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Multiframeは、3次元骨組構造解析プログラムです。入力断面として、JIS規格の鋼材断面が標準で登録されている他、ユーザ任意の断面を使用することもできます。計算後、鋼構造設計規準(日本建築学会)に準拠した断面算定を行うことができます(オプション)。
●最新バージョンのご紹介
最新版Multiframe Ver.10.04(日本語版)がリリースされました。
ここでは、最近のバージョンで追加された幾つかの機能についてご紹介します。
Multiframe 4Dの時刻歴応答解析機能
Multiframe 4Dでは、固有値解析、時刻歴地震応答解析、時刻歴節点荷重応答解析を行うことができます。時刻歴波形データは、拡張子*.llb(ロードライブラリー)ファイルに保存されます。編集画面に波形データを呼び出して任意のデータをコピー&ペーストできます。応答計算の減衰はレーリー法で設定します。
時刻歴地震応答解析の際は、波形振幅の単位を加速度に設定します。水平2方向及び上下の3方向加震が可能です。水平入射角度の設定が可能です。時刻歴節点荷重応答解析の際は、波形振幅の単位を加速度または力で設定します。節点毎、方向毎に異なる波形を設定可能です。風応答解析他にご利用頂けます。
Section Makerの機能
新規Sectionを登録する場合は、材質を予め登録しておいて、要素形状を表示させた状態で、要素に材質を定義します。Section形状は、Section
Maker自身のCAD機能で作ることもできますが、他のソフトで作成した形状をDXF形式で読み込むこともできます。材質の定義は、要素毎に異なる材質を定義することもできます。材質の定義は要素を選択した状態で「属性」コマンドで行います。材質の定義を終えたら複数要素をグルーピングしてセクションライブラリーに追加します。幾つかのSectionを登録する場合は、総てをライブラリーに追加した後で、セクションライブラリーの「保存」を実行します。この際、「保存」ボタンは、ライブラリーに追加されたものが無い状態ではグレーアウトのままで選択できません。「保存」ボタンが実行されるとセクションライブラリーが更新されてMultiframeで参照可能となります。
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●サポート情報
データの受け渡し時のトラブル
MultiSTEEL等CAD系のアプリケーションからMultiframeへフレームモデルを受け渡す時のトラブルについて説明します。
CAD系のアプリケーションでは形状が定まれば十分であり「断面図心」の概念はありません。一方、FRAME系のアプリケーションでは断面図心が総ての基準となります。データの受け渡しの際にCAD系のアプリケーションからは断面の基準点、断面の傾き、部材の始点、終点の情報が渡されます。次にデータ変換時に割り付けられたSection情報から基準点と図心の座標を読み取り、これらの差を計算して骨格線(図心軸線)を描きます。
上開きチャンネルと下開きチャンネルの様に上下を逆とした部材、左右を逆とした部材でトラブルを生じます。前述の図心の事情も影響して違和感を大きくしていますが原因は1つです。1つのSectionで上下が逆の2種類の部材を表そうとすることに原因があります。対処法:コマンド「部材端部を逆に」で部材軸方向i端j端を逆転させて下さい。
部材と部材の交点でトラブルが生じます。交差して見えても結合してなかったり、離れて置かれたりします。CAD系のアプリケーションでは、部材と部材が表面を接した状態で結合したことになりますが、FRAME系のアプリケーションでは部材の図心軸線同士が結ばれないと構造が成立ちません。現実の構造物では、図心軸線同士は交点を結ばず立体交差してすれ違うことが多いです。対処法:前者に対しては、交差する2部材を選択して、コマンド「部材の交差」を実行して下さい。部材を交点で分割して節点を生成して結合してくれます。後者に対しては、部材の端節点を剛部材で結んで下さい。この場合、部材にSectionを定義しない場合は自動的に剛部材となります。
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●有償セミナー
Multiframeのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催しています。前回も、多くのユーザ様にご参加いただき、有難うございました。
1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式です。Multiframe、Section
Makerでどのようなことができるかを覚えて帰って頂きます。テキストは、盛り沢山の内容を、後で自習できるように操作手順を具体的に作成しております。
TV会議システム
弊社の各拠点をつないだTV会議システムを利用して、セミナーを開催いたします。お近くの会場をご利用ください。
Multiframeセミナー 詳細
●時間 9:30 〜 16:30 ●参加費 \15,750
2008年8月26日(火)、11月12日(水)
本会場:フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
詳細は、弊社営業窓口まで、ご相談ください。
開発元:Formation Design Systems:フォーメーション デザイン システムズ オーストラリア フリーマントル市
■Multiframe Ver.10.04 日本語版 2008年 2月 リリース |
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(Up&Coming '08 盛夏の号掲載) |
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