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●プログラム概要
「擁壁の設計 Ver.6」(図面作成を含む)を基に、中国基準を取り入れたプログラムです。中国基準を取り入れるに当たって、「路基」(交通部第二公路観察設計院),「公路路基設計規範」(JTG
D30-2004),「公路鋼筋混凝土及預応力混凝土橋涵設計規範」(JTG D62-2004)(中華人民共和国交通部)の文献を参考にしました。
「擁壁の設計 Ver.6」からの機能拡張項目として、(1)初期入力形状の拡張、(2)竪壁の任意照査位置の追加、(3)限界状態設計法,許容応力度の拡張、(4)土圧算出時の二次破壊面の算出、(5)揚圧力の低減、(6)鉄筋径の拡張(図面作成を含む)、(7)土圧の扱い拡張、(8)地震時の扱い拡張、(9)基準値の追加 などの追加を行っています。
●主な特長
(1)荷重の扱い(地震力、土圧力) :
地震力は、道路等級,工事種類,構造物による係数に加えて、水平地震力の壁高に沿う分布係数により補正します。土圧力は、土圧の水平成分が最大となる二次破壊面を試行計算により求めて、水位の影響として水位面より上の内部摩擦角と水位面より下の内部摩擦角を考慮します。
(2)部材設計 :
無筋コンクリートの時は許容応力度法,限界状態設計法に対応し、鉄筋コンクリートの時は最小配筋率,せん断耐力,ひび割れ幅の計算を限界状態設計法により行います。
(3)材料データ、地盤データ :
地盤データとして、中国基準に対応した粘性土、砂、礫石、岩石、黄土、長期間の凍土、軟土等の25種類、鉄筋4種類,コンクリート14種類の材料を用意しています。
■擁壁の設計(中国基準) リリース予定日 : 2006年12月末 |
▲初期入力 |
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本製品は2005年11月のVer1.00.00(日本語版)を国内にリリースして以来、設計者の皆様にご利用頂いておりますが、この度、英語版をリリース致しましたので、ご紹介させて頂きます。
●プログラムの概要
本製品は、静的な条件下での地盤の応力〜変形解析を行うプログラムです。斜面、土留め、トンネルなど地盤に関係する多くの分野において、弾塑性解析を実施する場合に、威力を発揮する汎用FEM解析ソフトウェアです。
●主な特長
(1)平面要素構成モデルとして、弾性モデル2種、非線形弾性モデル3種、非線形モデル3種、弾・完全塑性モデル3種、弾塑性モデル2種など全15種類の豊富な構成則を用意。(2)ステージ解析(施工ステップ解析)を実施することができ、ステージごとに、材料定数の変更、境界条件の変更、掘削時の応力解放率の設定が可能。また、同時に、せん断強度低減法による全体安全率の算出とすべり面の推定などが可能。
●適用事例
地盤の応力・変形解析、斜面安定解析、土留め掘削解析、シールドトンネル掘削時の周辺地盤影響解析、NATM工法におけるトンネル施工検討解析などに適用できます。
●ポスト表示機能
ポストでは、(1)モデル図、(2)変形図、(3)ベクトル図、(4)コンタ図、(5)分布図、(6)数値出力などに対応しています。
■GeoFEAS(英語版) リリース日 : 2006年12月末 |
▲Pre部ステージ設定画面
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▲Post部Y方向変位コンタ図など |
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●TEMPO Retaining Wall Ver.2(韓国基準) |
慣用設計法及び弾塑性法による
土留め工解析・図面作成プログラム |
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●プログラムの概要
Ver.1は、韓国販売代理店であるベイシスソフト社(Basis Soft, Inc)の協力により、「構造物基礎設計基準(韓国地盤工学会)」に適用できる状態に仕上げましたが、日本製品のように、複数の基準選択型にして欲しいという強い要望がありました。そこで、「土留め工の設計Ver.4」と同等な機能を有し、基準選択型に対応したバージョンアップ版をリリースすることになりました。同時に、図面形式につきましても韓国基準への対応を行いました。
●基準選択型への対応
以下の8基準に対応しました。(1)は日本の仮設構造物工指針をベースに、韓国国内向けにアレンジしたものです。(2)〜(6)は韓国基準、(7)、(8)は日本を代表する2つの学会基準です。
(1)標準設計 |
: 道路土工 仮設構造物工指針 平成11年3月 社団法人日本道路協会 |
(2)構造物基礎 |
: 構造物基礎設計基準解説 2003年 2月社団法人 韓国地盤工学会 |
(3)設計要領 |
: 道路設計要領3(橋梁) 2002 年 1月 韓国道路公社 |
(4)鉄道基準 |
: 鉄道設計基準(路盤編) 2004年 12月 30日 社団法人 大韓土木学会 |
(5)仮設示方書 |
: 仮設工事標準示方書 2004年 5月 社団法人韓国建設仮設協会 |
(6)道公設計 |
: 土留め仮施設細部設計基準 2005年 4月 韓国道路公社 |
(7)土木学会 |
: トンネル標準示方書開削工法編・同解説 平成8年版 土木学会 |
(8)建築学会 |
: 山留め設計施工指針 2002年 社団法人 日本建築学会 |
●主な機能追加
(1)周辺地盤への影響検討(FEM予測法は、地盤のみモデル化し、
弾塑性法で計算した壁体変位を強制変位で与える手法)
(2)変位、断面力の計算経緯出力機能
(3)地盤反力係数直接入力機能など、韓国の設計者のニーズに対応した製品に
致しました。
■TEMPO Retaining Wall Ver.2(韓国基準) リリース予定日 : 2007年1月末 |
▲FEM解析実行画面
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▲構造力学実行画面 |
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