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●Multiframe 総合情報 Vol.2 |
毎号掲載を予定 |
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●最新バージョンのご紹介
最新版Multiframe(日本語版)が間もなくリリースされる予定です。ここでは、新バージョンについてご紹介します。
「データ」ウィンドウでの削除
Multiframeは、グラフィックウィンドウでフレームを描きモデルを作成します。作成されたモデルデータは表形式ウィンドウ(「データ」ウィンドウ)で確認、変更することが可能です。「データ」ウィンドウでは、ソート(並び替え)機能があり、例えば部材長さの短い部材の検索などを行うことができます。
これまで「データ」ウィンドウでは、数値など内容の変更は可能でしたが、そのデータ自身を削除することはできませんでした。Ver.10.04からは、「データ」ウィンドウ内の一部のタブ(シート)でデータの削除が可能です。荷重条件の設定を確認する「部材荷重」タブ、「節点荷重」タブなどでもデータの削除が可能なため、グラフィック上での部材や節点の選択が難しい場合には、「データ」ウィンドウからの削除が便利です。
標準セクションの編集
Multiframeの中にも新規セクションを作成するコマンドがあります。これはこれまでのバージョンでもサポートされている機能ですが、まずこの機能について簡単にご紹介します。新規セクションの追加(作成)には、2通りの方法があります。1つは、すでに断面定数がわかっている(数値として計算されている)場合、その値を直接入力することによりセクションを作成します。これは、Multiframeの「編集」メニューの「セクション」から「セクション追加」で作成します。もう一方の作成方法は、「編集」メニューの「セクション」から「標準セクション作成」を利用する方法です。このコマンドでは、標準形状として、H形鋼、溝形鋼、山形鋼など20種類の形状があり、それらの形状に対して高さ寸法、板厚などを入力することで断面を作成し、Multiframe内部で断面定数が計算されます。作成したい断面が標準形状に該当する場合、簡単に新規断面を作成することができます。
この機能に加え、Ver.10.04からは一度作成した標準形状のセクションを再度編集することができるようになります。「編集」メニューの「セクション」から「セクション編集」をクリックし、「標準セクション追加」で作成したセクションを選択すると、作成時と同じような寸法の入力ダイアログが表示され、寸法値を変更することにより断面を編集できるようになります。
Multiframeで作成できるセクションの形状は限られます。ユーザ任意の断面を作成し、その断面定数を計算するプログラムがSection
Makerになります。次に、Section MakerのVer.10.04追加機能についてご紹介します。 |
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▲Multiframe「標準セクション」ダイアログ |
Section Maker高度な計算
断面定数のねじり定数、そり定数、せん断中心などの算出に新しい計算手法が加わります。
これまでのバージョンでは、標準的な形状でない場合、これらの定数は概算または算出されませんでした。Ver.10.04からは、断面定数算出のための高度な計算を実行することにより、精度の高い値が算出されます。
●サポート情報
Non-Linear オプション(幾何学非線形オプション)
Non-Linearオプション(幾何学非線形解析)をご利用いただくことにより、部材に対し圧縮のみ、引張のみの設定が可能です。この設定は、非線形解析(幾何学非線形)を実行することにより、結果に反映されます。線形解析では、有効になりません。
設定方法は、「フレーム」ウィンドウで部材を選択し、マウス右クリックメニューの「部材タイプ」から設定します。解析は「非線形解析」を実行し、結果も非線形結果を確認します。 |
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▲「非線形解析」ダイアログ |
ライセンスの環境設定
ご使用のライセンスが有効にならない(使用できない)場合、環境設定のライセンスをご確認ください。「編集」メニューの「環境設定」から、「ライセンス」タブを開きます。非線形解析オプション、Steel
Designer(断面算定オプション)は、この「ライセンス」タブでチェックボックスにチェックを入れることにより、有効になります。このタブでチェックボックスがグレーアウト(選択できない)状態になっているときは、インストールされていません。再度、Multiframeのインストールを実行し、インストールの中で選択項目をチェックし、インストールを行ってください。
●有償セミナースタート
Multiframeのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催いたします。 1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式です。Multiframe、Section
Makerのプログラム概要から、操作手順について、実務に即活かせる内容を1日で習得できるよう解説いたします。
TV会議システム
弊社の各拠点をつないだTV会議システムを利用して、セミナーを開催いたします。お近くの会場をご利用ください。
これまで開催した体験セミナー
2007年は、8月と9月に半日の体験セミナーを開催いたしました。多くの方にご来場いただき、誠に有難うございました。実際にパソコンを操作していただく実習方式で開催し、ユーザの方には基本操作の習得を目的として、また初めての方には今後のご検討としてご参加いただきました。
Multiframeセミナー 詳細
●時間 9:30 〜 16:30 ●参加費 \15,750
2008年2月21日(木) 、 2008年5月15日(木)
本会場:フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて
東京・大阪・名古屋・仙台・福岡にて同時開催 |
詳細は、弊社営業窓口まで、ご相談ください。
開発元:Formation Design Systems:フォーメーション デザイン システムズ
■Multiframe v10.0 日本語版 リリース予定日:近日 |
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(Up&Coming '08 新春特別号掲載) |
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