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●はじめに
UC-win/Road for xpswmmプラグインは、xpswmmによる流出・氾濫解析結果をUC-win/Roadにインポートし、氾濫流の描画、下水道網の描画および管内流の描画を行い、時刻歴に基づくシミュレーションを3次元VR上で表現するプラグインツールです。
近年、水害に強い安全なまちづくりへの提案が求められようとしています。様々な条件でシミュレーションを行い、浸水エリア、浸水深、浸水時間、氾濫流速などをUC-win/Roadの3次元VR上でビジュアルに表現することにより、浸水対策をより効率的に検討できるようになります。
●主な機能と特長
- 氾濫流による浸水エリア、浸水深の描画
「下水道から溢水」→「溢水した水による地表面氾濫」→「氾濫流の下水道への戻り」といった、氾濫発生から終息までの一連の水理現象に関して、時刻歴に基づいた浸水エリア、浸水深(水深を色別表示)の描画を自動的に行います。
- 氾濫流による流速ベクトルの描画
氾濫流の流速・方向について、時刻歴に基づいたベクトル表示が可能です。氾濫流の流れの様子がよりビジュアルに確認できます。
- 下水道網の描画
下水道管、および、マンホールからなる下水道網の敷設状況を3次元VR上で描画可能です。
- 管内流の描画
下水道網の管内流について、時刻歴に基づいた管内水面の上昇・下降、流速ベクトルを描画可能です。
●xpswmmツールバー
xpswmmツールバーは、xpswmm解析結果をUC-win/Roadにインポートし、氾濫流の描画、下水道網および管内流の描画、時刻歴に基づくシミュレーションを実行・制御するためのツールバーです。プレイボタンにより、任意の開始時刻から終了時刻までの各ステップごとの解析結果を連続してアニメーション表示できます。ポーズボタンにより、1ステップごとに前進表示または後退表示が可能で、例えば、ある時刻付近の氾濫解析結果について、より詳細に照査・検討することが可能です。
●xpswmmデータインポート
xpswmmデータインポートは、表面流の読込み、下水道網の読込み、管内流の読込み、xpswmmとUC-win/Road間の座標調整(両者の座標位置合せ)を行います。座標調整では、xpswmm地形データの水平方向の座標(解析メッシュの水平方向の座標)値をUC-win/Roadの東西方向のどの座標位置に移動するか、あるいは、UC-win/Roadの南北方向のどの座標位置に移動するかを設定します。
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▲xpswmmデータインポート画面 |
●氾濫流描画オプション
氾濫流描画オプションは、氾濫水面の描画、解析メッシュの描画、氾濫流速ベクトルの描画、氾濫時刻の表示、浸水深の色設定を行う描画オプションです。シミュレーションの状況に応じて、流速ベクトルのパラメータ変更、浸水深の色分布の変更、その他パラメータ変更が可能で、ここで設定したパラメータを保存/読込することが可能です。
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▲氾濫流描画オプション画面 |
●下水道網描画オプション
下水道網描画オプションは、マンホールの描画、下水道管の描画、管内流の描画、管内流速ベクトルの描画を行う描画オプションです。マンホール名、下水道管名の表示/非表示が可能。下水道網は地下に構築されているため、3次元VR上で地中から俯瞰すると地上の様子(道路、建物等の土地利用状況)がわかりにくくなります。そこで、本プラグインでは、下水道網全体を標高オフセットすることが可能で、例えば、地表面より上空に引き上げて、周辺の土地利用状況と照らし合わせて、下水道網の妥当性を照査・検討する際に利用可能です。
シミュレーションの状況に応じて、管内流パラメータの変更、流速ベクトルのパラメータ変更、その他パラメータ変更が可能で、ここで設定したパラメータを保存/読込することが可能です。
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▲下水道網描画オプション画面 |
●データ連携事例
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▲氾濫流と浸水深 |
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▲氾濫流流速ベクトル |
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▲下水道網と管内流 |
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▲下水道網の標高変更表示 |
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▲中目黒地区浸水解析VRサンプル事例 |
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xpswmmセミナー
●日時 : 2009年 10月22日(木) 9:30〜16:30 ●参加費 : \15,000 (1名様・税込 \15,750)
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
■UC-win/Road for xpswmm リリース予定日:2009年9月末 |
(Up&Coming '09 秋の号掲載) |
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