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●はじめに
「下水道管鉛直断面の計算（RC管，陶管）」及び「下水道管鉛直断面の計算（強プラ管，ダクタイル鋳鉄管）」は、水工シリーズの下水道管関連製品における第１弾として１月にリリースいたしました。現状におきましては、第２弾としまして「下水道管軸方向の計算」及び「下水道管継手の計算」の開発を行っております。これらの製品におきましては、
・入力インターフェース及び出力書式の統一
・地盤データの共有
等を目指し、製品開発に取り組んでおります。
なお、「下水道管軸方向の計算」及び「下水道管継手の計算」は３月末のリリースを予定しております。今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。今回は、第１弾として１月にリリースいたしました「下水道管鉛直断面の計算（RC管，陶管）」及び「下水道管鉛直断面の計算（強プラ管，ダクタイル鋳鉄管）」における製品の紹介をさせていただきます。
●機能概要
- 基準類・参考文献
- 「下水道施設の耐震対策指針と解説−2006年版−（社）日本下水道協会」
- 「下水道施設耐震計算例−管路施設編−前編 2001年版（社）日本下水道協会」
- 「JSWAS A-1,A-2,R-2,R-3,K-2,G-1（社）日本下水道協会」
- 「大規模地下構造物の耐震設計法・ガイドライン(案)」
- 計算内容
- 下水道管鉛直断面の耐震照査（レベル１，レベル２）を行います。
なお、「下水道管鉛直断面の計算（RC管，陶管）」は「FRAME計算」、「下水道管鉛直断面の計算（強プラ管，ダクタイル鋳鉄管）」は「大規模地下構造物の耐震設計法・ガイドライン(案)」の「近似計算法」を用いて、耐震照査を行います。
- 計算条件
（1）「両製品共通」
- 「埋戻し土」及び「水位」の考慮が可能。
- 鉛直土圧は、「直土圧」か「テルツァギーのゆるみ土圧」かの選択が可能。
- 地盤の特性値及び固有周期の直接指定が可能。
- 登録管材の編集が可能（管材については基準値として初期登録されています）。
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| ▲地盤画面 |
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▲基準値画面 |
（2）『下水道管鉛直断面の計算（RC管，陶管）』
- 管種は、以下から選択が可能。
- 開削工法用鉄筋コンクリート管
- 推進工法用鉄筋コンクリート管
- 開削工法用陶管（セラミックパイプ）
- 推進工法用陶管（セラミックパイプ）
- 計算における節点分割数は、「２４」、「３６」、「４８」から選択が可能。
- FRAME計算における地震時水平力に対する支持条件は、「法線・接線方向モデル」か「Ｘ・Ｙ方向モデル」かの選択が可能。
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▲[法線・接線方向モデル]
分布バネで支持し、分布荷重を載荷します。 |
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▲[Ｘ・Ｙ方向モデル]
支点バネで支持し、集中荷重を載荷します。 |
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| ▲計算書の断面力図 |
（3）『下水道管鉛直断面の計算（強プラ管，ダクタイル鋳鉄管）』
- 管種は、以下から選択が可能。
- 強化プラスチック複合管
- ダクタイル鋳鉄管
- 断面力の算出における分割角度は、「１」、「２」、「５」、「１０」、「１５」から選択可能。
- せん断弾性係数算出位置は、「表層地盤」か「管頂」から選択が可能。
●おわりに
以上、プログラムの概要を紹介させて頂きました。今後もユーザの皆様からのご要望を取り入れ、改良・改善を加えてまいります。どうぞご期待ください。 |
■下水道管鉛直断面の計算（RC管，陶管） リリース日：2010年1月8日
■下水道管鉛直断面の計算（強プラ管，ダクタイル鋳鉄管） リリース日：2010年1月8日 |
| （Up&Coming '10 新春号掲載） |
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