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5種類の境界状態が杭頭のモデル化に利用可能です。以下に杭頭に作用する5種類の荷重条件を示します。
(1) 鉛直力、水平力、曲げモーメント (2)鉛直力、水平力(水平ローラー) (3)水平力、曲げモーメント
(4)鉛直力、曲げモーメント (5)鉛直力、強制水平変位
杭頭で曲げと回転の両方を指定する能力はLPILE Plusで利用可能な役に立つ特徴です。 |
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ユーザは、杭剛性(EI)を非線形化してモデル化することが可能です。これらの値はひび割れ後/ひび割れ前のコンクリート挙動や、ユーザによって指定された杭形状、および材料特性に基づきプログラムで自動作成します。Version5では、複数の非線形曲げ特性をユーザが定義可能です。 |
▲地盤バネの概念図
▲プッシュオーバー解析結果 |
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杭頭に最大10ケースの異なった荷重を作用させて、計算を行うことが可能です。これは、側部(曲げモーメント、水平変位、または杭頭回転力)に増分荷重をかけて杭挙動を知るために有用です。 |
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分配された水平荷重は、杭長側面全体に作用します。それは、一定荷重か直線的に深さ方向へ増加する荷重のどちらかを指定出来ます。 |
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基礎剛性のための6行6列マトリックスの4成分(Kyy、Kyθ、Kθy、Kθθ)は、プログラムの中で自動的に作成されます。その値は、上部構造解析の非線形基礎バネとして役立ちます。 |
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ユーザーによって指定されたp-y曲線は、大口径杭や短杭の基礎に土層状態によって水平地盤バネ抵抗をモデル化できます。 |
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LPILE Plusは、プッシュオーバー解析を実行する能力を持っております。 |
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ユーザが最適な杭設計に伴う設計を助けるためにLPILE Plusプログラムで自動的にいくつかの杭長をチェックすることができます。 |
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p-y曲線は、以下の土質ごとにプログラム内部で作成します。
(1)軟弱粘土層 (2)硬質粘土層 (3)砂(Reese et al) (4)砂(API)
(5)シルト(c-φ材) (6)液状化土層 (7)硬岩
(8)軟岩 |