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●概要
OSCADY PROは交通信号を設計するための交通解析と現示の最適化を中心にしたソフトウェアです。UC-win/Roadの連携機能としてOSCADY PROの解析結果を3DのVR空間で確認可能です。交差点の開発、また現示の改善をより魅力的で分かりやすく説明できることを目標として開発した製品です。
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▲交差点3D可視化の例 |
●OSCADY PROについて
信号現示と配列の自動設定が行え、最適化された信号容量と渋滞、交通信号の段階的かつ迅速な最適化が可能です。
最適化を行うために、対応する信号現示と信号が変わるまでのタイミングをベースにして、自動的に現示の設定を行います。信号最適
化ツールは信号の最適なタイミングを異なる3つの方針(決定的な時間サイクル/最大の容量/最小の遅れ)により検出します。各信号現示のタイミングはこれらの方針によって決定されます。
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▲交差点の形状 |
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▲信号現示 |
迅速な編集が可能:取り付け道路、交通流、車線、信号現示の設定、信号現示、位置
●連携内容
OSCADY PROからUC-win/Roadへ変換できる項目は以下の通りです。
取り付け道路:
道路の位置、車線数、幅と名称の自動的なインポート、更には、路面のテクスチャの設定が可能です。
交差点形状:
UC-win/Roadの交差点自動生成機能により3D形状および路面マーキングの可視化を行います。
交通流:
車線毎の交通量、交差点での左折、右折、直進の比率、および交通の車両分布を自動的にインポート可能です。
現示:
OSCADY PROの現示情報を変換し、UC-win/Roadの信号機の設定を自動的に行います。
●特徴
複数の結果をインポート:
複数の解析結果を同時にインポートし、並べて表示可能です。最大の信号容量、最小の遅れ、および複数の交通量での交通状態が比較可能です。
交通プロファイルの変換:
走行車両の種類を設定する機能です。OSCADY PROでは平均PCU(Passenger Car
Unit)で交通車両の特徴が決まります。簡単に解釈すればPCU係数が車両の大きさを表します。UC-win/Roadではカスタマイズ可能な車両3Dモデルのライブラリから平均PCUを交通プロファイルに変換します。方法としては、各3DモデルのPCU係数に応じて正規分布を用い適切なモデルの割合を計算します。
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▲最大の容量と最小の遅れをインポート |
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車線毎の交通量設定:
本機能の開発でUC-win/Roadの交通生成機能の改善を行い、従来の道路全車線の交通量設定(交通量と交通プロファイル)から車線毎の設定に変更しました。詳細な交通設定や専用車線の表現が可能になります。
シームレスな操作性:
数回のクリックだけでインポートしたい解析結果と交差点の配置を指定してデータの読み込みが行えます。変換のパラメータを調節したい場合はデフォルト設定の変更が可能です。
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▲交通量の設定画面 |
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▲設定画面 |
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■UC-win/Road for OSCADY リリース日: '09.09.02 |
(Up&Coming '09 秋の号掲載) |
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