HPより) |
「風・熱流体解析スパコン解析・シミュレーションサービス」は、汎用流体解析ツール「OpenFOAM」を用いた解析・シミュレーション支援サービスとなります。「OpenFOAM」は、OpenCFD社が開発しGNUのGeneral
Public Licenseのもとでフリーかつオープンソースとして配布されているものです。乱流・熱伝達を含む複雑な流体の流れをシミュレートすることが可能です。
■図6 OpenFOAMによる解析例
本サービスでは、フォーラムエイトが中間でスパコンとアクセスすることで、利用環境を持たない多くのユーザーにとって、より身近にスパコンを用いた高度な解析環境をご利用頂けます。また、クラウド環境でどなたでも直接スパコンを利用可能な”Engineer's
Studio®クラウドサービス”を提供していきます。是非ご利用ください。
参考・出典:独立行政法人 防災科学技術研究所 強震ネットワーク K-NET(http://www.k-net.bosai.go.jp/k-net/)
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VR-Studio®騒音シミュレーションオプション |
概要
前号にて「UC-win/Road騒音シミュレーションオプション」をご紹介しましたが、今回は、VR-Studio®版をご紹介します。
◆UC-win/Road版との違い
機能面ではUC-win/Road版とほとんど同じです。それに加えて、VR-Studio®版はVR-Studio®の広範囲なモデルを利用できるとともに、解析処理をスーパーコンピュータで実行するものであり、特に大規模なデータの処理に威力を発揮します。反面、プリプロセッサと解析処理、および解析処理とポストプロセッサとの間でデータファイルの受渡しが必要となり、小規模なデータの場合は効率が低下するケースがあります。
機能
◆プリプロセッサ
データ入力について、VR-Studio®上で、音源の配置、受音面の設定、解析条件パラメータの指定を行います。
◆解析処理
機能としては音の経路を設定し、地表面やモデル面などでの反射と透過とを考慮します(前号の「UC-win/Road騒音シミュレーションオプション」のご紹介では回折の判別を行う、としていましたが、誤りです。回折は考慮しません)。
解析処理では、音源や音の経路などの相互間でデータを独立して処理することが可能です。VR-Studio®版ではこの特徴を生かしてスーパーコンピュータ上で並列計算を行い、大規模データを効率よく処理します。
◆ポストプロセッサ
結果データ表示について、VR-Studio®上で音圧レベルのコンター表示などを行います。
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■図7 全体フロー |
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■図8 音源の配置 |
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■図9 受音面の設定 |
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■図10 音圧レベルコンター(移動音源の場合の例) |
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